「女性に対する暴力に関する調査」の結果
1 調査の概要
近年、夫婦や恋人など親密なパートナーの間で生じる暴力などにみられる女性の人権の問題が、家庭内の問題としてではなく、社会問題としてとりあげられています。
本市においては、「女性に対する暴力に関する調査」としてこれらに関する意識及び実態についてのアンケート調査と夫・恋人からの暴力(ドメスティック・バイオレンス)の被害者に対する面接調査を行いました。
アンケート調査では、日常生活における性別役割分業に関する意識、妻に対する夫の行為についての意識、一定期間親密な関係にある(あった)男性からの女性に対する暴力(精神的暴力・身体的暴力・性的暴力)についての経験や対処法・求援的行動などについてお尋ねしました。
2 調査の設計・回収結果
(1)調査地域
市内16区
(2)調査対象
市内に在住する満20歳以上の者
(3)調査地点
100地点
(4)標本数
男女各1,000 計2,000
(5)標本抽出数
住民基本台帳から2段階無作為抽出
(6)調査方法
往復郵送法
(7)調査期間
平成11年9月6日(月曜日)から24日(金曜日)
(8)回収結果
- 調査標本数 2,000人(女1,000 男1,000)
- 有効回収数 977人(女549 男428)
- 有効回収率 48.9%
(9)調査委託先
「女性に対する暴力研究会」
(会長 戒能民江 お茶の水女子大学教授)
(10)調査主体
名古屋市市民局市民文化部女性企画室
3 調査の特色
男性に対しても、一定期間親密な関係にある(あった)女性に対する暴力(精神的暴力・身体的暴力・性的暴力)についての経験やその時の対処法などについて尋ねた。
4 調査結果について
妻に対する夫の行為についての意識と、一定期間親密な関係にある(あった)男性からの女性に対する暴力(精神的暴力・身体的暴力・性的暴力)の実態について尋ねたところ、意識としては、女性と男性の間に違いがみられたものの、実態は女性の被害経験と男性の加害経験がともに約6割と対応した結果となった。また、暴力は繰り返され、重複する傾向がみられた。
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