のら猫に対する取り組み
「TNR活動」「地域猫活動」を支援します
名古屋市動物の愛護及び管理に関する条例に基づき地域猫対策を推進するために、市民のみなさまへの支援等を行っていきます。また、令和2年3月に策定した「名古屋市人とペットの共生推進プラン」に基づいた事業を実施することで、収容される犬猫の年間殺処分頭数をゼロにすることを目指しています。
TNR活動と地域猫活動にご理解とご協力をお願いします。
「TNR活動」「地域猫活動」の効果
- 子猫が増えない
- エサの散乱や腐敗による環境悪化を防止
- 猫の尿のにおいがうすくなる
- フン尿による被害が減少
- 繁殖期の鳴き声がなくなる
TNR支援事業(名古屋市のら猫の避妊又は去勢手術支援事業)とは
TNR活動とは
のら猫を捕獲(Trap)し、避妊又は去勢手術を実施(Neuter)したのちに元の場所に戻す(Return)活動です。のら猫の頭数を抑制する人道的な方法として国内で広く行われています。
支援内容
市民の方が、市内に生息するのら猫のTNR活動を行う場合に、一律の金額で避妊又は去勢手術を行えるよう支援します。(実施者の自己負担額 避妊手術(めす)4,000円 去勢手術(おす)2,000円)
手続き方法
- 避妊又は去勢手術をしようとする猫が飼猫でないことを確認します。
- 登録動物病院で避妊・去勢手術の実施時期を調整します。
- 保健センター又は動物愛護センターで「名古屋市のら猫の避妊又は去勢手術券」の交付申請をします。
- 保健センター又は動物愛護センターが手術券を交付します。(有効期間は交付の日から起算して30日間)
- のら猫を保護し、動物病院に持ち込みます。
- 動物病院で避妊又は去勢手術を実施します。(別途治療や術後24時間を超える入院等を希望される場合は、別に費用負担が必要となります。)
- 手術した猫を保護した場所に戻します。
手術券の交付期間
令和7年4月1日(火曜日)から交付を開始し、なくなり次第終了させていただきます。
手術券の交付に関する条件等
- 一人当たりの手術券交付数に上限はありません。
- 手術券の申請の際は、誓約事項があります。
- 手術予定の猫が飼猫ではないこと、手術後に目印として耳のV字カット処置を受けることが必要です。
令和7年度登録獣医師名簿【TNR】
手術券交付窓口及び問い合わせ先
各区の保健センター(保健センター分室では手術券の発行は行っていません。)
動物愛護センター
地域猫活動の推進事業とは
地域猫活動とは
TNR活動に加え、その猫が寿命を全うするまで周辺住民の十分な理解の下に、適切なエサやりやフン尿の片づけなどを行う活動です。
- 活動の周知
- 活動に関する合意形成
- 避妊又は去勢手術のための保護
- なごやかキャットの飼養管理(餌の管理や周辺の清掃等)
- 活動により生じた問題への対応
支援内容
地域猫活動(なごやかキャットサポーター活動)を行おうとする市民の方に、訪問等により活動グループづくりや地域の合意形成等について支援を行います。また本市が指定した地域で保護したのら猫の避妊又は去勢手術を無料で行えるよう支援します。
手術後は、のら猫を元の場所に戻して給餌や周辺の清掃などのお世話を続けていただきます。
これらの活動を、地域住民の理解を得て行います。また、地域住民の理解や協力を得ながら地域全体での活動に発展させます。
問い合わせ窓口
名古屋市人とペットの共生サポートセンター
場所:名古屋市熱田区金山町一丁目5番2号 クマダ77ビル 2F
電話番号:052-681-2211 ファクス番号:052-681-2020
のら猫の適切な取り扱いに関するガイドライン
名古屋市の地域猫対策を推進するため、「のら猫の適切な取り扱いに関するガイドライン」を策定しています。
本ガイドラインで、のら猫の適切な取り扱いについて市の考え方をお示しすることで、のら猫への給餌による迷惑防止を図る一方、ガイドラインに沿った活動を支援し、地域猫対策を推進することを目的としています。
のら猫の世話をする人は、本ガイドラインを参考に適正管理をすることで、「人とペットの共生するまち・なごや」の実現を目指しましょう。
回覧用リーフレット
猫の忌避方法や猫の数を減らすための取り組みをご案内する回覧用リーフレットを作成しました。
地域での回覧などにご利用ください。
のら猫に関する統計の推移

|
のら猫に関する事例 |
平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和 6年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| のら猫手術頭数 | 0 | 217 | 366 | 607 | 1,037 | 1,502 | 1,810 | 2,655 | 3,774 | 4,420 | 4,501 | 3,998 | 3,653 |
| 猫の苦情件数 | 1,487 | 1,735 | 1,827 | 1,722 | 1,574 | 1,431 | 1,649 | 1,559 | 1,473 | 1,215 | 1,278 | 1,340 | 1,009 |
| 自活不能猫 | 1,072 | 782 | 992 | 922 | 679 | 820 | 700 | 840 | 733 | 581 | 460 | 493 | 380 |
| 路上で死亡した猫の頭数 | 8,436 | 8,580 | 8,165 | 7,940 | 7,220 | 6,691 | 6,203 | 5,811 | 5,458 | 4,237 | 3,939 | 3,442 | 2,845 |
(注)自活不能猫とは、所有者の判明しない猫のうち自らの力で生活できない子猫です。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉局 生活衛生部 食品衛生課 獣医務担当
電話番号:052-972-2649 ファクス番号:052-955-6225
Eメール:a2649@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
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