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デコ活とは
1. デコ活 (脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)
デコ活とは、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称であり、二酸化炭素(CO₂)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む"デコ"と活動・生活を組み合わせた新しい言葉です。
地球温暖化が原因と思われる気候変動の影響は深刻さを増しており、世界では2050年に温室効果ガス排出の実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指す機運が高まっています。 また、日本では2021年には2030年度に温室効果ガスの排出を2013年度比で46%削減、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを目標に掲げており、家庭部門においては66%削減という大幅な削減を目標に掲げています。
目標達成のため、環境省をはじめ企業・団体・自治体等が一丸となってデコ活を推進しています。
2. 地球温暖化の現状
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書(2021年)によると、世界の平均気温世界の平均気温(2011-2020 年)は、工業化前と比べて約1.09℃上昇し、陸域では海面付近よりも1.4から1.7 倍、北極圏では世界平均の約2 倍の速度で気温が上昇しています。また、数十年の間に温室効果ガスの排出が大幅に減少しない限り、21 世紀中に世界の平均気温は工業化前と比べ1.5℃から2.0℃を超え、温室効果ガスの排出量が非常に高いシナリオでは、最大5.7℃上昇すると予想されています。これら気候変動による、産業や生態系など広い分野への大きな影響や健康被害の増大を防ぐため、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減が重要となります。
本市は2024年3月に「名古屋市地球温暖化対策実行計画2030」を策定し、2030年度に温室効果ガスの排出を2013年度比で52%削減する目標を掲げました。本市の温室効果ガス排出量の95%は二酸化炭素が占めており、また、その二酸化炭素のうち98%がエネルギーの利用によるものです(2021年度)。温室効果ガス排出量を削減するためには、エネルギーの消費量を減らすことや、発電時に二酸化炭素を発生しない再生可能エネルギーの導入を拡大することが重要です。(注)気候変動政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)は、国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)によって設立された、気候変動を評価する主要な機関で、気候変動の状態とそれが社会経済に及ぼす影響についての科学的見解を提供しています。
下記画像にはテキストが含まれていない画像データです。内容を確認したい場合は〈環境局脱炭素社会推進課、電話番号052-972-2692〉までお問合せください。
3. なぜデコ活なのか
地球温暖化は遠い未来の話ではありません。2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現のために、みなさまの行動変容・ライフスタイル転換を後押しするのが、新しい国民運動である「デコ活」なのです。デコ活 は、あらゆるところで実践できます。また、一人一人のライフスタイルに合わせて、無理なく楽しく取り組めるものもたくさんあります。
4. デコ活アクション まずはここから!
ここでは、私たちが無理なく楽しく、そして今から始められるデコ活を紹介します。
デ 電気も省エネ 断熱住宅(電気代をおさえる断熱省エネ住宅に住む)
- 住まいの窓や壁等を熱を伝えづらいものにする「断熱住宅」にすることで、室内外への熱の出入りを抑え、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境となります。これにより、冷暖房の使用量を抑え、CO2排出量や光熱費を削減することができます。また、部屋間の寒暖差が小さくなることで、入浴中のヒートショックを予防するなど健康面でも大きなメリットとなりえます。
- 本市の住宅等の脱炭素化促進補助は令和6年度 住宅等の脱炭素化促進補助をご参照ください。(本市では断熱窓改修に補助を実施しています。)
コ こだわる楽しさエコグッズ(LED・省エネ家電などを選ぶ)
- LEDや省エネ家電などのエコグッズを生活の中に取り入れることで、光熱費が節約できたり、高機能な製品を通じて快適で便利な生活を送ることができます。
- 本市の省エネ製品購入促進キャンペーン「なごやエコラボポイント」…対象の省エネ製品を購入された方の中から、抽選でポイントをプレゼントします。詳細はなごやエコラボポイントをご参照ください。
カ 感謝の心 食べ残しゼロ(食品の食べきり、食材の使い切り)
- 食品ロスとは、「食べ残し・手つかずなど、本来食べられるのに捨てられてしまう食品」のことです。本市では、家庭系5.4万トン、事業系(一般廃棄物相当)3.4万トン程度の食品ロスが発生していると推計(令和4年度)しています。食品ロスを減らすことは、廃棄物の減量はもちろんのこと、食費の節約にもつながります。
- 本市の食品ロスに関する情報は「食品ロス」とは?をご参照ください。
ツ つながるオフィス テレワーク(どこでもつながれば、そこが仕事場に)
テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用し時間や場所にとらわれない働き方のこと。
移動時間の削減により、通勤の疲労を減らし、余暇時間を増やします。また、転職をせずに地方移住ができたり、育児や介護中でも働けるなど、多様な働き方・ワークライフバランスも実現します。
そのほかにも…
- 「なゴーヤ隊」で緑のカーテンづくりにチャレンジ
ゴーヤやアサガオなどのツル性植物を育て、窓の外や壁面などにカーテン状にはわせたものを「緑のカーテン」といいます。日の当たる窓際に設置して日よけにすれば、冷房の使用量が抑えられるため地球温暖化対策にもなります。
「なゴーヤ隊」とは緑のカーテンづくりにチャレンジし、育った緑のカーテンから収穫した種を寄附していただく市民の皆さまのことです。寄附していただいた種は、翌年度に新しい参加者へ配布します。このように種を循環させることで、持続可能な緑のカーテン事業を目指しています。ゴーヤやヘチマなどでつくる緑のカーテンは、緑を目で見て楽しむだけではなく、収穫の喜びや楽しみがある取組みです。皆さんも、暑い夏を緑のカーテンで乗り切りましょう!
詳細・申し込みは緑のカーテンにチャレンジ!!「なゴーヤ隊」をご参照ください。
- アプリ「なごっちゃ」でエコチャレンジに取り組もう
「なごっちゃ」は、名古屋市が運営する環境行動促進アプリです。「公害対策・ごみ減量・SDGs・地球温暖化対策・生物多様性」をテーマに、日常のちょっとした環境行動を行う「エコチャレンジ」でポイントを貯めると、景品に応募することができます。
エコチャレンジでは、「こまめなスイッチオフをした」「便座のフタは使わないときは閉めた」等の日々実施できるものや、イベント・講座等への参加など期間限定チャレンジもあります。
詳細・ダウンロードは「なごっちゃ」ホームページ(外部リンク)をご参照ください。
暮らしが豊かになり、脱炭素などに貢献していくものは、すべてデコ活アクションです。
国の実施する補助等については、環境省のサイト(外部リンク)をご確認ください。
5.リーフレット「環境にいいコトさがし」
「環境にやさしい町」と「一般的な町」のイラストを見比べて、違いを見つけてみましょう。
「環境にいいコトさがし」のファイルは一部テキスト情報のない画像データです。内容を確認したい場合は〈脱炭素社会推進課(電話番号052-972-2692)〉までお問合せください
リーフレット「環境にいいコトさがし」
6. おわりに
「デコ活」は、地球温暖化対策になるのと同時に、私たちの身近な生活を豊かにします。みなさんのライフスタイルに合わせて、今の生活をより豊かにするデコ活を、ぜひ実践してみてください。
このページの作成担当
環境局環境企画部脱炭素社会推進課脱炭素社会推進担当
電話番号
:052-972-2692
ファックス番号
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