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目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金を活用した名古屋市の取り組みについて

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このページを印刷する最終更新日:2024年2月27日

ページID:170267

犬猫サポート寄附金のバナー

概要

名古屋市は「名古屋市人とペットの共生推進プラン」を策定し、令和11年度までの目標に「犬猫の殺処分ゼロの達成・維持」を掲げています。

平成28年度に達成した犬の殺処分ゼロを維持し、猫においても1日も早い殺処分ゼロを達成することを目指して、犬猫に関わる多くの方々とともに、寄附金を活用した様々な取り組みを行っています。

私たちは、目の前の犬猫を譲渡し命を救うだけでなく、動物愛護センターへ来てしまう不幸な犬猫を減らし、殺処分がない未来を目指します。

この取り組みを継続していくために、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。


名古屋市の現状と取り組み

動物愛護センターのイメージ図

名古屋市動物愛護センターには、飼主から引き取られた犬猫、迷子の犬、のら猫が生み捨てた子猫や路上で負傷した犬猫などが収容されます。

1頭でも多くの犬猫の命を救うため、犬にはしつけトレーニングや治療を、ミルクが必要な子猫にはきめ細やかな世話、ワクチン接種や治療を行っています。警戒心の強い成猫にも、粘り強く人馴れトレーニングを行い、譲渡につなげています。

また、多頭飼育崩壊の防止やのら猫の避妊去勢手術の推進など、収容頭数を減らす取り組みにも力を入れています。


いただいた寄附金の使い道

寄附の使い道とグラフ

皆さまからのご寄附は、のら猫の避妊去勢手術、動物愛護センターの犬猫の飼育や治療、動物愛護の普及啓発、譲渡ボランティアへの支援、犬猫を譲り受けた飼主への支援(ワクチン補助・避妊去勢手術)、譲渡会の開催など、犬猫の命を救う取り組みに活用させていただきます。


ご寄附の活用例

  • 3,000円のご寄附で、譲渡された保護犬猫のワクチン補助1頭分
  • 10,000円のご寄附で、子猫用のミルク7缶分
  • 24,000円のご寄附で、のら猫の避妊手術1頭分およびのら猫の去勢手術1頭分

2022年度は、合計約7,782万円のご寄附を賜りました。ご寄附は、以下のとおり活用させていただきました。

  • のら猫の避妊去勢手術…51%
  • 動物愛護センターの犬猫の飼育や治療など…21%
  • 動物愛護の普及啓発…9%
  • 譲渡ボランティアへの支援…8%
  • 譲渡犬猫の飼主への支援…7%
  • 譲渡会の開催…3%
  • 動物愛護センターの犬猫の避妊去勢手術…1%


寄附していただいた方へ

芳名板と動物愛護グッズの写真

恐れ入りますが、返礼品はありません。寄附金は、すべて犬猫の殺処分ゼロに向けた取り組みに活用させていただきます。

寄附していただいた方には、以下のとおり対応させていただきます。不要の場合は、寄附お申し出の際にご連絡ください。


●全ての方へ【不要の方には送付・公開しません】


●2万円以上のご寄附をいただいた方へ【不要の方は顕彰しません】

  • 動物愛護センター愛護館でお名前又はハンドルネームを芳名板にて顕彰(注2)

(注1)ご寄附いただいた翌年度に送付しております。活動レポートおよび動物愛護グッズの作成・送料には、寄附金を活用していません。

(注2)ご了承いただいた場合に限ります。

犬猫サポートアクティビティレポート2023の表紙
  • 以下の〈犬猫サポートアクティビティレポート2023〉のファイルは、テキスト情報のない画像データです。内容を確認したい場合は〈動物愛護センター管理指導係(電話番号052-762-0380)〉までお問合せください。

【見本】動物愛護センターの活動レポート

Adobe Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。(外部リンク)別ウィンドウで開く
  • 寄附を希望する方へのリンク案内バナー

動物愛護センターに収容される犬猫たち

収容状況

2022年度、犬の収容は62頭でしたが、猫は938頭もの収容がありました。

譲渡ボランティアの献身的な協力のもと、犬は平成28年度に殺処分ゼロを達成し、その後もゼロを継続しています。

938頭の猫たちの中には、重い病気・ケガで治療の見込みがない、重篤な感染症があるなどの譲渡に適していない猫がいます。

2022年度は、そうした猫たち25頭を殺処分せざるを得ませんでした。(瀕死の状態で収容されるなど収容中に亡くなった犬猫は、殺処分数に含めていません)

猫の殺処分ゼロのためには、収容頭数を減らす必要があります。


のら猫に生み捨てられた子猫

のら猫に生み捨てられた子猫の写真

収容した猫938頭のうち約半分の460頭が、のら猫に生み捨てられた子猫でした。

のら猫の繁殖を防止することが、収容頭数を減らすためには最も重要です。


助けることが難しい多頭飼育崩壊の猫

多頭で飼育されている猫の写真

多数の犬猫を飼育継続することが困難となる、いわゆる「多頭飼育崩壊」が発生しています。

多頭飼育崩壊は、猫による事例が多く、ひとたび発生すると一度に多数の猫を収容しなければなりません。

そのうえ、多頭飼育崩壊で収容される猫は十分な世話がされていないケースがあるため、病気や人への攻撃性などの理由により譲渡が難しく、救うことが困難な場合があります。

2022年度は、こうした多頭飼育崩壊の現場から11件239頭もの猫を引取りました。


収容頭数を減らすために

のら猫の避妊去勢手術の支援

耳カットされた猫の写真

名古屋市では、TNR活動と地域猫活動の支援を行っています。


  • TNR活動とは
のら猫を捕獲(Trap)し、避妊去勢手術を実施(Neuter)した後に元の場所に戻す(Return)活動です。

のら猫の頭数を抑制する人道的な方法として国内で広く行われています。

町中で見かける猫の耳の先がV字カットされていたら、それが手術後の猫の目印です。

2020年6月からTNR活動の支援制度を開始し、この制度で市民ボランティアの方々により2020年度は1,606頭、2021年度は2,490頭、2022年度は2,913頭ののら猫に避妊去勢手術が行われました。


  • 地域猫活動とは

TNR活動に加え、その猫が寿命を全うするまで周辺住民の十分な理解のもとに、適切なエサやりやフン尿の片づけなどを行う活動です。

名古屋市では2013年から地域猫活動への支援を行っています。

地域にお住まいの方々の取り組みにより2020年度は2,168頭、2021年度は1,930頭、2022年度は1,588頭の地域猫に避妊去勢手術が行われました。


名古屋市ののら猫に係る統計の推移

名古屋市ののら猫に係る統計の推移についてのグラフ

名古屋市では、年間4,000頭を目標に、のら猫の避妊去勢手術を市民の皆さまと進めています。

2022年度は、TNR活動を行うボランティアの方々、地域猫活動を行う市内435地域、手術を行う獣医師会と協力して4,501頭に避妊去勢手術を行い、2020年度から続く手術目標頭数の達成を継続することができました。

また、前年度と比べると、路上で死亡する猫は4,237頭から3,939頭へ減少、自活不能猫の収容頭数も581頭から460頭に減少しました。のら猫の避妊去勢手術を継続してきた結果ではないかと考えています。


多頭飼育崩壊をなくすために

名古屋市人とペットの共生サポートセンターのロゴ

多頭飼育崩壊は、動物愛護センターに相談が入ったときには犬猫の数が既に30頭以上になっているなど、本人の努力ではどうにもならない状況に陥っていることがほとんどです。

そこで、多くの犬猫を飼っている方を事前に把握するため、2020年10月から多頭飼育届出制度を開始しました。
さらに、そうした飼主を把握するだけでなく、増えすぎた犬猫の新たな飼主を探したり、飼主に適切な飼い方の知識を伝えたりすることで飼主を支援する窓口として、2020年6月に「名古屋市人とペットの共生サポートセンター」を開設しました。


  • 寄附を希望する方へのリンク案内バナー

譲渡頭数を増やすために

小さな命を救う努力

ミルクを飲む子猫の写真

離乳前の子猫は1日に何度も哺乳を行う必要があります。さらに、体調を崩しやすいため、きめ細やかな体調管理や治療が必要で、多くの時間と手間が必要です。

名古屋市では、このような子猫も365日、獣医師、世話を行うスタッフやボランティアが譲渡できる状態に育つまでしっかりケアしています。


もう一度人と一緒に暮らすために【猫に寄り添う心のケア】

人馴れトレーニング前後の猫の写真

収容したばかりの猫は、今までと違う不慣れな環境にパニックになり、攻撃性が高くて触ることもできないことがあります。

動物愛護センターでは毎日その猫の状態に合わせて接し、このような猫が新しい家族と暮らせるように、時間をかけて心のケアを行っています。


猫の一時飼育施設「にゃごラーレ」は最大成猫160頭収容可能

にゃごラーレの写真

猫の多頭飼育崩壊による一時的な引取り頭数の増加や、人への馴化(じゅんか/馴らすこと)、治療などによる長期間の飼育に対応するため、2022年6月に新たな猫の飼育施設「にゃごラーレ」を設置しました。

施設の設置費用には寄附金を使用していませんが、「にゃごラーレ」で飼育する猫たちのために寄附金を活用させていただいています。

愛称は、イタリア語で猫が鳴くことを表す「Miagolare」と「なごや」を掛け合わせ、明るい未来につながるように命名されました。

この施設を活用し、1頭でも多くの猫を新たな飼主さんへつないでいきます。


動物愛護センターが保護した犬猫を譲り受けた飼主さんに、診療券を配布

犬猫の写真

動物病院を訪れていただくきっかけを作ることで、獣医師の先生から様々なアドバイスを受けながら、犬や猫を安心して飼育してもらえるように、動物愛護センターが保護した犬猫の新たな飼主となっていただいた方に対して、ワクチン接種補助と避妊去勢手術が受けられる診療券をお渡ししています。

2022年度には、336頭の犬猫(犬1頭、猫335頭)の避妊去勢手術と、311頭の犬猫(犬4頭、猫307頭)へのワクチン接種費用の支援を行いました。


譲渡ボランティアへの支援

譲渡ボランティアへの支援物資と譲渡会の写真

2022年度は、犬31頭、猫538頭がボランティアに譲渡され、新たな飼主へとつなげられています。

彼らの活動を支援するため、犬と猫のフードやおやつ、子猫用ミルク、ペットシーツを提供するほか、マイクロチップの装着といった支援を行いました。

また、公益社団法人名古屋市獣医師会や専門学校などを会場に、合計19回の譲渡会を開催し、譲渡ボランティアが保護した犬猫468頭に新たな出会いが生まれました。


  • 寄附を希望する方へのリンク案内バナー

多くの人と手を取り合い、殺処分ゼロを目指します!

殺処分ゼロを達成・維持するためには、行政だけでなく犬猫を飼っている人やのら猫に関わる人を含む、すべての関係者が協力・連携して社会を変えていく必要があります。
名古屋市は啓発や譲渡の努力を行うだけでなく、これら犬猫に関わる様々な関係者の協力・連携を推進するため、3つの役割を担っていきます。

  • 殺処分ゼロに向けた計画の提示
  • 協働事業のための場づくり
  • 協働先への支援


名古屋市が目指すビジョン

動物愛護センターに収容されている犬と猫の写真

私たちは、譲渡の推進と収容される犬猫を減らす取り組みによって、重い病気やケガ、感染症など疾病がある犬猫も含め、動物愛護センターに収容されたすべての犬猫の殺処分ゼロを目指します。

そしてその先には、最期まで犬猫が飼主と共に暮らし、動物愛護センターに来てしまう不幸な犬猫がいなくなる未来を目指しています。

この取り組みを継続していくために、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。


寄附の方法

クレジットカード決済などによる寄附

  • 目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金について、インターネットを利用したクレジットカード決済などによるご寄付をお考えの方は、寄附の申込み(返礼品を希望しない方)へお進みいただき、「F-REGI寄付支払い」サイトからお申込みください。
  • 決済方法はクレジットカード、Pay-easy(インターネットバンキング)、コンビニエンスストアよりお選びいただけます。

納付書による寄附

  1. 「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金お申出書」に必要事項を記入し、郵送、ファックス、電子メールのいずれかにてお申込ください。電話でもお受けします。
  2. 折り返し寄附金納付書をお送りします。所定の金融機関にて、納付書による払い込みをお願いします。
  • 確定申告をされる方は、寄附金納付書の領収書を確定申告書に添付してください。

  • 以下の〈目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金お申出書、お申出書(記入例)およびリーフレット〉のファイルは、一部テキスト情報のない画像データです。内容を確認したい場合は〈動物愛護センター管理指導係(電話番号052-762-0380)〉までお問合せください。

ふるさと寄附金(納税)制度の概要

個人の方は、「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金」に寄附していただくと、確定申告をしていただくか、寄附金納付書に併せて送ります「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を提出いただくことで、税制上の優遇措置を受けることができます。

寄附された金額の2千円を超える部分を所得税と併せて、一定の限度まで個人住民税から控除することができます。

法人の場合は、寄附された金額を損金算入することができます。

ふるさと寄附金(納税)制度のご案内

このページの作成担当

健康福祉局生活衛生部動物愛護センター管理指導担当

電話番号

:052-762-0380

ファックス番号

:052-762-0423

電子メールアドレス

a7620380-01@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

お問合せフォーム

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