男女平等参画苦情処理制度:平成17年度年次報告書
1 苦情処理委員
- 市橋 克哉(名古屋大学教授)
- 加藤 倫子(弁護士)
- 冨安 玲子(愛知淑徳大学教授)
2 受付・処理状況(平成17年4月1日から平成18年3月31日)
| 年度 | 番号 | 受付年月日 | 事由 | 処理状況 |
|---|---|---|---|---|
| 平成16年度 | 10 | 平成17年2月1日 | 行政施策 | 報告書提出 |
| 平成17年度 | 11 | 平成17年8月1日 | 行政施策 | 報告書・意見書提出 |
3 事案の概要
行政施策
(10)女性専用車両に関する件
- 申出の概要
「女性専用車両は男性に対する差別扱いである。女性専用車両を撤廃するか、男性専用車両を設け、今の状況を改善してほしい。」 - 処理状況
女性専用車両の導入は、痴漢によって「人間の尊厳」を侵害されないための必要最小限のやむを得ない措置であり、緊急避難的施策と解すべき正当なものであるとして、経過を報告書として提出し、終了。
(11)DV被害者への窓口対応に関する件
- 申出の概要
「DV被害者への市の窓口対応に問題があった。今回の対応についての市の説明と評価、また今後の同様のケースへの対応について調査・確認してほしい。」 - 処理状況
委員は、調査結果を踏まえ、- 女性の保護更生の役割を各区役所の事務分掌の中に位置づけ、担当窓口についても明確にし、専門性の高い人員確保の策を講じること。
- DVの特殊性の認識をもって職員等の研修を実施すること。また福祉的対応については、被害者の視点に立って、担当窓口が中心となって調整を図ること。
- 生活保護等DV被害者の自立に向け必要な施策での、DVの特殊性を考慮した対応について、全庁的に検討をすること。また暴力を防止する広報啓発活動の一層の推進も図ること。
- 窓口の相談担当者とDV被害支援者とが具体的な方策について話し合いの機会をもち、DV根絶実現に向けて市民とのよりよい連携・協働のあり方を探ること。
このページに関するお問い合わせ
スポーツ市民局 市民生活部 男女平等参画推進課 男女平等参画推進担当
電話番号:052-972-2234 ファクス番号:052-972-4206
Eメール:a2233@sportsshimin.city.nagoya.lg.jp
スポーツ市民局 市民生活部 男女平等参画推進課 男女平等参画推進担当へのお問い合わせ