『港区版』わが家のマイ・タイムライン
概要
「わが家のマイ・タイムライン」は命を守るため、災害時に「いつ」「誰が」「どのように行動するか」を時間の流れに沿って考える避難行動計画です。
『港区版』は港区全域が南海トラフ地震に伴い津波の浸水が想定されていることを踏まえて、平日昼間に、家族が仕事や学校等それぞれの場所にいる時に、津波が来た場合の避難行動を考えるものです。
2011年の東日本大震災では、津波警報の中子どもを迎えに行った親が途中で津波に巻き込まれて命を落としています。
事前にいつ誰がお迎えに行くのか、会社や学校が津波が来ないエリアにある場合、津波警報が解除されるまでの動きなど、是非家族の皆さんで考えて、お子さんも含めて共有してください。お迎えがすぐ来ないことを知っているだけでお子さんも安心して待っていることができます。
災害時、慌てて行動することはとても危険です。安心して安全に自分の命を守るためにも、『港区版』わが家のマイ・タイムラインを作成してみてください。
特徴
- 南海トラフ地震が起き津波警報が出た場合を想定しています
- 平日昼間、家族が会社や学校などそれぞれの場所にいる時の避難行動を考えます
- 家族みんなの行動を共有し、安心して自分の命が守れることを目的としています
作る前に知っておくこと
- 津波が来るのは主に港区・中川区・南区で、熱田神宮より東側は津波が来ない。
- 地震により公共交通機関が運休になり、名古屋駅や金山駅などで電車を待つ人が溢れる。
- 地震による液状化で道路が隆起するなど車での移動が難しくなるエリアが出てくる。
- 車での避難者が一定数でるため道路が渋滞し、津波に巻き込まれる危険性がある。避難は徒歩が原則!
- 地震により救急車や消防車がすぐに駆け付けるのは困難。
- 津波警報は24時間以上継続する場合がある。
- 津波警報解除後、自宅が安全なら在宅避難が基本。在宅避難でも、小中学校などの避難所で避難者登録をすれば食糧などの支援物資等を受け取れる。
- 公の物資が届くのは3日以上かかり、水が溜まっている場合はさらに時間がかかることも。自宅での備蓄(食糧、水、簡易トイレ等)はしっかりと!
「『港区版』わが家のマイ・タイムライン」の作り方
- 家族の名前を書く。
- 家族の連絡先を書く。
- 平日昼間、それぞれがいる場所を書く。その場所が津波浸水が想定されている区域か確認し、津波が来ない場所の場合は「□津波浸水想定区域外」にチェックをする。
- 3の場所の連絡先(固定電話等)を書く。
- 南海トラフ地震が発生するとすぐに大津波警報または津波警報が発表されます。この警報がでている間どのような行動をとるかを書く。
(津波がくるエリアにいる場合)
<記入例>
- 学校が津波避難ビルなので、そこにいる
- 勤務先の近くにあるマンションが津波避難ビルなので、そこに逃げる
- 171(災害用伝言ダイヤル)に安否を録音する
<注意点>
- 自分の命を守ることを優先します。
- 徒歩で近くの津波避難ビルの2階以上に避難しましょう。
- 余震が続きますので避難の際はブロック塀など壊れやすくなっているものに気を付けてください。
- 津波が来るまで100分以上はあります。(ただし、万が一堤防が壊れてすぐに水が流れてくる場合もあるので、周りの状況をよく確認してください。)
- 警報が24時間以上解除されない場合に備えて、可能であれば飲食物や防寒衣を持っていくようにしましょう。
【自宅から避難する場合の注意点】
- 電気が開通した時に火災になることを防ぐため、ブレーカーを必ず落とします。
- 「無事ですカード」を玄関のノブなど見やすい場所に掲げて、助けがいらないことを周りに知らせてください。
- 隣近所の人に無事であるか声掛けをして、津波からの避難を呼びかけながら津波避難ビルに逃げます。
(津波がこないエリアにいる場合)
<記入例>
- ○○をむかえに行く(同じく津波がこないエリアにいる家族の迎え)
- 高校でパパのむかえを待つ
- 171(災害用伝言ダイヤル)に安否を録音する
<注意点>
- 津波警報が解除されるまでは、津波がくる区域に入ることは危険なのでやめましょう。
- 津波がこないエリアに他の家族もいる場合には迎えに行くなど家族で身を寄せる選択もあります。
- 名古屋駅や金山駅等は大勢の人で混乱した状態となるため、近寄らず、会社や学校などの安全な場所で警報が解除されるのを待ちます。
6.大津波警報、津波
警報が解除されたらどのような行動をとるかを書く。
<記入例>
- ○○をむかえに行く→家(→家がこわれていたら、○○小学校)
- 小学校でママのむかえを待つ
<注意点>
- 警報が解除されても、津波による浸水で道路に水が溜まっている可能性があります。泥水で道路の底が見えにくく、液状化で隆起したマンホールにつまづいたり怪我をする危険性もあり注意が必要です。
- 公共交通機関が再開するまで時間を要する場合があります。自宅が安全なら在宅避難が基本です。家で生活できない場合には近くの避難所へ。小中学校のほかスポーツセンターなども避難所になっています。避難所は近隣住民以外も利用することができます。
- 警報発令状況や自分がいる場所のハザードや避難所などを確認できる「名古屋市防災アプリ」をダウンロードしておくと便利です。
アプリのダウンロードなどはこちら
名古屋市防災アプリ
港区版わが家のマイ・タイムライン(様式)
港区版わが家のマイ・タイムライン(様式)は、一部テキスト情報のない画像データです。
内容を確認したい場合は港区総務課 電話番号 052-654-9612までお問い合わせください。