名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
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- (現在の位置)段ボールコンポストによる堆肥の作り方・使い方
段ボールコンポストとは、段ボール箱を利用した生ごみ処理容器で、段ボール箱に土壌改良材を入れ、好気性(酸素を必要とする)微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥を作るものです。
段ボールは通気性がよく、生ごみの水分を逃がしたり、発酵に必要な空気を通すのに適しています。
においも少なく、場所も多く取らないので、集合住宅のベランダでも取り組むことができます。
本市の「生ごみ堆肥づくり講座」の講師を務めるNPO法人日進野菜塾(外部リンク)が紹介する内容をお伝えします。
用意するもの
- 段ボール箱(みかん箱程度の大きさ。 厚手で強度のあるもの(二重構造)で防水加工でないもの)
- 二重底用の段ボール板
- コンポスト基材
- 風通しのよい網目状の台
- スコップ
- 虫よけキャップ
段ボールコンポストの作り方
(手順1)段ボールを組み立てる
段ボールを箱状に組み立て、底が抜けるのを避けるために二重底にする。
また、以下の点に気をつける。
- ガムテープはクラフトテープを使う。
- 最小限のガムテープ(クラフトテープ)で固定する。
- 虫の侵入を防ぐため、隙間や穴をガムテープで目張りする。
- 発泡スチロールやプラスティックのケースは容器として使用できない。
(手順2)風通しの良い網目状の台に段ボールを置く
直接地面に置くと、底が湿って段ボールが壊れやすくなるので注意する。
(手順3)基材を投入する
コンポスト基材を段ボールの6割くらいまで入れる。
(手順4)生ごみを投入する
- 前日に入れた生ごみ部分のみよくかき混ぜる
- 中心部に穴を掘って、生ごみを入れる
- 上から基材をかぶせておく
- 虫よけキャップをかぶせる
生ごみ投入の際のポイント
投入物
- 投入量は1日につき500から800グラム程度で、投入期間は3から6か月程度。
- 生ごみはなるべく細かくしてから入れる。
- 廃油、魚のあら、炭水化物は微生物の分解促進になる。
- タマネギ、トウモロコシ、タケノコの皮等の乾燥したものは分解されるまでに時間がかかる。
- 貝殻は分解しないので投入しない。
- 落ち葉・木の枝等の庭から出るものも投入しない。
(注)しばらくの間投入を停止していた場合、水1リットル程度を加え、よくかき混ぜてから再開する。
温度管理
- 微生物が順調に分解していると、段ボールの中身が20度から40度まで上がる。
- 寒い季節は微生物の働きを助けるため、日なたなど暖かい場所に置く。
置き場所
- 雨にあたらない場所に置く。
- 風通しの良い場所に置く。
- 可能であれば日当たりが良い場所に置く。
臭い対策
- 投入する前の生ごみを適度に水切りする。
- スコップを縦に差し込み、しっかりと空気を送り込む。
虫対策
- 台所の生ごみも密封保管して、虫に卵を産ませないようにする。
- 段ボールコンポストにきちんとガムテープで目張りし、毎日虫よけキャップをかぶせて虫に卵を産ませないようにする。
(注)白くてふわふわしたカビが発生することがあるが、失敗ではないので、よくかき混ぜて引き続き使用することができる。
熟成
「熟成」とは?
- 最後に投入した生ごみを分解し、堆肥として使用するための準備工程。
- 段ボールコンポストへの生ごみ投入期間が3か月から6か月程度経過し、基材がべたつき、分解するまでに時間がかかると感じた時に行う。
熟成の必要性
- 段ボールコンポストへの生ごみ投入を終了した時点では、堆肥ではない。
- 未熟な堆肥を土の中に入れると、土の中で熟成がはじまり、植物の根を傷めることがある。
熟成の手順
- 1週間に1回程度1リットルから2リットルの水分を加え、基材全体をよく混ぜて分解を促進する。
- 熟成期間は、夏期で2週間から1か月、冬期で1か月から2か月程度で、生ごみの形がなくなり、水分を加えても温度の上昇がなければ熟成完了となる。
堆肥の使用
堆肥の効果
- 土を柔らかくして通気性を良くする。
- 養分を供給する。
- 保水力、保肥力を良くする。
堆肥の使用例
プランターの場合
- 土3から4に対して堆肥が1となるように全体的にまいてよくかき混ぜる。
庭や畑の場合
- うねを作り、溝部分に堆肥を入れて、上から土を被せる。
段ボールコンポストの使い方について、動画でご覧になりたい方へ
以下リンク先から、段ボールコンポストの使い方の概要についての動画をご覧いただけます。
堆肥を使い切れない方へ
段ボールコンポストを使用して作った堆肥を使い切れない場合は、資源循環推進課にご連絡ください。
堆肥を引き取り・有効利用します。
引取りができる堆肥
完熟した堆肥で、段ボールに入っているもの
引取りまでの流れ
- 資源循環推進課(電話番号:052-972-2390)に連絡
- 引取り先(各区環境事業所)の案内
- 引取り先に持ち込む
- 公共施設において緑のカーテン等で利用
関連リンク
このページの作成担当
環境局ごみ減量部資源化推進室事業所排出指導担当
電話番号:052-972-2390
ファックス番号:052-972-4133
電子メールアドレス:a2297@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
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