平成14年度　学校基本調査結果（名古屋の学校）

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はじめに

平成14年5月1日現在で実施された文部科学省所管の平成14年度学校基本調査(指定統計第13号)のうち、名古屋市分集計結果についてお知らせします。
この調査は、学校に関する基本的事項を調査し、学校教育行政上の基礎資料を得ることを目的として、昭和23年より毎年実施しています。
なお、数字は後日文部科学省が公表するものを確定値とします。

結果の概要

児童・生徒数　総数は342,836人、ピーク時の約7割の人数

• 学校数は831校で、昨年度よりも1校増加しています。
• 在学者数は342,836人で、昨年度よりも2,446人、0.7%減っています。
  在学者数のピーク時(昭和54年度)と比べると69.5%の規模となっています。

幼稚園　3歳児の割合が高まる

• 幼稚園数は昨年度と同じ198園で、園児数は34,921人と昨年度よりも326人、0.9%増加しています。
• そのうち3歳児は11,029人で全体の31.6%、4歳児は11,989人で34.3%、5歳児は11,903人で34.1%となっており、ここ数年、3歳児の占める割合が高まっています。

小学校　長期欠席児童数が2年連続して増加

• 児童数は117,761人で、昨年度よりも532人、0.4%減っています。児童数は昭和55年度をピークに減少し続けており、本年度はピーク時の57.4%の規模となっています。
• 平成13年度中に30日以上学校を欠席した長期欠席児童数は1,539人で前年度よりも137人増加し、2年連続の増加となりました。全体に占める割合も1.3%に拡大しています。このうち不登校による欠席者は361人で前年度よりも28人増加し、全体に占める割合は0.3%となっています。

中学校　長期欠席生徒数は2,464人、過去最高数となる

• 生徒数は62,187人で、昨年度よりも1,538人、2.4%減っています。生徒数は昭和61年度以降連続して減少しており、本年度はその60.5%の規模となっています。
• 区別の状況をみますと、生徒数が最も多いのは緑区で6,402人、最も少ないのは中区で1,083人となっています。学級数も緑区が最多となっていますが、学校数、教員数、職員数については千種区がトップとなっています。
• 長期欠席生徒数は2,464人で前年度よりも139人増加し過去最高となりました。全体に対する割合も3.9%に拡大しています。このうち、不登校による欠席者は1,486人で平成8年度の1,322人を上回り、これも過去最高となっています。

高等学校　工業科の生徒数が商業科を初めて上回る

• 生徒数は69,200人で昨年度よりも1,887人、2.7%減っています。生徒数は平成元年度をピークに減少し続けており、本年度はその66.8%の規模となっています。
• このうち国立の生徒は356人、公立は34,658人、私立は34,186人で、昨年度に続き国公立の生徒数が私立の生徒数を上回りました。
• 学科別に生徒数をみると、普通科の生徒が49,761人で全体の7割を超えています。また、工業科は8,896人(全体の12.9%)、商業科は8,516人(同12.3%)となり、新制高等学校となって初めて工業科の生徒数が商業科の生徒数を上回りました。