ページの先頭です

ここから本文です

高坂小学校の統合に関する保護者説明会 令和2年7月20日開催

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2023年5月11日

ページID:129884

高坂小学校の統合に関する保護者説明会の開催結果

「高坂小学校の統合に関する保護者説明会」の開催結果をお伝えします。

日時

令和2年7月20日(月曜日)午後7時から午後8時10分

会場

高坂小学校体育館

参加者

14人(保護者11人、児童3人)

教育委員会からの説明の概要

「高坂小学校の統合に関するご質問と教育委員会の考え方について」の資料の概要を説明しました。

ご意見・ご質問と名古屋市教育委員会の考え方

1 統合についての考え方に関すること

(1)統合のメリットについて

  • 6年間という長い期間に多くの友達や先生と学ぶ機会が増えると思う。
  • クラス替えがあるといいと思う。
  • 娘の学年は男女比にかなりの偏りがあり、何とかならないかと常々思っている。
  • 少人数で目が行き届く現在の状況は、とてもありがたいと思うものの、やれる遊びやスポーツの幅が狭まっているようで、遊び相手が少なく集団で行動することが高学年男子なのにあまりできない。
  • 1クラスしかないとクラスメイトが6年間ほぼ同じで環境もほとんど変わらないため、上の子は中学に入ったときに環境の変化についていけず心が折れてしまった。2クラス以上あるほうが環境の変化等が経験できてよいので、合併には賛成である。

(2)小規模校のよさについて

  • 孫の友達の話であるが、転入前の学校では暴れていた子どもがいた。その子どもが高坂小学校に転校してきたところ、みんながちゃんと自分を見てくれるから暴れる必要がなくなったと言っていた。承認欲求が満たされて自己肯定感が高まってから、初めて切磋琢磨できるようになる。
  • 幼稚園は大人数で切磋琢磨していたが、高坂小学校は少人数で信頼関係があっていいと思う。20 人でやっていくしかないから、いじわるもないし優しい子ばかりである。
  • 2年生はこの1年間に生徒が3名増え、21名になった。1年生も21名います。授業を受けるにも、友達を作るにも、ソーシャルディスタンスを保つにも、ちょうどよい人数である。
  • 小規模校にも大規模校にもそれぞれメリット、デメリットがある。なぜ、小規模校のデメリットだけに注目して統合を進めるのか。現在、高坂小学校に通う子どもたちを見ていると、メリットしか感じない。誰も困っていないのに、無理に統合を進める必要があるのか。
  • 望ましい学校規模とされているのは国庫負担の交付条件であって、教育活動そのものではない。
  • クラス替えと強調するが、推し進めたい側の都合のいい言葉のようにしか聞こえない。財政面から、設備費や人件費を削りたいと言われたほうが「なるほどね(でも反対)」と思えてならない。
  • 「小規模校統合については、国の方針」と口にするが、名古屋市として「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」と銘うつくらいなら、独自の方針をまとめて実行したらいい。
  • なぜ小規模校のデメリットだけを注目して統合をすすめるのか。誰も困っていないのに、無理に統合をすすめる必要があるのか。

教育委員会の考え方

  • 名古屋市では、平成29年10月から、学識経験者や学校関係者、保護者、地域の関係者等からなる「学校規模適正化推進懇談会」(以下「懇談会」といいます。)を開催しました。この懇談会では、「クラス替えができる学校規模が確保され、子どもたちが集団の中で多様な考えに触れることで、社会性や規範意識を身に着けることが重要である。」「学校は第一に子どもたちのものであって、そこに地域コミュニティや防災の拠点といった役割が加わるので、子どもの利益が最初に考えられなければならない。」との意見がありました。ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画はこの懇談会での意見を踏まえて策定したもので、教育委員会ではこの計画に基づき、望ましい学校規模を確保する取り組みを進めています。
  • 教育委員会では、小学校では12学級以上を望ましい学校規模と考えていますが、国(文部科学省)においても平成27年に「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」が策定され、同様の考え方が望ましいとされています。また、懇談会においても名古屋市の望ましい学校規模ということで設定しました。
  • 小規模校には、学校行事で活動の場を与えやすい、一人ひとりの子どもにきめの細かい指導がしやすいといったよさがありますが、その一方で、人間関係の固定化が生じやすい、体育の球技などの集団学習、班活動やグループ分けなどに制約が生じる、また、指導上課題がある子どもの問題行動にクラス全体が影響を受けやすくなるといった課題などがあります。
  • 小学校では、子どもたちが集団の中で多様な考え方に触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することが大切であると考えており、その教育効果を上げるためには、一定の学校規模が必要と考えています。
  • 教育委員会では、小規模校の課題を解決しつつ、高坂小学校(以下「高坂小」といいます。)のよさを継承・発展させながら、子どもたちにとってよりよい教育環境にしていくことが必要と考えています。
  • 3 つの小学校が統合した西区のなごや小学校(以下「なごや小」といいます。)の子ども・保護者に対するアンケートでは、子どもたちは統合により「新しい友達ができてうれしい」、「授業が楽しくなった」、「休み時間に遊ぶ友達や遊びの種類が増えた」、「行事(遠足や運動会など)で人数が増えて楽しくなった」、「たくさんの先生と話ができるのでよかった」といった声を多くいただいています。

(3)教員の負担について

  • 現状、学校区で偏差値が違うように、平等な教育は単なる理想論でしかないのは明白である。家庭の経済状況の差異でも、塾に行く、行けないなど格差がある。都市単位で義務教育の規模が違うのも、人口数で違って当たり前である。現状で教員の負担が…というのなら、名古屋市の独自制度でアシスタントやサポーターを作ってはどうか。

教育委員会の考え方

  • いじめや暴力行為といった子どもの問題行動、不登校等は深刻化しており、教育上の大きな課題となっています。その要因・背景は、学校、家庭、地域や友人関係を始め多様であり、教員だけではなく、様々な専門的知識・経験を持ったスタッフが連携・協力し、組織的な支援体制を整えることが求められています。一方、多くの教育現場で、教員の負担を軽減するとともに、家庭や地域との連携をより一層図ることが求められています。また、問題が起きた後の対応だけではなく、すべての子どもたちの発達を支援することが必要です。こうした課題に対応するため、名古屋市では、常勤のスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールアドバイザーの3職種と、非常勤のスクールポリスからなる「なごや子ども応援委員会」を平成26年4月に設置しました。令和2年度からは、従来のスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの業務を一体化し、より広い視点から総合的に子どもを応援・援助する総合援助職を配置し、より効果的な支援を行うことを目指しています。
  • 「なごや子ども応援委員会」は、学校と共に、問題の未然防止、早期発見や個別支援を行い、子どもたちを支援する体制づくり(1未然防止につながる取り組みの支援を行います。2学校内の日常活動を通して、教員と協同し、子どもたちの悩みや心配事の早期発見に努めます。3幅広い相談対応を行います。4家庭、地域、関係機関との連携を強化します。)を推進しています。
  • 望ましい学校規模となった場合には、小規模校であった頃と比較すると教職員数が増えるため、例えば校務の事務分担はより多くの教職員で分担できるようになります。また、学年が複数学級となれば、学年ごとに準備が必要となる遠足や校外学習などの取り組みを担任同士で分担して計画・立案したり、実施したりすることができるようになります。
  • 運動会や学芸会・作品展などの学校全体の行事においては、より人数の多くなった教職員がそれぞれの役割を分担することで、小規模校の頃よりも負担軽減を図ることができるようになります。
  • 小規模校では、事故・ケガなど緊急時に対応することのできる教職員が少ない状況ですが、そうしたことも解消されます。
  • 統合したなごや小の例では、平成26年度に当時単学級であった旧江西小学校(以下「旧江西小」といいます。)、旧那古野小学校(以下「旧那古野小」といいます。)の教員は11人でしたが、この2校と旧幅下小学校(以下「旧幅下小」といいます。)が統合して開校したなごや小では、平成29年度の教員数が21人となりました。多くの教職員で協力分担しながら、教育活動・学校運営を行うことができるようになりました。
  • 小規模校の教職員からは、「子どもたちの人間関係の固定化や、教員一人あたりの校務の負担などを日々感じている」、「単学級の場合、運動会や様々な行事の時にクラスの中で常に半分に分かれないといけないというのは、子どもたちにとってクラスで団結することがないので少しかわいそう」といった意見があがっています。
  • 統合においては、学校の移転や新しい学校づくりに伴う事務などが発生し、教職員の負担となることが考えられますので、学校現場の負担軽減に努めたいと考えています。

2 統合(案)に関すること

(1)統合相手校・統合場所について

  • 高坂小学校に残ってほしい。
  • 子どもは、「高坂小が大好きだ!小学校全体で皆、仲が良い。6年生までずっと高坂小学校に通いたい。」と言っております。高坂小学校を残してほしいです。高坂小学校は、生徒間も先生とも信頼関係がある良い小学校なので、残してほしいです。他学年交流ができる良い小学校です。
  • 私自身も高坂小出身である。母校が閉校となるのは大変残念。未来の卒業生のためにも、存続を希望する。
  • 高坂小学校の事を地域の住民の一人としてとても大切に思っている。無くなってしまわない道を探せたらと思う。
  • しまだ小学校と高坂小学校の間に新しい小学校を設立してもらえたらよいと思うが、場所はあるのか。
  • 高坂の地域独特の具対策はまだないのか。統合が決定してからでないと具体的な案が出ないのか。例えば、しまだ小学校の施設整備はどこをどうやるのか。
  • 大雨があったとき、土砂災害警戒区域にしまだ小学校の敷地の一部がかかっていた。液状化の区域にも入っていた。
  • しまだ小は、液状化の心配がある。高坂小の安全な立地から、なぜ危険なしまだ小に行かなければいけないのか、納得できない。施設整備の検討をするということだが、地盤の強化は簡単ではない。費用と時間はどれくらいかかるのか。どのような工事を行うのか。
  • しまだ小学校は国道302号線の近くのため、窓は二重サッシになっていると聞いた。車の排気で空気が悪いと考えられるが、その中で運動させているのか。
  • 子どもの人数が少ないのであれば、高坂小学校の学区を広げてほしい。天白小学校の土原地域の1年生は、夏は暑くて歩いて通学できないと聞いている。
  • 小さな中学校ブロックでの考えではなく、年数をかけるなら天白区全体を考えるべき。直線上2kmで学校と学校の距離を折半すれば、極端に遠い子どもがいなくなる。
  • しまだ小の地盤の強化は簡単ではないと思う。費用と時間はどれくらいかかるのか。どの様な工事を行うのか、あわせて教えてほしい。

教育委員会の考え方

  • 高坂小は、昭和44 年に開校してから保護者や地域の皆様に支えられた教育活動が進められており、「ペア学年活動」や「高坂水田」、「ふれあいあそび」といった取り組みが行われています。また、平成29年度には特に優良な少年消防クラブの総務大臣賞を受賞するなどの実績も納めています。統合については、これら高坂小のよさを継承・発展させながら、子どもたちにとってよりよい教育環境となるよう新しい学校づくりを進めてまいります。
  • 統合を契機に必要な施設整備を行うことにより、施設面での充実に取り組むことを考えています。しまだ小学校(以下「しまだ小」といいます。)での施設整備については、液状化の可能性や土砂災害警戒区域を踏まえた建設計画を行い、設計(基本設計・実施設計)に反映していく予定です。工事内容について具体的にお知らせできる段階となりましたら、改めてお知らせしたいと考えています。
  • しまだ小の窓は、二重サッシにはなっておりません。国道302号線により、排気ガス等が学校に悪影響を及ぼしている事実も確認できませんでした。
  • 名古屋市では、学校が多くの地域組織や活動に支えられており、通学区域が地域活動の単位となっています。子どもが健やかに成長し、社会性を身に着けていくためには、家庭、学校、地域の協力が不可欠であると考えています。そのため、原則として現行の通学区域を前提とした統合により、地域全体で子どもを育む教育が実施できるようにしていきたいと考えています。

(2)子どもへのケアについて

  • 統合後も子どもたち優先での対応をとってほしい。学年途中での統合になった場合、子どもたち同士が仲良くなれるように時間を作って寄り添ってほしいと思う。
  • 環境がガラッと変化してしまうので、子どもたちの事前のケアをしていただきたい。

教育委員会の考え方

  • 統合によって二つの学校が一つになること、また、これまで通い慣れた学校の場所が変わることについて、子どもたちの心理的な負担に配慮していくことは重要であると考えています。
  • なごや小の「学校統合に関するアンケート」でも、子どもの中には「学校の様子が変わること」、「新しい友達ができるのか」などの心配があったという子どももいました。こうした子どもの気持ちにも寄り添いながら、新たな人間関係がスムーズに構築でき、新しい学校に慣れ親しむことができるようにしていくことが大切だと考えています。
  • 統合に向けては、スクールカウンセラーの活用やなごや子ども応援委員会との連携を図るとともに、学校の中で子どもたちに一番身近な教職員同士での情報交換を進めるなど、子どもたちの実情を踏まえつつ対応していきたいと考えています。

(3)統合校への通学について

  • 2kmでも平坦な道とアップダウンのある道を一緒にしないでほしい。1年生が通学に耐えられるか。
  • 教育委員会の職員も2kmを歩けるのか。1週間毎日歩いてみてほしい。
  • 子どもに20分から30分以上歩かせることをしてはいけない。
  • 真夏の暑い日にしまだ小学校まで通うのは地獄。
  • 高坂小学校は近いので元気に通えますが、しまだ小学校に通うと熱中症になりそうです。
  • 低学年の小さい子どもには、出来るだけ近い学校に通わせてあげたい。今でも夏は「暑い、疲れた」と言って帰ってくる。しまだ小になると今の倍の距離になるため、体力的に心配。
  • 通学路についても子どもが少ない方面に対して特に安全な対策をお願いしたい。
  • 通学時の安全対策に青信号の時間延長などを挙げているが、大根の交差点で本当に可能か。
  • 通学距離が遠くなる家庭の学区を変えることを検討してもよいのではないか。
  • 高坂小学校の統合に際し、相生小学校に通学先を選択できるようにしてくれないか。
  • 行政区にこだわらず例えば、緑区の梅里地域からも通学してもらってもいいのではないか。
  • 天白小が多すぎるので土原4丁目、5丁目を思い切って高坂学区にしてみてはどうか。
  • 高坂学区に近い土原に住んでいる地域の方を高坂小へなど、もう少し通学区域を見直してもいいのでは。

教育委員会の考え方

  • 教育委員会では、小学校の通学距離は概ね2kmを目安としています。通学距離については、市内のほとんどの小学校において、教育委員会が目安としている概ね2kmの範囲内に収まっています。
  • 高坂小としまだ小での統合(案)では、高坂学区の最も遠い地点からしまだ小までの距離は1.7kmになると考えています。
  • なごや小のアンケートでは、当初、学校が遠くなることを心配していた子どもも中にはいましたが、統合し、新校舎に変わった後は、多くの子どもは心配がなくなったと回答しています。
  • 熱中症対策は、学校に帽子の着用、こまめな休憩、冷たいタオルやお茶の持参などについて学校とともに検討したいと考えています。
  • 不審者等に対する登下校時の安全確保策として、現在「子ども安全ボランティア」による見守り活動や、子どもが身の危険を感じた時に駆け込める「子ども110番の家」などがあります。こうした取り組みも踏まえ、子どもたちの通学の安全確保を検討してまいります。
  • 統合による新しい通学路については、警察や土木事務所等の関係行政機関と連携しながら、また保護者や地域の皆様にもご協力をいただきながら、学校とともに子どものことを第一に考えた安全確保に取り組みます。
  • なごや小の場合には、1狭い歩道へのガードパイプの設置、2横断歩道の設置、3注意表示の設置、4歩行者先出信号の設置、5自転車専用レーンの設置、6青信号の時間延長、7道路へのカラー舗装、8通学練習会の実施を行いました。
  • 学校は多くの地域組織や活動に支えられており、学校教育は学校・家庭・地域の連携・協力の中で進められることが重要と考えています。高坂小でも、「高坂水田」、「ふれあいあそび」などの取り組みが行われています。統合においては、こうした点も踏まえて検討します。
  • 名古屋市では、学校が多くの地域組織や活動に支えられており、通学区域が地域活動の単位となっています。子どもが健やかに成長し、社会性を身に着けていくためには、家庭、学校、地域の協力が不可欠であると考えています。そのため、原則として現行の通学区域を前提とした統合により、地域全体で子どもを育む教育が実施できるようにしていきたいと考えています。

3 取り組みの進め方等に関すること

(1)取り組みの進め方について

  • 審議会の委員は誰なのか。
  • 学識者の智恵は統合ありきで拝借するのではなく、教員の負担を減らし、子どもがよりよく育つことのためのみに照準を合わせてお伺いを立てたらよろしいかと思う。
  • 審議会の中に天白区長が含まれていないことを確認している。この高坂の在り方に責任を持つことのない人が、統合の審議をして、何があっても責任が取れない人が、「客観的に判断」とは。その人たちが見守りするわけでもなく、災害時に物資を届けるわけでもない。
  • 学校教育が税金で賄われている以上、コストがかかりすぎている学校が廃校の対象となるのは致し方ないことだと考える。ただし、現段階においてはどこの学校に統合すべきかを判断する客観的材料があまりにも少ないように思う。統合なのか学区の見直しなのか、統合で進めるのであればどこの施設がより優れているのか条件を有しているのかなどの情報を公表してほしい。全員が納得できる施策はないと思うが、もう少し判断材料を提示してほしい。
  • なごや子どもの権利条例により、「発達段階に応じて意見を表明する機会が与えられること」の権利が保障されている。統合していいかを子どもたちに聞くべきである。
  • 少人数クラスの良さもたくさんある。子どもたちの意見をしっかり取り入れて頂きたい。
  • 子どもファーストで考えを進めているとは思えなくて、不信感・不審に感じる。
  • 高坂水田については、教育長が市議会で止めると発言していた。

教育委員会の考え方

  • 教育委員会が統合の取り組みを進めていくためには、中立性や客観性が求められるとともに、専門的立場からの見識や判断等が必要と考えています。そこで、教育委員会の附属機関として、条例に基づく審議会を設置しています。審議会の委員は、学識経験者の他、小・中学校の保護者、地域コミュニティの代表者、学校関係者で構成しています。
  • 審議会については、名古屋市公式ウェブサイトにて情報提供しています。また、高坂小の統合に向けては、今後とも保護者や地域の皆様への情報提供に努めてまいります。
  • 教育委員会では、子どものことを第一に考えながら、保護者や地域の皆様の声を丁寧にお聞きし、また学識経験者等による調査・審議の結果も踏まえながら、統合に向けた取り組みを進めたいと考えています。
  • 子どもの意見を聞いてほしいとの意見がありますが、現在は、まだ統合を決定する前の段階です。学校統合に向けては、まずは保護者を始めとする皆さまからご意見をお伺いするとともに、学識経験者等による専門的立場からの見識や判断も得ながら、検討を進めたいと考えています。そして、統合の決定後、統合校の開校に向けた協議をする段階(ステップ5)で、子どもたちから新しく開校する学校についてのアイデアを募集していきたいと考えています。
  • 高坂水田について、令和2年3月5日の市議会において教育長は「高坂水田のような教育活動につきましては、個別プランに盛り込む事項ではございませんが、取組の継承につきましては、統合決定後の新しい学校づくりの中で、関係者の御意見もお聞きしながら検討してまいりたいと考えております。」と答弁しています。

(2)保護者・住民への周知方法に関すること

  • 今日の説明会の開催について納得していない。小さい子どもがいると平日の夜は参加できない。
  • 時間になったら説明会が終わりというところが形だけの説明会だと感じた。参加人数が少ないのだから、もっと時間を伸ばして意見を聞いたらいいと思う。
  • 地域住民を対象とした説明会をしてほしい。
  • 昨年度に予定していた未就学児保護者相談会がコロナウイルス感染症の影響で延期になったが、その後の連絡がない。

教育委員会の考え方

  • 昨年度の説明・意見交換会は、保護者・地域の方を対象として、金曜日の夜間及び土曜日の午前中に開催しました。本日の説明会の内容は、昨年度の説明・意見交換会の内容と同じものとなっています。説明会の開催方法などにつきましては、いただいたご意見も参考とさせていただきます。
  • 昨年度の未就学児保護者の方に対して、当初3月に未就学児保護者相談会の開催案内を送付しましたが、新型コロナウイルス感染症のため中止としました。そして、今年度の未就学児保護者の方に対して、今年度の6月に改めて未就学児保護者相談会の開催案内を送付しました。このため、今年度に1年生に進級した児童の保護者の方には、未就学児保護者相談会の通知が届いていない場合がありました(なお、今年度1年生の保護者の方には、入学説明会において高坂小統合に関する説明をしています。)。今後の周知方法については、ご意見を参考にさせていただきます。
  • 今後も、名古屋市公式ウェブサイトでの随時の情報更新など、できるだけ多くの皆様に情報提供できるよう努めます。

4 地域に関すること

  • 高齢化が進んでいるのに学区に学校が無くなってしまうのは、学区に魅力がなくなり、高齢化の拍車がかかるのではないか。
  • 子どもが少なく、名古屋で1番の高齢地域なのに、名古屋市としてはなぜ対策をしないのか。

教育委員会の考え方

  • 学校は教育の場であるだけでなく、防災や地域交流の場である等など、地域コミュニティの核となっています。こうした点にも配慮しながら、子どものことを第一に考え、望ましい学校規模の確保に向けた取り組みを進めることが重要と考えています。
  • 高坂小としまだ小の統合が決定することになれば、二つの学区(地域)の子どもたちが通う新しい小学校が開校することになります。統合は、一方の学校を残し、他方の学校を廃止するという考え方ではなく、新しい学校を開設するという考え方で、それぞれの学校の特色やよさを継承・発展させることが重要と考えています。

5 跡地に関すること

  • 跡地については、現地を調べて写真集も作った。コインパーキング、コミュニティセンター、私立中学校等になっていた。もし、跡地に病院や老人ホームが建設された場合には、居住者でいっぱいになり避難できなくなる。
  • 大雨や地震の時に、お年寄りがしまだ小学校まで避難が可能であると思っているか。
  • 統合に使用しなくなった校舎は、本当に災害時に使用できるか。いざというときに使えるようにしておくには、維持費がかからないか。誰も使用していない学校に使うお金は本当にあるか。
  • この高坂の地域独特の具体策はまだないのか。統合が決定してからでないと具体的な案は出ないのか

教育委員会の考え方

  • 現在の高坂小は、地域の避難場所やレクリエーションでも使用している場所ですので、跡地の検討は、こうした点も踏まえて検討したいと考えています。
  • 統合により使用しなくなった校地や校舎は、いずれも指定避難所等となっており、地域の防災機能も確保されています。
  • これまでの学校跡地は、西区の旧江西小(インターナショナルスクール)、旧那古野小(会議室、シェアオフィス、イベントスペース等)、中村区の旧新明小学校(コミュニティセンター)、旧六反小学校(私立中学校)、旧本陣小学校(中村区役所等複合庁舎(予定))、旧亀島小学校(民間保育園、公園、地域住民利用施設、サービス付き高齢者向け住宅(予定)等)となっています。

6 新型コロナウイルス感染症に関すること

  • コロナで「密」がだめとなっている今、中規模校との統合をする意味が分からない。高坂で個々を大切にするという学びができているにもかかわらず、教育委員会の「望ましい学校規模」のために、コロナリスクや熱中症、交通事故のリスクを負ってまで、子どもが命懸けで登校しなければならないのは納得いかない。
  • 現在、新しい生活様式が求められている状況下である。それでも統合をすることは、教育現場にいらっしゃる先生方、子どもたちの命の危険のリスクを高める。優先すべきことは第一に命である。
  • 新型コロナウイルス感染症から子どもたちを守るためにも、小中全学年での少人数学級を目標とし、国に財政措置を求めつつ、まずは小学校で30人学級を3年生以上に広げるべきではないか。
  • 新型コロナウイルスが発生して以降、3密対策をとるには高坂小学校のような小規模校のほうがやりやすいのではないか。今後、世の中がどうなっていくかわからない状態で、統合の話を進めていくべきではないと思う。少なくともワクチンか治療薬が開発され、元の状態に戻るまでは話を凍結すべきだと思う。また、コロナウイルス終息後は、世の中がどんな方向へ向いていくのか、生活様式や経済がどうなるのか、今は全く分からない状態だと思う。「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」そのものを見直さないといけない。今は、統合の話を進める時期ではないと思う。
  • コロナが収束していないのに、統合の話し合いをしなければいけないか。
  • 少人数校の方が、「新しい生活様式」を実践するのにむいているのではないか。
  • 新型コロナウイルスが発生して以降、3密対策を取るには高坂小学校のような、小規模校の方がやりやすいのではないか。
  • 「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」自体がコロナ以前に策定されたものなので、コロナ後どうなるかを見極め、計画そのものを見直さないといけないのではないか。

教育委員会の考え方

  • 小規模校には「人間関係の固定化が生じやすい」、「体育の球技などの集団学習などに制約が生じる」といった課題があります。このような課題を解決するため、望ましい学校規模を確保することが必要であると考えています。
  • 本市の小学校では、小学校1・2年生における30人学級、3年生以上は40人学級での学級編制としています。統合する場合にも、市の基準による学級編制を行います。なお、小学校1、2年の他の学年は、少人数指導やティームティーチングにより一定の成果を上げているところです。
  • 新型コロナウイルス感染症への対応については、各校で感染拡大防止に努めています。こうした点を保護者や地域の皆様に丁寧に説明しながら、統合に向けた取り組みを進めたいと考えています。

7 その他

(1)なごや小学校について

  • 統合されたなごや小の意見において、悪い意見はなかったのか。よい意見・悪い意見の両方を聞きたい。

教育委員会の考え方

  • なごや小の保護者へのアンケートの中には、「新しい人間関係を築く中でトラブルも起こり考え悩んでいる。一つ一つ解決しながら成長していけると考えている。」というものがありました。
  • なごや小「学校統合に関するアンケート」で、児童が困ったこととして「学級で意見がまとまりにくくなった」、「先生の名前を覚えるのが大変になった」、「手を挙げてもあたりにくくなった」などの回答がありました。
  • なごや小の「学校統合に関するアンケート」において、「新校舎に移動する前と後で、子どもに変化が見られた」と回答した保護者の具体的な回答例は、次のとおりです。
    「いじめや無視されていたことがなくなった。クラスが今まで一つしかなかったので、逃げ場がなかった。今まで狭い世界の中で頑張っていたんだと痛感した。自分に合うお友達ができて楽しそうにしている。」
    「全校では少人数1クラスでトラブルが多いクラスだったため、逃げ場もなく閉塞感があったが、複数クラスになり人数も増えたことで性格による住み分けもでき、落ち着いて生活できるようになった。荒れているクラスの子には統合は救いであった。」
    「広い範囲のお友達ができて、よい刺激を受けるようになった。」
    「学校が遠くなって友達とおしゃべりして、とても楽しそうに家に帰ってくるようになった。」
    「新しいお友達にはまだまだ気を遣う気苦労のようなものを感じる。」
    「新しい人間関係にストレスを感じて居心地が悪そうだった。」

(2)学童保育等について

  • 高坂小学校は児童数が少ないため、令和3年度末で学童の閉所が決定していると聞いています。トワイライトスクールは午後6時までの利用しかできず、午後7時ごろまで働く親としては、学童の存在が大きく、家庭への影響も大きい。統合して学区の学童を守ってほしい。

教育委員会の考え方

  • 統合を進めるに当たっては、学童の所管である子ども青少年局などに情報提供を行います。

開催結果等

高坂小学校の統合に関するご質問と教育委員会の考え方について

Adobe Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。(外部リンク)別ウィンドウで開く

関連リンク

このページの作成担当

教育委員会事務局総務部教育環境整備課子どもいきいき学校づくり担当

電話番号

:052-972-3282 / 052-972-4091 / 052-972-4092

ファックス番号

:052-972-4176

電子メールアドレス

a3282@kyoiku.city.nagoya.lg.jp

お問合せフォーム

お問合せフォーム

ページの先頭へ