平成14・15年度苦情処理報告書(加藤倫子)
苦情処理委員報告(平成14年11月から平成16年3月)
苦情処理委員氏名 加藤倫子
委員所見
申立された苦情の処理を通して、私自身が改めて「男女共同参画社会」あるいは「平等」というテーマを見直した1年でした。
申立された案件は、ともすれば生活の中で見過ごしてしまいがちなところにひそんでいる問題点を浮かび上がらせて、私に気付かせてくれました。
見過ごしがちな小さなことかも知れないけれど、小さなことの積み重ねが無意識に固定的な役割分担意識を作り上げていくのですから、小さなことを取り上げていく中で、多くの人が気付いていく、そのことが大事なのだと思いました。
また、誰もが差別している意識が無いところにこそ、問題があります。女性が差別されず、自由に、存分に力を発揮できる社会は、力のない人も弱い人も皆が働きやすく生きやすい社会になるということも、案件から学びました。
意識の改革は、苦情処理がすんだだけで変わるようなやさしいことではありませんが、「ああ、このようなことが問題なのだ」と気付いていく人が増えることで段々と世の中が変わってくるでしょう。
苦情申立制度はその気付きの大事な端緒であると感じた1年でした。
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