公園樹木健全化指針

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ページID1041812  更新日 2025年11月10日

策定の趣旨

 公園緑地は、高度経済成長期を中心に数多く整備され、緑の量を確保するために多くの樹木が植栽されました。大きく生長した樹木は地域に身近な緑として四季を彩り、訪れる人の心に安らぎや潤いを与えるなど重要な役割を果たす一方で、大木化や老木化の進行することで倒木や落枝による事故が発生するなどの安全性の低下、樹木の過密化による見通しの悪化などが課題となっています。
 そこで、こうした公園樹木の抱える課題を解決し、本来の機能や役割を最大限発揮させるために、公園全体の樹木のあり方を示す「公園樹木健全化指針」を策定しました。

強風による大木の倒木、隣接地への越境

あるべき姿

 公園緑地における樹木のあるべき姿を『健全で美しい自然樹形の公園樹木』とし、これまでの「早期緑化による量の確保」から、「量を確保しつつ質の向上」へと方向性を転換します。公園樹木があるべき姿を実現することで、公園全体を『健やかな木々がつくる木漏れ日きらめく憩いの公園緑地としていきます。

あるべき姿

方針

 公園樹木をあるべき姿とするために、「快適な公園空間の創出」、「安全・安心の確保」、「管理コストの縮減」の3つの方針を定め、健全な樹木を育み、その機能と役割を最大限に発揮させ、将来にわたって持続可能な管理ができるよう努めます。

方針1 快適な公園空間の創出

 新緑や花・紅葉など身近な自然や四季を感じることができる居心地の良い快適で魅力的な空間とします。

方針2 安全・安心の確保

 倒木や落枝、根上がりなどの樹木の事故を未然に防止するとともに、公園内の見通しを確保し、遊具等の施設が安全に利用できるよう、誰もが安全・安心に利用できる空間とします。

方針3 管理コストの縮減

 樹木の配置、間隔、密度の適正化により、管理する樹木の総数や隣接地への越境等を減らし、管理コストの縮減と効率的な維持管理につなげます。

健全化(あるべき姿)

健全化に向けた考え方

 間伐・更新により樹木を「適正な場所に配置」し、空間に見合った「適正な間隔」と「適正な密度」とし、せん定により「適切な管理」を行うことで、樹木の健全化を図り、緑の質を向上させます。

公園樹木健全化指針のダウンロード

概要版

「全編」ファイルはサイズが大きいため、ファイルを開くのに時間がかかることがありますのでご注意ください。

本編(一括版)

本編(分割版)

関連リンク

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このページに関するお問い合わせ

緑政土木局 緑地部 緑地維持課 公園担当
電話番号:052-972-2483 ファクス番号:052-972-4143
Eメール:a2481@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp
緑政土木局 緑地部 緑地維持課 公園担当へのお問い合わせ