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子宮頸がんとは
子宮頸がんは子宮の入り口(頸部)にできるがんで、日本では年間約2,900人が子宮頸がんで亡くなっていて、20代後半から40歳前後での発症が多くなっています。
子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(以下「HPV」といいます。)というウイルスの感染が原因となって発症することが解明されています。このウイルスは主に性交渉で感染し、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。感染しても大部分は自然に排除されますが、まれに持続的に感染することがあり、5年から10年以上を経て一部ががんの発症につながります。
子宮頸がんワクチン
HPVには100種類以上の型が存在し、全てががんの原因となるわけではありません。現在日本において公費で受けられる子宮頸がんワクチンは、防ぐことができるHPVの種類(型)によって、 サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)、シルガード(9価)の3種類あります。
サーバリックス(2価)とガーダシル(4価)は、子宮頸がんの原因の6、7割程度を占めているとされる、2種類又は4種類の型に対して感染を予防する効果があります。
また、シルガード9(9価)は、子宮頸がんの原因の8、9割程度を占めているとされる、9種類の型に対して感染を予防する効果があります。
接種を希望される場合は、必ず子宮頸がんワクチンの効果や接種後の副反応などについて医師から説明を受け、十分に理解した上で接種してください。
予防接種だけで全ての子宮頸がんを防ぐことはできませんが、子宮頸がんは定期的に検診を受けていれば、大部分をがんになる前の段階で発見して治療することができます。名古屋市では500円(ワンコイン)でがん検診を実施していますので、20歳以上の女性は2年に1回、子宮がん検診も受けてください。
予防接種の概要
対象者 次の(1)と(2)の両方を満たす方
定期接種
(1)名古屋市に住民登録がある方
(2)小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子(令和6年度は、平成20年4月2日から平成25年4月1日生の方)
高校1年生相当年齢の女子の方は、接種は合計3回で、接種開始から完了するまでに約6か月間かかるため、接種を希望する方は、お早めに接種をご検討ください。
キャッチアップ接種
キャッチアップ接種とは:定期接種の機会を失った方に対する公費接種で、令和4年4月1日から令和7年3月31日期間限定となります。
また、接種は合計3回で、接種開始から完了まで約6か月かかるため、接種を希望する方は、お早めに接種をご検討ください。
(1)名古屋市に住民登録がある方
(2)平成9年4月2日から平成20年4月1日生の方で、子宮頸がんワクチンの接種を3回完了していない方
(注1)中学校1年生とキャッチアップ接種の対象者の方には、4月にシール式接種券を送付しました。ただし、接種済みの方にも送付されていることがありますので、必ず母子健康手帳等で過去の接種回数を確認してください。
(注2)転入や紛失等でお手元にシール式接種券がない方は、インターネットによる電子申請又は各区の保健センターでの窓口申請をすることができます。
接種回数とワクチンの種類
ワクチンは「サーバリックス(2価)」、「ガーダシル(4価)」及び「シルガード9(9価)」の3種類があり、いずれか一つのみを選択して接種します。
原則として同じワクチンで3回の接種を行う必要がありますので、接種するワクチンを間違えないようにしてください。
(注)キャッチアップ接種の方で、過去に接種したワクチンの種類がわからない方は、接種医師とよく相談の上で、接種するワクチンを選択してください。
すでに2価または4価で接種を開始した方で希望される方は、接種医師とよく相談の上で、残りの回数を「シルガード9(9価)」に変更することは可能です。なお、2価から4価、4価から2価への変更は認められません。
「サーバリックス(2価)」を接種する場合
1回目の接種から1か月後に2回目、2回目の接種から5か月後に3回目を接種します。
この間隔で接種できない場合は、1回目の接種から数えて1から2か月半後の間に2回目を、5から12か月後の間に3回目を接種します。
「ガーダシル(4価)」を接種する場合
1回目の接種から2か月後に2回目、2回目の接種から4か月後に3回目を接種します。
この間隔で接種できない場合は、1回目と2回目は最低1か月、2回目と3回目は最低3か月の間隔を開けて接種します。
「シルガード9(9価)」を接種する場合
1回目の接種から2か月後に2回目、2回目の接種から4か月後に3回目を接種します。
この間隔で接種できない場合は、1回目と2回目は最低1か月、2回目と3回目は最低3か月の間隔を開けて接種します。
15歳未満の方で1回目の接種から5か月以上後に2回目を接種した方は2回接種とすることができます。
15歳以上の方や、1回目の接種から5か月未満で2回目を接種した方は3回接種が必要です。
接種の受け方
市内の指定医療機関で接種を受けることができます。多くの医療機関では予約が必要となりますので、あらかじめ医療機関へお問合せください。接種を受ける際には、名古屋市に住民票があることがわかる公的なもの(子ども医療証やマイナンバーカード)及びシール式接種券をお持ちください。その際、予防接種の記録を記入しますので、母子健康手帳をお持ちの方は母子健康手帳もあわせてお持ちください。なお、16歳未満の方の接種には原則として保護者の同伴が必要となります。
ただし、13歳以上の方で、やむを得ず保護者が同伴できない場合、保護者の方が子宮頸がん予防接種についてご理解いただいたうえで、同意書を記入いただき、接種を受けるときに提出していただくことで同伴が無くても接種を受けることができます。
詳しくは以下のページをご覧ください。
(注)1回目の接種につきましては、できる限り保護者同伴で受けていただきますようお願いいたします。
指定医療機関
定期子宮頸がん予防接種を受けることができる指定医療機関につきましては、以下のページをご覧ください。
子宮頸がん任意予防接種費用の償還払いについて
子宮頸がん定期予防接種の積極的勧奨の差控えにより定期予防接種の機会を逃した方で、定期予防接種の対象年齢を過ぎてから子宮頸がん任意予防接種を受けた方について、当該任意予防接種の費用を償還払いします。
この制度は、今年度が最終実施年度です。令和7年3月末までの手続きが必要となりますので、ご注意ください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
子宮頸がんワクチンの副反応について
子宮頸がんワクチンの副反応については、以下のページをご覧ください。
名古屋市作成のリーフレット
子宮頸がん予防接種の大切なお知らせ
子宮頸がんワクチンの国の対策等
- 厚生労働省ホームページ(外部リンク)-厚生労働省の子宮頸がん予防ワクチンについての情報です。
お問合せ先
このページの作成担当
健康福祉局 感染症対策課内 子宮頸がん予防接種電話相談窓口
電話番号: 052‐972‐3379
ファックス番号: 052‐972‐4203
電子メールアドレス: a2631-03@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
お問合せフォーム
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開庁時間 月曜日から金曜日 午前8時45分から午後5時15分まで(休日・祝日・年末年始を除く)
(注)開庁時間が異なる組織、施設がありますのでご注意ください
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