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庄内川からの暫定導水

庄内川からの暫定導水は、平成13年7月より毎秒0.3立方メートル行っています。
この導水を行うことにより、猿投橋より上流部(順流区間)の良好な水環境の維持や猿投橋より下流部(感潮区間)の滞留時間の短縮や掃流効果(DOの改善、ヘドロの発生量の抑制)につながります。
ただし、庄内川の水量が少ない時、大雨の時などには、堀川への庄内川の暫定導水が停止されます。
庄内川からの暫定導水が停止された場合
庄内川からの暫定導水が停止されると、猿投橋より上流部の良好な水環境を維持することができません。そのため、庄内川からの暫定導水が停止された場合は、次のような導水を代わりに行っています。

瀬古地区にあるかつて農業のため利用してしていた古井戸の地下水を利用して、平成13年より毎秒0.02立方メートル堀川へ導水しています。

庄内川と矢田川にはさまれた守山区にある古川用水の水を利用して、平成15年より毎秒0.02立方メートル堀川へ導水しています。
堀川浄化の社会実験
堀川浄化のため、木曽川の清らかな水を堀川へ流し、その浄化効果を市民とともに検証する「堀川浄化の社会実験」において、堀川へ木曽川の水を毎秒0.4立方メートル導水しました。
この導水は、平成19年4月22日から本格的に導水を開始し、平成22年3月22日までの約3年間で、約2,181万立方メートルの導水を行いました。
鍋屋上野浄水場作業用水の利用

鍋屋上野浄水場における作業用水を、平成17年より大幸川幹線を経由して堀川の猿投橋下流へ毎秒0.04立方メートル導水しています。
浅層地下水の利用
地表面から10メートルくらいの深さにある浅層地下水を水源として活用しています。1箇所毎の導水量は僅かですが、貴重な水源として役立てています。
地下水の活用は、なごや水の環(わ)復活プランにおいて、水の環(わ)復活に向けた取り組み事例としても挙げられています。
浅層地下水導水箇所
- 浅層地下水導水箇所 (PDF形式, 398.13KB)
堀川沿川において浅層地下水を活用している箇所です。


辻栄橋の上流左岸(北東側)において、平成16年から毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しております。
木津根橋の上流左岸(北東側)において、平成17年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。
北清水親水広場のトンボ池において、平成20年より自噴する湧水井戸を設置し、浅層地下水を堀川へ導水をしています。
この井戸は、清水小学校児童により、「清水わくわく水」と名付けられました。
導水量は、毎秒0.0005立方メートルから毎秒0.001立方メートル(毎分30リットルから毎分50リットル)です。

瀬古橋の上流左岸(北東側)において、平成25年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。

猿投橋の上流左岸(北東側)において、平成26年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。

志賀橋の上流左岸(北東側)において、平成27年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。
中土戸橋の上流左岸(北東側)において、平成28年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。
金城橋の上流左岸(北東側)において、平成30年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。
黒川1号橋の上流左岸(北東側)において、令和2年より毎秒0.01立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。

旭橋の上流左岸(北東側)において、令和4年より毎秒0.002立方メートルの浅層地下水を堀川へ導水しています。
下水再生水の活用

上中流部の良好な水環境の創出を目的として、守山水処理センターの下水再生水(高度処理水)を活用した堀川への通水を平成23年より行っています。水量は日最大4,000立方メートル程度です。
この下水再生水は、非灌漑期の11月から3月の間には水がなくなる庄内用水路に通水しており、堀川への通水は4月から10月の間に行っています。
このページの作成担当
緑政土木局河川部河川計画課堀川総合整備担当
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