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堀川の浄化

堀川の水質は、戦後の復興・発展とともに年々悪化し、川底から発生する硫化水素などの悪臭公害は目に余るものとなり、昭和41年にはBOD(生物化学的酸素要求量)が54.8ミリグラム/リットルと汚濁のピークをむかえ「死せる川」とまで言われました。この対策としてヘドロの除去、下水道整備、水面清掃などが実施され、昭和40年代後半になると急速に浄化が進みました。

平成6年度から、河川環境整備事業(河川浄化)により、酸素を消費するヘドロの除去に着手しました。この事業は、ヘドロの堆積が多い箇所で水質に悪影響を及ぼすと考えられる河床表層のヘドロの除去を主として実施しました。また自己水源を持たない堀川上流部の枯渇対策として、地下鉄湧水の放流(平成10年から13年)が停止された平成13年からは庄内川からの暫定導水を開始し、良好な水環境の保全につとめてきました。平成16年には、健全な水環境系を構築し、生物生息環境の確保と人と自然の豊かな触れ合い活動の場の確保を目的に、「堀川水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス2)」を策定し、この計画に基づきエアレーション施設によるDOの改善、新規水源の確保、河道内のゴミ除去の他、下水道事業と連携し、合流式下水道の改善や、施設更新に伴う水処理センターの下水処理の高度化などを進め、河川への汚濁負荷を軽減することによる水質改善を実施しています。また、流域住民と協働した堀川の水環境の改善施策を実施しています。近年は、BODやDO(溶存酸素量)の環境基準は達成され、より高い目標を掲げた環境目標値の達成に向けて、平成22年10月に策定した堀川圏域河川整備計画に基づき、人と水生生物等が共生できる望ましい河川環境の創出に取り組んでいます。
水量の確保

堀川は、自己水源を持っていません。そのため堀川の良好な水環境の形成には、適切な水量を確保することが必要です。
エアレーション施設

納屋橋と天王崎橋の間の堀川右岸(西側)にあるエアレーション施設の紹介です。
ごみキャッチャー

堀川に浮かぶゴミを自動的に除去する「ごみキャッチャー」の紹介です。
瀬・淵の形成
河道内に木杭や置石を設置することで、単調な流れに変化をもたらし、植物の成長を促しながら川の自浄機能の向上を図ります。
植生による栄養塩除去

河道内にヨシなどを植生することにより、窒素やリンなどの栄養塩の除去をしております。また、生物の生息の場や良好な自然的景観などを作り出しております。
堀川浄化の社会実験

この社会実験では、堀川の浄化をすすめるため、木曽川から清浄な水を、名古屋市上下水道施設等を利用して堀川に導水し、堀川中下流域における浄化効果を検証するものです。なお、水質調査等については、市民団体により結成された「堀川1000人調査隊」と連携して行いました。
堀川再生の推進に関する検討会
木曽川水系連絡導水路意見交換会
大規模断水などの水供給に影響を及ぼす事象や水災害といった諸課題への対応や堀川への恒久的な導水を進めていくため、令和5年2月28日に木曽川水系連絡導水路の新用途について国土交通省中部地方整備局へ提案しました。
木曽川水系連絡導水路事業に関する提案について学識者等及び市民の皆さまの意見をお伺いするため、意見交換会を開催しました。
開催概要
1 開催日時
令和5年5月13日(土曜日) 午後2時30分から午後5時まで
2 開催場所
中区役所ホール(名古屋市中区栄四丁目1番8号)
3 内容
名古屋市による概要説明、学識者等による意見発表、一般参加者からの意見聴取を行いました。
なお、当日の資料などについては、以下の名古屋市上下水道局のホームページでご確認いただけます。
このページの作成担当
緑政土木局河川部河川計画課堀川総合整備担当
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