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風しんの予防接種はお済みですか?

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このページを印刷する最終更新日:2023年8月24日

ページID:89397

風しんの予防接種を受けましょう

 平成24年から平成25年にかけて風しんの全国的な流行があった後、平成30年から令和元年にかけても再び大都市圏を中心に風しんの流行が発生しています。しかも近年の大規模な流行の中心は、成人です。

 風しんは麻しんほど重篤な病気ではありませんが、妊娠初期の女性が感染すると、「先天性風しん症候群」と呼ばれる病気をもつ赤ちゃんが生まれる可能性のある病気でもあります。

 しかし、ワクチンで予防できる感染症ですので、免疫のない方はぜひ予防接種を受けて、生まれてくる赤ちゃんをみんなで守りましょう。

先天性風しん症候群(Congenital Rubella Syndrome : CRS)とは?

 先天性風しん症候群とは、風しんウイルスに免疫力の無い女性が、妊娠初期に風しんに罹患した場合に、胎児にもウイルスが感染することにより、生じることのある先天性の障害のことであり、その3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障です。これら以外にも網膜症、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球症等の症状が出ることがあるといわれています。
 ただし、妊婦が風しんに感染したとしても、必ず先天性風しん症候群の子が生まれるわけではありません。産婦人科の医師の指示をよく聞くようにしてください。 

風しんの予防接種を特に受けていただきたい方

 平成16年8月に、厚生労働省の研究班によって「風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言」が示され、この中で妊婦への感染波及を抑制するため、予防接種を受けることが望ましいと考えられる対象者が(1)から(3)のとおり提示されました。

 妊娠希望女性とそのパートナー又は同居人、妊婦のパートナー又は同居人を対象に、風しんの抗体検査と予防接種の費用助成を実施しています。詳しくは、以下のページをご確認ください。

妊娠希望の方等への風しん抗体検査及び予防接種の費用助成について

 また、(4)の方を対象に、定期風しん(第5期)の抗体検査及び予防接種を実施しています。このことについて詳しくは、以下のページをご確認ください。

風しん(第5期)の抗体検査及び予防接種

(1)妊婦の夫、子供及びその他の同居家族

  • 妊婦自身は予防接種を受けることはできません(麻しん、風しん等生ワクチンを使用するものすべて)。
  • ワクチン接種を受けた方からその周囲の方への、ワクチン由来の風しん感染はありません。

(2)10代後半から40代の女性(ことに、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者)

  • 予防接種を受けてから2ヶ月間は妊娠しないように注意してください。ただし、予防接種を受けてから2ヶ月以内に妊娠していることが判明した場合でも、ワクチンによる先天性風しん症候群の発生は報告されていませんので、妊娠を中断する必要はありません。

(3)産褥(さんじょく)早期の女性(ただし、明らかに風しんの既往、予防接種歴、抗体陽性確認がある者を除いた者)

  • 産褥期とは分娩後母体が妊娠前の状態に戻るまでの6から8週間のことであり、早期とはこのうち4週くらいまでの事を指します。
    この時期をお勧めするのは、産婦人科に入院しているか日常的に受診しており接種を受けやすいためと、妊娠をしている可能性が大変低いためです。
    なお、母乳を授乳されている方でも、お子様には影響は無いと考えられており、予防接種を受けて問題ありません。

その他、定期接種を受けていない小・中・高・大学生等集団発生を起こしやすい集団に属する者、医療従事者、保育施設・学校等へ勤務する者などが接種勧奨対象とされています。

(4)昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性

  • この年代の男性は、これまで風しんの定期予防接種を受ける機会が一度もなく、また他の年代や女性と比べて風しんの抗体保有率が低い世代です。実際、平成30年から令和元年にかけて発生した風しん流行の中心となった世代です。
  • 対象者の方にはクーポン券を送付していますので、まずは風しんの抗体検査を受けてください。また、抗体が不十分であった方は予防接種も受けましょう。

風しんについて

 風しんは一般に三日ばしかとも呼ばれる、風しんウイルスによる感染症です。発熱、首のリンパ節の腫れとともに全身に淡い発しんが出現しますが、通常3日程度で消失し、麻しん(はしか)のように発しんのあとが長く残るようなことはありません。一般に症状は重くありませんが、大人は子供より重症になる場合が多いといわれています。
 患者からの飛沫(くしゃみや咳などによる唾液のしぶき)により感染しますが、発しん出現の前後約1週間に感染性があるとされており、症状が出てから気をつけても、既に周りの人は感染している可能性があります。感染力は麻しん、水痘(みずぼうそう)よりは弱く、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)は2から3週間です。発生は春から初夏に多く、幼児から小学校低学年に好発します。
 ただし、他に発熱、発しんがでる病気はいくつもあるため、医療機関で明確な診断を受けない限り、はっきりと感染したかどうかわからない場合もあります。 

このページの作成担当

健康福祉局 感染症対策室内 予防接種電話相談窓口
電話番号: 052‐957‐2435
ファックス番号: 052‐971‐5730
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