監査の結果(令和8年5月)

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ページID3004615  更新日 2026年5月21日

報道発表日時: 2026年5月21日 午前10時30分

監査委員から、令和8年名古屋市監査報告書(第2号)を令和8年5月20日に議会及び市長へ提出しました。
今回の監査では、必要以上の仕様で作製された積層信号灯に関する指摘を始め、計46項目の指摘を行うとともに、是正改善や再発防止などの措置を講じるよう求めました。

1 監査の概要

(1)監査の対象・指摘事項数

区分(注)

対象

指摘事項数

事務監査

スポーツ市民局(公の施設の指定管理者を含む。)

10
事務監査 緑政土木局(公の施設の指定管理者を含む。)、農業委員会事務局 6
事務監査

教育委員会(公の施設の指定管理者を含む。)

15

工事監査

スポーツ市民局(工事) 2
工事監査 観光文化交流局(工事) 3
工事監査 交通局(工事) 2
テーマ監査 局室区(基金関連事務) 2
出資団体監査 名古屋食肉市場株式会社 4
出資団体監査 公益財団法人名古屋食肉公社 0
出資団体監査 名古屋埠頭株式会社 2
合計 46

(注)地方自治法第199条第1項・第2項・第7項に定める、財務監査・行政監査・財政援助団体等監査として実施

(2)監査の実施時期

令和7年3月から令和8年3月まで(今回公表分の全体として)

(3)監査の方法

事務監査

収入、支出、契約、財産管理及び行政運営の各事務並びに現金等の出納保管に関する事務について、書類等突合、実査等を行った。

工事監査

スポーツ市民局(工事)は19件、観光文化交流局(工事)は39件、交通局(工事)は99件の工事及び委託を抽出し、設計・積算・施工・検査等が適正に行われているかについて、書類等突合、実査等を行った。

テーマ監査

本市の事務の中から特定のテーマを選定し、局室区をまたがる横断的な視点で共通する問題点の考察等を行うことを目的に、各局室区で処理している「基金関連事務」について、書類等突合等を行った。

出資団体監査

団体の出納その他の事務について、書類等突合、実査等を行った。

2 主な指摘事項

対象

主な指摘事項

報告書ページ

スポーツ市民局

予算の執行について

・区政課の指示に基づき、志段味支所が契約を締結し設置した2台の積層信号灯について、1台は使用する機会がなかった。

・支所を含めた区役所の環境整備を行うに当たっては、区政課は各区役所と十分に協議し、現場の実態に即した仕様となるよう調整した上で、適切な予算の執行に努められたい。

4ページ

指摘(1)

緑政土木局、農業委員会事務局

都市公園の使用料の算出について

・都市公園の占用許可に係る事務において、使用料が過大となっていた事例や、不足していた事例があった。

・申請者に対して、使用料が過大となっていた事例については還付し、不足していた事例については追加納付を求められたい。また、名古屋市都市公園条例等に基づき使用料を正確に算出されたい。

26ページ

指摘(1)

教育委員会

見積書の徴取について

・2者以上の者から見積書を徴取しなければいけない契約において、契約の相手方を通じて他業者の見積書を徴取していた事例があった。

・見積書を徴取する際は必ず個別に徴取することはもとより、厳正に契約事務に取り組まれたい。

47ページ

指摘(7)

スポーツ市民局(工事)

道路上での作業における許可について

・歩道に高所作業車を乗り入れて設置し、工事を行っていたが、道路交通法による道路使用許可を受けていなかった。また、高所作業車の乗り入れが歩道の構造に支障を及ぼすおそれがあったが、道路管理者に確認せず不十分な保全で工事を行っていた。

・関係法令で定められた必要な手続きを理解したうえで進めるとともに、道路管理者に指示を受け適切な保全を行って施工するよう受注者を指導されたい。

65ページ

指摘(2)

観光文化交流局(工事)

予定価格の設定について

・見積書に材料費や労務費などの内訳の記載がなく、詳細内容を把握できないにもかかわらず、見積書の金額をそのまま使用して予定価格を設定していた。

・見積書を使用して予定価格を設定する際は、材料の種類、作業内容、材料費及び労務費などが確認できる見積書を徴取し、見積内容の把握に努めるとともに、市場価格等を調べた上で適切に行われたい。

68ページ

指摘(1)

交通局(工事)

バリアフリー対策の設計について

・視覚障害者誘導用ブロックが、ベンチに座っている人の足により踏まれる位置に設置されており、機能が十分に発揮されていない事例や、スロープの手すり端部や脱輪防止が福祉都市環境整備指針に準じていない事例があった。

・整備指針に基づき適切に行うとともに、利用者にとって有効性のある施設となるよう設計されたい。

72ページ

指摘(1)

局室区(基金関連事務)

募金箱による寄附の状況について

・市民文化振興事業積立基金について、募金箱による寄附が行われていることや設置施設の周知が市公式ウェブサイト等で行われておらず、設置されている22か所の施設のうち、令和6年度の寄附金額が0円である施設が17か所見受けられた。

・募金箱の設置施設や来場者の導線を意識した設置場所、募金箱そのものを目立ちやすくする等のPR方法について再度見直す余地があると思料されるため、より効果的な方策について検討されたい。

85ページ

指摘(2)

名古屋食肉市場株式会社

業務委託における契約変更及び支払事務について

・毎月支払う委託料の上限金額等の変更について、変更契約書を取り交わしておらず、決裁手続も行われていない事例があった。また、請求金額の積算根拠を確認することなく支払っており、一部の月において過大な支出となっていた。

・金額変更後の契約書を取り交わされたい。また、今後は他の契約も含めて、決裁手続を実施した上で変更契約書を取り交わすなど、適正に契約事務を行うとともに、積算根拠の精査を確実に行われたい。

89ページ

指摘(2)

名古屋埠頭株式会社

インターネットバンキングの利用権限の設定について

・金融機関のインターネットバンキングの利用権限について、一人の職員に振込登録及び振込承認の権限が付与されていた。

・一人の職員が両方の権限を有しないよう利用権限を見直されたい。

103ページ

指摘(1)

 

3 主な意見

対象

主な意見

報告書ページ

教育委員会

適正な契約事務の執行について

・契約事務において、契約審査会の設置意義を軽視していた事例、契約の相手方を通じて複数の者の見積書を徴取していた事例及び少額の随意契約とするために作為的に契約を分割していた事例など不適切な事務執行が複数見受けられた。

・教育委員会においては、指摘した事項について周知するだけにとどまらず、契約事務を所管する企画経理課の主導により、職員一人ひとりの意識向上を図った上、組織的なチェック体制も十分に機能させることで、適正な契約事務の執行に努められたい。

57ページ

意見2

交通局(工事)

快適性・利便性の高いサービスを提供するための施設整備について

・スロープのバリアフリー対策、視覚障害者誘導用ブロックの機能、手すりの機能が十分でない事例が見受けられ、技術的基準に基づく適切な設計に加え、利用者目線を反映した設計が望まれる。

・近年、駅トイレの混雑に対して不満を感じる割合は女性の方が男性よりも高いことから、社会環境の変化を踏まえ、便器数の局内基準見直しを検討し、利用者目線を反映した設計が望まれる。

・利用者のニーズに対応した施設整備により一層努められたい。

76ページ

意見
名古屋食肉市場株式会社

名食に対する関与のあり方について

・債務超過の解消が着実に近づいていること等を踏まえれば、名食に対する支援については、今後縮減していくことが適当である。

・経済局においては、名食の集荷機能への影響や財務状況を踏まえた上で、今後の適切な関与のあり方について、不断の検討を行われたい。

91ページ

意見

 

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(事務監査について)監査事務局監査課
担当者:根﨑・髙木・向井・神野
電話番号:972-3326
ファクス番号:972-4181
Eメール:a3326@kansa.city.nagoya.lg.jp

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