堀川

　名古屋のほぼ中心部を南北に貫く堀川。1610年名古屋築城の際にあわせて福島正則によって開削されました。人々の暮らしを支え続け、名古屋の発展とともに歩んできた堀川。「名古屋の母なる川」としてこれからも人々に愛され続けられるようにしていきたいものです。

　都市に残された貴重な憩いの空間。堀川にはみんなが気付いていない自然がまだまだたくさん残っていたりします。春には黒川地区や名城地区などでは桜の名所として、またカワセミなどの貴重な動物なども堀川周辺には生息しています。感潮河川である堀川は潮汐による影響があり、上流と下流で生息する生き物にも違いが見られます。また堀川周辺には、松重閘門や宮の渡し公園など歴史的・文化的な施設が数多くあり、多くの市民に親しまれています。

　堀川まちづくり構想は、堀川のより一層の発展と母なる川の再生に向けて策定したものです。「堀川」と「ひと」と「まち」がつながることをテーマとしており、さまざまなつながりが相乗効果を生み、堀川の魅力が加速度的に拡がっていくことを目指していきます。
　構想の実現に向け、堀川で活動実績のある民産学官が連携してまちづくりを進める「堀川まちづくりの会」が発足しました。堀川ファンを拡大するため、堀川の情報発信、交流の場の拡充、堀川の魅力を伝える活動を行っています。

　納屋橋地区（錦橋から天王崎橋間）では、さらなる魅力向上とにぎわいづくりに向け、水辺空間（護岸や橋りょうなど）をライトアップする整備を進めています。
堀川の夜景を、ぜひ現地にてご覧ください。

　堀川納屋橋地区では、にぎわいの創出や魅力あるまちづくりのため、河川敷地の親水広場や遊歩道を活用したさまざまなイベントが実施できます。
　水辺の雰囲気を利用して楽しい空間をつくってみませんか？

　広小路通と堀川が交差する納屋橋のたもとにある旧加藤商会ビル。この建物は、昭和6年頃に貿易商の本社ビルとして建てられたもので、平成13年4月に国の登録有形文化財に登録されているものです。
　現在、地下1階は堀川ギャラリーとして、堀川でのイベント等の情報の集積・発信や、堀川をテーマとした市民の皆さんの研究・作品を展示するスペースとして、堀川に関する交流スペースとして活用されています。
　お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

　名古屋市では、市民のみなさんとともに、名古屋の「顔」「誇り」となるような快適でにぎわいのある水辺空間の創出をすすめています。
　建物の顔を川面に向けたり、飲食店にテラスを設置するなど、みなさんも、魅力ある堀川の水辺空間づくりに参加してみませんか。
　パンフレットを作成しましたので、ぜひご覧ください。

　「堀川を清流に!」をキャッチフレーズに頑張っている堀川のイメージキャラクター「ホリゴン」。市民のみんなが堀川の再生を願って頑張っているところを応援しています。そんな「ホリゴン」のことをもっと知ってもらえるようにみんなに紹介します。