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道路整備の方針

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ページID:10494

最終更新日:2025年4月15日

ページの概要:道路整備の方針について

名古屋市の道路整備の考え方

名古屋市では、市政運営の指導理念である「名古屋市基本構想」のもと、本市が目指す都市像などを「長期的展望に立ったまちづくり」として示し、その実現に向けた取り組みを総合的に・体系的にまとめた名古屋市総合計画2028を令和6年度に策定しました。

本計画では、リニア中央新幹線の開業や全国の高齢者人口がピークを迎える時期を念頭に置き、令和22年(2040)年頃を見据えた将来のまちの姿を描きながら、令和6(2024)年度から令和10(2028)年度までの5年間の取り組みを掲載しております。

この総合計画の着実な推進を図るため、めざす都市像等の実現に向けた道路の整備を進めてまいります。

めざす都市像等を実現するための施策

1.人が支え合い、災害に強く安心・安全に暮らせる都市

  • 橋りょうの耐震化
  • 電線類の地中化
  • 交通事故危険か所の交通安全対策
  • 通学路等安全対策の実施

2.快適な都市環境と自然が調和した都市

  • 都市計画道路の整備
  • 道路と鉄道の立体交差化の推進
  • 橋りょうの整備
  • 公共土木施設の適切な維持管理・更新の推進
  • 自転車通行空間の整備
  • 居心地がよく歩きたくなるウォーカブルなまちなかの形成

3. 魅力と活力にあふれ、世界から人や企業をひきつける、開かれた都市

  • 名古屋高速道路の利便性の向上
  • 名城エリアの魅力向上に資する道路環境整備

名古屋市の道路整備の課題

課題1 災害時の避難、緊急車両・物資の輸送ルートの確保

災害時に緊急車両・物資の輸送ルートを確保するため、緊急輸送道路の無電柱化や、橋りょうの耐震化が必要となっています。

南海トラフ大地震の被害想定震度分布、緊急輸送道路網図

課題2  交通事故危険箇所の交通安全対策、通学路安全対策

交通事故発生の原因や実態に即した効果的な対策を行うことにより事故を防止することが重要です。

年間事故死者数

課題3 老朽化対策

道路や橋りょうなどの公共土木施設は、昭和30年代から集中的に整備されてきました。今後一斉に老朽化がすすみ、これまでの維持管理・更新の手法では、一時期に多大な財政負担を生じることが見込まれています。
公共施設を適切な状態に保つため、計画的・効率的な維持管理をはかるとともに、公共施設の安全性に重大な支障をきたさないよう、修繕や設備の更新、点検や補修を計画的に実施していく必要があります。

橋りょうの床版損傷状況の写真

課題4 自動車交通の円滑化

都市基盤の整備や改善を効率的にすすめることで、良好な居住環境の創出や自動車交通の円滑化をはかる必要があります。

主要渋滞箇所

課題5 歩行者・自転車の分離を促す空間の整備

歩行者と自転車が互いに安心して通行することができる、安全で快適な道路環境づくりを進めることが求められています。

交通事故件数及び自転車関連事故の割合

資料:愛知県警察資料

課題解消に必要な施策

施策1「橋りょうの耐震化」

災害時に緊急車両・物資の輸送ルートを確保するため、緊急輸送道路等の橋りょうの耐震補強や改築を実施します。

橋梁の耐震化事例

施策2「電線類の地中化」

災害時における緊急輸送道路・避難空間の確保や消火・救助活動の円滑化のため、電線共同溝等による電線類の地中化を実施します。

無電柱化前後

市道 東志賀町線

施策3「交通事故危険か所の交通安全対策、通学路安全対策の実施」

事故の発生状況から対策を検討し、より事故の起こりにくい道路構造にするなどの交通事故が多発する箇所の重点的な交通安全対策をすすめます。また、通学路等の安全を確保するため、道路管理者、交通管理者及び学校関係者等が通学路等を点検し、交通安全対策を実施します。

施策4「適切な道路の維持・修繕・更新」

既存の道路施設が本来の機能を十分に発揮できる状態を保てるよう、メンテナンスサイクル(点検→診断→措置→記録)を確実に進め、予防保全型の維持管理により、費用の縮減と長寿命化を図ります。

維持管理のマネジメントサイクルのイメージ図

施策5「都市計画道路の整備推進」

交通の円滑化や機能的な都市活動と安全・安心な市民生活を確保するため、都市計画道路の整備を推進します。

都市計画道路の整備事例の写真

都市計画道路 山の手通線

施策6「道路と鉄道の立体交差化の推進」

連続立体交差事業や単独立体交差事業を進め、踏切における渋滞および事故を解消するとともに、市街地の分断を解消し、地域の一体化を図ります。

八田総合駅付近の写真

道路と鉄道との立体交差化の事例

施策7「橋りょうの整備」

地域分断や渋滞の解消など交通の円滑化をはかるとともに、災害時に緊急車両・物資の輸送ルートを確保するため、都市計画道路や緊急輸送道路などの橋りょうの新設、改築を実施します。

南陽大橋の写真

正江橋

施策8「自転車走行空間の整備」

自転車を安全で快適に利用できるよう、自転車道・自転車通行帯などの整備を進めます。

自転車走行空間の整備箇所の写真

自転車走行空間の整備箇所

施策に対応する主な事業について

1.人が支え合い、災害に強く安心・安全に暮らせる都市

橋りょうの耐震化

電線類の地中化

  • 名古屋環状線(黄金通工区)(図面番号1)
  • 名古屋環状線(五月通工区)(図面番号2)
  • 名古屋環状線(北部工区)(図面番号3)
  • 名古屋環状線(栄生工区)(図面番号4)
  • 名古屋環状線(太平通工区)(図面番号5)
  • 名古屋環状線(昭和橋通工区)(図面番号6)
  • 名古屋環状線(笠寺工区)(図面番号7)
  • 新出来町線(図面番号8)
  • 広小路線(太閤通工区)(図面番号9)
  • 伏見町線(枇杷島工区)(図面番号10)
  • 伏見町線(道徳工区)(図面番号11)
  • 梅ノ木線(千年工区)(図面番号12)
  • 梅ノ木線(野跡工区)(図面番号13)
  • 東海橋線(川西通工区)(図面番号14)
  • 日光大橋線(春田野工区)(図面番号15)
  • 高畑町線(鳥居通工区)(図面番号16)

2.快適な都市環境と自然が調和する都市

都市計画道路の整備推進

道路と鉄道の立体交差化の推進

橋りょうの整備

施策に対応する主な事業箇所について(箇所図)

主な整備箇所図

名古屋市における道路整備の計画について

名古屋市では、「名古屋市総合計画2028」においてまちづくりの方向性を明確化するとともに、本市のめざす都市像を実現するために取り組む施策等を明示しております。

そのうち、道路事業等に関するものに着目し、それらの基本方針や実施状況について取りまとめました。

名古屋市における道路整備の計画について

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このページの作成担当

緑政土木局 道路部 道路建設課 道路調査担当
電話番号: 052-972-2863
ファックス番号: 052-972-4168
電子メールアドレス: web-dorokensetsu@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp

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