子どもの食中毒

乳幼児は、大人と比べて免疫力が不十分、消化能力が不十分、腸内細菌叢が未発達であるために、

• 食品についた食中毒原因菌が少量でも発症する。
• 食中毒になると重症になりやすい。

という特徴があります。子どもの食中毒を防ぐには、お父さん・お母さんをはじめ、家族みんなで気をつけることが大切です。食中毒については、以下のページも併せてご覧ください。

• ほ乳びん、離乳食の食器はよく洗い、消毒しましょう。
  汚れが残っていると、消毒の効果がおちることがあります。
• 作ったら早く食べましょう。
  離乳食を保存する場合には、食べる前に、きれいな器具・容器で取り分けましょう。再び食べるときには、中心部までしっかり再加熱しましょう。
  飲み残し・食べ残しの保存は、菌が増えることがあり、とても危険です。
• 乳児用液体ミルクについて
  開封後すぐに使用し、飲み残しは与えないでください。
  容器に破損、膨脹等や色、臭い、味に異常がある場合は使用しないでください。

• はちみつ（1歳未満）
  はちみつには、ボツリヌス菌という食中毒原因菌がいることがあります。予防法は、1歳未満の乳幼児にはちみつを食べさせないことです。
  

• 生の食材
  魚の刺身などの新鮮なものは、細菌の数が少ないので大人は平気でも、子ども（乳幼児）にとっては危険な場合があります。
  生卵や魚の刺身など、生のまま加熱せずに食べる食品は、乳幼児には与えないようにしましょう。中心部まで十分に火を通してから、食べさせましょう。（中心部まで75℃で1分以上加熱しましょう。）
  

ノロウイルスが流行する時期には、食中毒や感染症に注意してください。また、下痢・おう吐した場合には適切に処理しましょう。詳しくは以下のページをご覧ください。