平成28年度 港区防災のつどい
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名古屋市港区役所 電話番号:052-651-3251(代表) 南陽支所 電話番号:052-301-8118 所在地、地図
平成28年9月24日(土曜日)に、港文化小劇場にて「港区防災のつどい」を開催しました。
昨年に引き続き、南陽地区防災のつどいと港区の啓発事業を併せて実施しました。
今年は"地域の防災力向上"をテーマに掲げ、災害時における地域の助け合いの大切さについての啓発を中心に事業を行い、当日は悪天候にもかかわらず、多くの方にご来場いただきました。
当日の様子を一部ですが、ご紹介します。
協力:(社福)名古屋ライトハウス明和寮
始めのプログラムは、港消防署による「出張!家庭の防災教室」でした。2015年に消防局が作成した、南海トラフ巨大地震被害想定映像の上映と、家具転倒防止の重要性についての講話をしていただきました。
地震が発生した際、家は無事でも、家具の転倒によって避難行動が遅れ、被害が拡大するケースは多く見られます。
避難行動の遅れによる被害を一件でも多く減らすため、港区では昨年から、港消防署と連携で、家具転倒防止ボランティアの派遣事業を実施しております。対象は、障害者の方のいる世帯や一人暮らしの高齢者など、自力での家具固定が困難な世帯です。
お困りの方は、お気軽に港区役所または港消防署にご連絡下さい。また、近所のご高齢の方等にもお声かけ下さい。
港区家具転倒防止ボランティア申込書
続いては、三重大学大学院工学研究科准教授の、川口淳氏をお招きし、講演会を行いました。
川口先生は、エクアドルや熊本など、今年大きな地震が起こった地に自ら足を運ばれており、そこで体験した生の出来事を写真や動画を交えてお話ししてくださいました。
現地を実際に視察されたうえで、「熊本地震では、東日本大震災で出来ていたことができていなかった」というお言葉を述べられ、その上で、過去の災害から、私たちが学ぶべき教訓を、ユーモアを交えながらわかりやすくお話し下さいました。
参加者の方々からも、「川口先生の話はわかりやすくためになった」という意見を多くいただき、大変好評でした。
今回の講演会をきっかけに、一人一人が災害が起こった時にどう行動するべきか、考えていただけるきっかけにしていただければ幸いです。
最後のイベントは、避難訓練コンサートです。
このイベントは、プロのアーティストと地元港区の小中学生によるコンサートを実施すると共に、イベントの最中に地震が発生し、津波が来るという状況を想定した避難訓練を行う、というものです。好評により、昨年度に引き続き今年度も実施させていただきました。
コンサートの終了間際に、緊急地震速報が鳴り、その数秒後に地震の模擬音が会場に響きました。
本来であれば、この後に会場から外に出て、隣の留学生会館への避難訓練を実施する予定でしたが、悪天候のため中止となり、シェイクアウト訓練のみの実施となりました。
シェイクアウト訓練とは、1、頭を守り 2、姿勢を低くし 3、揺れが収まるのを待つ という3つの行動を実践する訓練です。
大規模地震が起きた際には、命を守るためにすぐにシェイクアウトを行う、という意識付けが重要です。
参加者の皆さまには、真剣な表情でこのシェイクアウト訓練に取り組んでいただきました。
以上、平成28年度港区防災のつどいの報告でした。
あいにくの天気で、避難訓練は実施できませんでしたが、全体としては、有意義なプログラムを行うことができました。ご協力・ご来場いただいた皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
港区役所区政部総務課防災担当
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