杉原千畝「命のビザ」発給80年記念コンサート
概要
杉原千畝「命のビザ」発給80年及び生誕120年を顕彰・記念するとともに、改めて杉原千畝の“功績”と“名古屋とのゆかり”を伝え、その人道主義・博愛精神を学ぶことで他人への思いやり、命の重みなどを次の世代へ引き継いでいくために下記の通り顕彰行事を実施しました。
日時
令和2年10月23日(金曜日)午後1時30分から午後2時45分
場所
三井住友海上しらかわホール(名古屋市中区栄2-9-15)
内容
開会
主催者あいさつ(河村市長)
杉原千畝さんは少年期の約10年間を名古屋で過ごしており、千畝さんの功績の裏には、人情の深い名古屋で培った人道の心があるに違いない。自らの職を賭してビザの発給を決断した勇気ある偉人である。
ゆかりの地である瑞穂ヶ丘中学校に千畝さんの少年像を建てることをめざし、皆さまから寄付金を募集した。ご寄附いただいた方には厚くお礼申し上げる。
本日は千畝さんが「命のビザ」を発給した地である駐日リトアニア大使に、お越しいただき深く感謝申し上げる。また、昨日は杉原千畝「人道の道」を走ってPRいただいた。重ねてお礼申し上げる。
来賓あいさつ(駐日リトアニア共和国大使館 バルブオリス特命全権大使)
「スギハライヤー」の今年、再び名古屋を訪れることができて光栄に思う。
昨日、3つの千畝に関する小学校・中学校・高校を訪問し、杉原千畝さんのレガシーである「愛」を感じることができた。
杉原千畝さんの功績を残したし、それに加え、こうして遠いリトアニア共和国と日本が千畝を通して友好を深めるという成果物をもたらしたことは素晴らしいと思う。
瑞穂ヶ丘中学校による学習発表
- 松本 逢那さん(2年生)
- 福島 菜々子さん(2年生)
- 平松 鈴さん(2年生)
- 発表内容
杉原千畝がビザを発給することはデメリットの方が多く、悩んで決定したのだと思う。命がかかった勇気のある決断であり、この決断を支持した家族もすごいと思う。
杉原千畝の行動の原点には救いたいという気持ちがあったと思う。杉原千畝が本当にすごいのは、それを実行できたこと。誰か1人が悪いのではなく、間違っていると思っても言えないまわりの人にも原因があると思う。正しいことを貫き通せる大人になりたい。
人の命のために、自分の命を犠牲にできるのかどうか。現在も差別やいじめがある。自分の利益のために、悪者を作っていけない。小さくても自分にできることを考え勇気を出して実行したい。どんな人も一人の人間としてみるという世の中になるよう、みんなに知ってもらい、みんなで考えることが大切。
名古屋フィルハーモニー交響楽団による演奏
- チャイコフスキー/弦楽セレナードハ長調 作品48より第1楽章
- チャイコフスキー/『四季』12の性格的描写 作品37aより11月「トロイカ」
- チャイコフスキー/『エフゲニー・オネーギン』より「ポロネーズ」
- ブルッフ/『コル・ニドライ』作品47
- 塩谷幸大/HEIWAの鐘
主催
名古屋市
後援
駐日リトアニア共和国大使館
このページに関するお問い合わせ
総務局 総合調整部 総合調整課 調整担当
電話番号:052-972-2223 ファクス番号:052-972-4112
Eメール:a2221@somu.city.nagoya.lg.jp
総務局 総合調整部 総合調整課 調整担当へのお問い合わせ