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平成26年10月2日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2019年10月28日

ページID:63726

報告事項

  • 御嶽山の噴火について
  • 乳がん月間における取り組みについて

 がん検診等のがん対策

  • 「なごやめし博覧会2014」の開幕について
  • 伊勢湾台風について

会見動画

報告内容

◎御嶽山の噴火について

 それでは、10月2日(木曜日)の記者会見を始めたいと思います。皆さん、こんにちは。

 

 まず報告に入る前に、9月27日(土曜日)に発生いたしました御嶽山の噴火によりまして亡くなられました皆さんに、深く哀悼の意を表し、安否不明の方々が一刻も早く救出されることをお祈りするとともに、被害に遭われた方々に、心からのお見舞いを申し上げたいと思います。

 

 名古屋市としましては、長野県からの要請を受けまして、28日(日曜日)以降、緊急消防(援助)隊、延べ181名を現地に派遣しておりまして、救助活動等に当たっているところです。

 

 名古屋市民おんたけ休暇村につきましては、被害は特にございませんので、通常どおり営業を行っているところです。また、降灰等による上水道の水質への影響についても、常時監視を行っておりまして、影響はございません。

 

 これは、皆さんの生活に直接関わることなので、名古屋市民の皆さんも大変お気にされておると思いますけれど、水質に変化が見られた場合でも、浄水処理によって適切に対処するということを、一応申しております。

 

 ただ、今日、「普通の大雨の濁り水のと違って、硫黄だとか、ああいうものはどうなんだ」と言いましたけれど、それも適切に(対処)できるということですので、もし疑問がございましたら、当局に報告、説明をさせたいと思いますが、そちらもええですか、後で。これは一応、取りあえず、市民の皆さんからすると一番心配ごとですので、お願いします。

 

 引き続き御嶽山の状況を注視しながら、必要に応じた迅速な対応に努めてまいります。なお、消防が今日、記者会見をやるんだったね。

 

(当局:午後3時からです。)

 

 午後3時から、名古屋市消防が記者会見をやりますので、そのときにもご質問いただいてということです。

 

◎乳がん月間における取り組みについて

 それと、本日は、まず初めに「乳がん月間」の取り組みについて、ご報告いたします。

 10月は「乳がん月間」ということでして、本日のバックボードはピンクリボンということになっております。ピンクリボンは、乳がんについての正しい知識の普及と、早期発見・早期治療の大切さを伝えるための世界共通のシンボルマークです。

 

 また、10月中は、私をはじめとしまして、課長級以上の職員がこのバッジを着用いたします。

 

 ワンコインがん検診という、これは大抵、日本中で名古屋だけじゃないですか。これをやっとるのは。

 

(当局:はい。)

 

 そうですね。名古屋の方はご承知ですけれど、500円と。ワンコインで、6種のがん検診ができるということで、大変お得になっとりますし、また、やりやすくなっとりますので、引き続きお願いしたいんですが、それプラス、5年ごとの無料クーポンの両方、名古屋市独自の取り組みによりまして、乳がん検診の受診者数は、21年度の3万5000名から、25年度には4万1000名ということに増加しております。

 

 さらなるがん予防やがん検診の受診を呼び掛けるため、10月の「乳がん月間」には、名古屋市全体で、乳がんの予防や早期発見・早期治療に向けた取り組みを実施してまいりますので、ここで紹介いたします。

 

 まずは広報用映像、「受けようまいか」とは書いてありませんが、「受けましょう!がん検診」の放映についてです。

 

 今年5月に市役所にお越しいただいたアグネス・チャンさんですね。アグネス・チャンへのインタビューを交えながら、がん検診の受診を呼び掛けるとともに、名古屋市が行っているがん対策について紹介する映像を制作いたしました。

 

 ここで、皆さんにも30秒のCMバージョンをご覧をいただきたいと思います。

 

≪広報用映像30秒CMバージョンを放映≫

 

 こういうことでして、この広報用映像は、今週10月4日(土曜日)から10月31日(金曜日)までの毎日、ケーブルテレビや市内映画館にて放映いたします。市内映画館では今ご覧いただきました30秒のCMが、ケーブルテレビでは5分30秒の広報用映像が放映されます。

 

 もう1個、別のやつがあるんだな。それなら。

 

(当局:はい。5分のものが。)

 

 5分のやつがあるそうです。これは、アグネス・チャンは、歌でも歌っとるのかね。

 

(当局:歌は歌っていませんが。)

 

 歌っとらんかね。それは大変残念ですが。

 

 また、10月から11月にかけては、愛知県体育館、白鳥庭園、日本ガイシフォーラムなど、さまざまなスポットでマンモグラフィ車による乳がん検診を実施いたします。名古屋まつりなどのイベントと同日に実施いたしますので、ぜひお出掛けのついでに、乳がん検診も受診していただきたいと思います。

 

 がんの予防やがん検診の受診などを、幅広く呼び掛けてまいります。皆さん、ぜひがん検診を受けていただきたいと思います。ここで職員からもPRをさせていただきます。

 

(当局:乳がんは、自己触診により、自分でチェックして発見できる場合もあります。このたび名古屋市では、このような乳がんの自己触診法ポスターを作成し、市内の公衆浴場やスポーツ施設などに配布することにしています。水を付けて、浴室などの壁に貼っていただくものです。

 

 名古屋市といたしましては、1人でも多くの市民の皆さまに、がん検診や自己触診を習慣にしていただくことで、がんの早期発見・早期治療に結び付けたいと考えております。以上です。)

 

 ということでして、何かご質問がございましたらということですが、ここで、ええですか。

 

 本当に、この500円、ワンコインがん検診では、確か今、46万人になっとるんじゃないですかね。全体で。乳がんじゃなくて、6種目でいきますと。その前が十何万人か20万人ぐらいで、2.5倍。3倍にはなっとらんけれど、これを始めたことによって、2.5倍近く、がん検診を受ける人がおりまして。

 

 この間、僕がそれを聞いたときには、がん患者さんって、やっぱり増えとるんですね。数が増えとるんです。要するに、(検診で)見つかっとるんではないかと。ということがありますので、ぜひ、乳がんに限らずですけれど、やっていただきたい。

 

 乳がんだけで言いますと、あまり言うといかんで、(痛いと)言うなと言われておりますけれど、うちのおっかあが言っとりましたけれど、痛いらしいと。これね。

 

(当局:個人差があります。)

 

 個人差があるで、それは言わんでおいてくれと、この間、言っとったけれど、かえってそれは言うなら言うで、痛くない人もおるかどうかしれませんけれど、ということですけれど、ぜひ、がんになる前に早う見つけていただいて。

 

 これは、名古屋市の、大サービスと言うと怒られますけれど、500円でできますので、受けてください。減税だけじゃにゃあぞと、ちゃんと言ったってちょうだいよ。ということです。

 

 ええですか。また待機しておりますので、後でご質問がございましたらお願いします。

 

(当局:ありがとうございました。)

 

 それから、ここであれですけれど、今、この間、記者クラブには言ってきましたけれど、議会でも意見がありました肺炎球菌の予防接種に、今、行ってまいりました。

 

 これもぜひ。名古屋だけの、大変な、年食った方へのサービスと言うと何ですが。

 

 これもまだ、高齢者が50万人みえますけれど、打った方が4分の1ぐらいしかないですわ。名古屋でね。ぜひ、テレビを見ておられる方で。元気にやってもらわないといかんもんで、ぜひ。名古屋の場合は4000円で打てますから。本当は8000円掛かるんですけれど、4000円で。

 

 この名古屋の政策を国がまねしまして。ええことだということで。こればかりに限らんですよ。ワクチンは明らかに名古屋市が国をリードしていますので。(高齢者肺炎球菌の予防接種については)国が始めましたけれど、国の場合、定点(の年齢)でしか打てんのですわ。65歳、70歳とか。ということですので、ぜひ、名古屋の皆さんも。

 

 名古屋はいつでも打てますので、近所のお医者さんのところへ行って、「わしもこういうふうでよ。打ってちょう」と言いますと打てますので、打っていただいて、敬老パスを使って、元気に名古屋でやってちょうだいと。こういうことです。

 

◎「なごやめし博覧会2014」の開幕について

 次に、「なごやめし博覧会2014」の開幕についてです。「おもてなし武将隊」が。おお、久しぶりですな。

 

(加藤清正:お久しゅうございます。)

 

 清正ではござらんか。

 

(加藤清正:さようにございます。)

 

 いやいや、相変わらずええ声をしておらっせるな。

 

(加藤清正:かたじけのうございます。)

 

 ええ声をしとるので。最近、彼女の方はどうだ。

 

(加藤清正:いやいや、まあまあ。)

 

 そういうことをテレビの前で言うではないと。

 

(加藤清正:いやいや。)

 

 結構ですが。

 

(加藤清正:こたびは、めし博のことで。)

 

 ちゃんと公務でござったのでね。

 

(加藤清正:さようにござります。)

 

 それでは、後で清正殿からのお話もあると思いますが、何か、清正が城を造るときに、熊本は熱心にやったけれど、名古屋城は、秀吉を滅ぼすためにあるもんで。秀頼殿を。ええかげんにしたという説がありますけれど。

 

(加藤清正:いや、そんなことはござらぬ。完璧な工事でございます。)

 

 そうか。

 

(加藤清正:ええ。今もしっかり残っておりますので、ぜひご覧いただきたいと思っておりますが。)

 

 これはなかなか論点なんですけれどね。はい、それでは。

 

 味噌かつ、味噌煮込み、ひつまぶしなど、全国的に人気の「なごやめし」を、名古屋市内の飲食店舗を回遊していただいて食べ歩くイベント「なごやめし博覧会2014」が、来週10月6日(月曜日)に、いよいよ開幕をいたします。

 

 4回目となる今年は、過去最大規模の283店舗に参加いただけることになりました。うち37店舗では、新しい「なごやめし」を考案いただき、Web投票でグランプリを決定する「新なごやめし総選挙」にも参加していただけます。

 

 開幕初日のオープニングイベントには、私も出席する他、博覧会のスペシャルサポーターである「名古屋おもてなし武将隊」や「はち丸」、そして、BOYS AND GIRLSではなくて「BOYS AND MEN」も駆けつけ、イベントを盛り上げてくれるとのことです。

 

 現在、名古屋市では、愛知県と連携しまして、国内外に向けて「なごやめし」を戦略的にPRする手法等についての検討を進めています。

 

 ということは、伝統的な名古屋だけのめしにかかわらずですね。それは向こうさんがOKと言わないといかんですけれど、愛知県中に、例えば豊川の稲荷だとかね、三河の。この間、それもちょっと議論がありましたけれど、八丁味噌のいろんなもんとかありますでね。

 

 名古屋の秋のイベントとして定着しつつある、この「なごやめし博覧会」でも大いに盛り上げ、「なごやめし」を全国にアピールしたいと思っております。食欲の秋、観光客の皆さまにも、地元の皆さまにも、この機会にぜひ「なごやめし」をご堪能いただきたいと思います。

 

 ここから加藤清正殿に、ご説明と、またPRをいただきます。殿、いかがなものじゃ。どうぞ、この真ん中の方に。

 

(加藤清正:かたじけのうございます。ようござります。こちらでまいりますので。)

 

 まいりますか。

 

(加藤清正:はい。それでは、「なごやめし博覧会2014」スペシャルサポーターを相務め申す、「名古屋おもてなし武将隊」より、加藤清正にござる。よろしゅうお頼み申す。

 

 さて、この「なごやめし博覧会2014」は、こたびで無事に第4回目を迎えることができるということで、秋の風物詩として、この後も定着してまいればええなというふうに思っておるわけでございます。

 

 そして、この「なごやめし博覧会」は、参加するに当たっては、このようなチケットというものを購入をいただいて、チケットを引き換える形で「なごやめし」を食べていただこうというわけでござる。5枚つづりと2枚つづりがござって、2枚つづりは1240円、5枚つづりは3000円ということで、5枚つづりの方がややお得な、1枚600円相当ということになっており申して。)

 

 ただじゃないのか。

 

(加藤清正:いや、これは一応、購入をいただくわけでございます。)

 

 大げさな割には。ただにしとるかしらと思ったで。

 

(加藤清正:いやいや、いやいや。)

 

 それはいかんですか。

 

(加藤清正:こちらは一応、購入をいただくということでございまして、しかしながら、5枚つづりであらば1枚600円相当ということでございまするが、参加店舗の中では、このチケットを、枚数に応じて、例えばこの料理は1枚で食べられますよ、この料理は2枚つづりで食べられますよというような形で、引き換えていただくというわけなんですが。)

 

 600円以下のめしはないということだな。従って。分割はないと。

 

(加藤清正:さようにございます。ものによっては、1000円近く値引きになる場合もあるということで、非常にお得に食べられるものなので、これを使って、ぜひ名古屋市内のお方も、そして遠方からやってまいったお客人にも、「なごやめし」に親しんでいただければなというふうに思っており申す。)

 

 1000円以上ということは、1600円以上のものということですか。何か食って。

 

(加藤清正:ああ、さようにございます。普通に食べるとそれぐらいするものと。)

 

 1000円引いて、600円ぐらいと。

 

(加藤清正:そうですな。チケット1枚だけで食べることも。)

 

 例えば、相当高いめしだな、それは。

 

(加藤清正:さようにございますな。ものによってはということになりまするが。)

 

 何でござるか、それは。

 

(加藤清正:それは、一応、パンフレットであるとか。)

 

 に書いてあるか。

 

(加藤清正:それから、「なごやめし博覧会2014」のホームページもござるので。)

 

 高いものだと、立派なのだと、ひつまぶしとか、味噌煮込みの高いやつ。

 

(加藤清正:ええ、そういったものも、店舗で参加されておるところもあるので。)

 

 1000円引きは安いな、これは。

 

(加藤清正:ええ。そういったものもござるということで、期間も10月の6日から11月の16日まで1カ月超、行われるということで、ぜひ食べながら名古屋のまちも周遊していただいて、名古屋をわれわれもともに盛り上げてまいりたいなと思っており申す故、ぜひたくさんの方々にご参加を願いたいというわけでございます。以上でございまする。)

 

 清正公にちょっと聞きたいけれど、熊本におかれては「せいしょこさん」とか言われて、大変に評判が高いし、皆さんから大変に尊敬されてということですが。

 

(加藤清正:かたじけのうございます。)

 

 いささかこの名古屋においては、尊敬されとるところもありますけれど、なかなか印象が薄いようにお見受けするが。

 

(加藤清正:それはやはり、三英傑のお方がござりますので、そういった方々をお支え申したということで、そういったこともございましょうけれども、ただ、この加藤清正も、そして三英傑を含まれる武将の方々も、またこの「なごやめし博覧会2014」を盛り上げつつ、われわれもPRしてまいりたいなと思っており申すので、ちょっと存在感を発揮してまいりたいと思います。)

 

 なかなか謙虚でござるな。

 

(加藤清正:いやいや、とんでもございません。)

 

 そうですか。まあ、ええけれど。

 

(加藤清正:では、これにてPRとさせていただきとうございます。)

 

 そうかね。あんたはええのかね。

 

(加藤清正:ようございます。忍びの者でございます。それでは、これにてご無礼を。)

 

 長いことやっとると、いろいろ言うようになってくるな。ありがとうございます。

 

◎伊勢湾台風について

 ということで、以上なんですが、ちょっと報告事項で、これは僕は結構重要だと思っとるのは、皆さんに、記者クラブに張り出しておきましたけれど、御嶽山のこともありますけれど、名古屋はやっぱり伊勢湾台風がですね。私は実は経験をしておりますので。小学校5年生のときに。私のうちも、水はなかったですけれど、壁が抜けまして半壊になりました。

 

 ということですので、9月、先日ですけれど、終わった後の事後報告ですけれど、毎年ずっと続けていきたいと。来年ぐらいからは、市民の皆さんと一緒にやりたいということですけれど、9月26日(金曜日)の午後9時、市の職員が全員目を閉じまして、黙祷いたしましたので、報告をさせていただいておきます。

 

 これは、実は大変重要なことなんですよ。名古屋で黙祷といいますと、8月15日、それから3月11日に、今、しておりますけれど、私はやっぱり、自分の記憶もあります、体験もしておりますので、5000人以上の、名古屋だけじゃないですけれど、亡くなられたこの伊勢湾台風のことを、絶対に忘れんようにすると。また、亡くなられた方のご冥福をお祈りするということで、今年、それぞれやりまして。

 

 私も、「それぞれの伊勢湾台風」という映画をあそこで見ておりましたけれどね。見ながら、9時を期しまして。9時というのは、伊勢湾台風の名古屋最接近の時間です。最高潮位は9時半のようですけれど。

 

 それで、非常に意味があるのは、夜の災害ということを思い浮かべていただきたいということですね。何が何だか分からんもんですから、あのときも大変な状況になりましたが。だで、これは既に終わったことですけれど、毎年黙祷を続けまして。

 

 来年ぐらいからぜひ、ご無理のないところから、市民の皆さんと一緒に、ずっと続けていかないといかんなということです。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

◎地下鉄東山線名古屋駅の浸水について

(記者)

 先週、名古屋駅が浸水しまして、地下鉄が止まったりということがありましたが、あれから1週間たちますが、損害賠償の範囲ですとか今後の見通しについて、教えてください。

 

(市長)

 まず前提としまして、事故は本当にいかんですけれど、昨日、皆さんにお知らせしたように、事前に打ち合わせをしておった下水を止める工法と違っていたということで。そういうことは、事故は大変いかんですけれど、ああやって竹中工務店が、すぐ、非常に早い対応で、社長さんもおみえになって、市民の皆さんに事故原因を正直に話されて謝罪されたということは、私は大変にええことだというふうに、ご本人にも。

 

 私のときは、社長が来たとき、たまたまいなかったものですから、副社長さんになりましたけれど、それはそれで、ええことはええことだとちゃんと言わないといかんですよ。

 

 意外とこういう大組織による事故は隠されるんですよ。私もようけ国会議員のときにこういう追及をしてきましたけれど、本当に隠すんです。簡単に言いますけれど、事故が起きたら真相解明を早くやって謝罪することだと言いますけれど、これができない。内部でかばっちゃうんですよ。結局。

 

 下手すると業務上過失致死傷ということで、上の責任者が逮捕される可能性もありますので、真相が本当に分からずに、一番最後、現場の人間にして、ないし第三者委員会を作って、全部初めから始まったら、落としどころをどうしようと。そんな話ばかりですけれど、その中では、今回の竹中工務店さんは。

 

 事故はいかんですよ。かばっているわけじゃありませんけれど、対応は非常によかったと、私は思っております。ということで、ちょっとお話ししまして。

 

 あと、協議はずっと続けておりまして、正確にちょっと。これは法律問題になるといかんので。損害賠償の範囲等につきましては、事故原因、被害状況等を精査しまして、株式会社竹中工務店はじめ関係者の間で協議の上、決定していきたいと考えております。

 

 損害賠償の内容は、振替輸送に伴う運行費、駅施設・駅務機器、昇降機等の修繕費等を考えていると。金額の規模を含めて、現在調査中ということです。

 

 今も言いましたけれど、30ミリ。僕は、当初27ミリと聞いた覚えがあるんだけれど、30.5ミリというのが、どうも正確らしいんですけれど、時間雨量でね。この雨量は、大体、傘を差してもぬれる、土砂降りでもようある土砂降りだと。というぐらいの雨量でして、今の対策で、今の整備水準で浸水することはあり得ないという水量ですので、やっぱり地下鉄だったら地下に入りますので、市民の皆さんもどえらい不安になりますわな。

 

 ということで、昨日の発表でだいぶ分かってきましたけれど、ああやって下水管を止めるところがあると思うんだけれど、わしも、あのときに言いましたけれど、副社長さんに。エンドを、土のうを入れてモルタルで止めるだけって、そんなものをやっとるのという話が。これは疑問に思いますよ。地下街に入っていけないじゃないですか。こんなおそぎゃあて。

 

 ということで言いましたら、やっぱり当初、そういう計画じゃなかったということで。下水が来たところに、マンホールというか、枡を作って、そこの中へやって、それからビュッと通るということだったので、これははっきりしてまいりましたので、しっかり原因追及をしまして、本当の再発防止につなげていきたいと、こういうことです。

 

 想定質問の方に書いてありますけれど、そういうことが他の駅でもあらせんかということで、地下鉄ご利用の皆さんはご不安だと思いますので、地下鉄駅は全87駅、あるそうです。地上4駅を除きますと、83駅あると。

 

 出入り口の止水板や駅間等にある給気口の電動式止水扉等の止水設備について、動作確認や破損等がないことの点検を実施中でして、そのように指示いたしましたので、実施中です。点検は10月6日(月曜日)までに実施予定ですので、終わり次第、速やかに皆さんにご報告をしたいと思います。

 

 参考で、点検箇所は、駅出入り口止水板が394カ所、給気口が502カ所ということでして、10月6日までに実施いたしますので、終わりましたら、速やかに市民の皆さんにご報告をしたいと思います。

 

◎弥富相生山線について

(記者)

 この間の土木交通委員会で、相生山の道路のことが、所管事務調査がありましたが、次の住民の意見聴取が、いわゆる住民意向を探る最後なのか、かつ、市長が速やかに決断するのかということが議員さんの関心の的のようだったのですが、これが基本的に最後だという理解でいいのですか。かつ、いつごろまでに決断されるのか。

 

(市長)

 最後ということが決まったわけではありませんけれど、私は、住民投票でやるというのは、地元の皆さんが住民投票でやるといって賛成しまして。本当に、委員長の皆さんが。ICレコーダーに入っておりますので。そのICレコーダーを聞いた区長さんも、確かに合意していると言っていましたので、住民投票になったわけで、こういうときに住民投票をやるということは、私は、民主主義の原点でね。それをやめたわけではありませんよ。

 

 ただ、いろんなことを言われるもんで、だったら、一応できるところで、まず、両方と言うとおかしいですけれど、ちゃんと意見を真摯にお伺いしようかというのがまずあるということで、予算までに結論を出すということですので、常識的に、予算までだという場合は、一応この12月の終わりまでというのが、まあまあ常識的なところではないかというふうに。

 

 それまでに決断してくださいと言わっせるもんだでよ。それならそうしましょうかということで、それまでには、私のような者で申し訳ないですけれど。私は住民による決断というのが民主主義の原理からいって一番素晴らしいことだといまだに思っております。だけど、いろんな、諸事ありますので、私で申し訳ないけれど、決断をさせていただきます。

 

 そのために、この間も言いましたけれど、1カ月ぐらい前ですかね、もう自分で。市役所は今まで、あれを造るということで、前提で動いておりましてやっておりますので、いろいろ行きますと、この間も行ったけれど、一方的なことになりますので。

 

自分で相当時間をかけまして、何べんも、交通のところですね。それから、浸水の、昔あった、野並の洪水の状況とか、自ら交通利用調査も自費でさせていただきました。そこまでやって、自分の責任ある判断をするつもりです。

 

(記者)

 これから自分でやるのですか。もうやった。

 

(市長)

 いや、もう。一応は今まで、やらんわけじゃないですよ。いろんなご主張があると思いますので、またね、今度。それを受けて、またちょっとやらないといかんと思いますけれど、やります。自分で。

 

(記者)

 何をやるのですか。

 

(市長)

 何が出てくるかですわね。今のところ、論点から言いますと、市役所の作った文書がありまして、それによりますと、1つは野並交差点が、渋滞状況はどうか。論点ね。どちらか言うと感じが悪いで、結論の方は言いませんけれど、結論は出とるわけじゃないですけれど。論点1、野並交差点の渋滞状況はどうか。

 

 それから、論点2。これはやっぱり、あそこですね。あれは、何という名前だったな。名前を忘れたな。通り抜け交通のところがあるんですわ。東から西、西から東へ抜けていく。車がよく走るところ、あそこについての。

 

(記者)

 台数。

 

(市長)

 台数は分かっておりますけれど、うちも調査しましたけれど、それを解決するための方法として、多くの方が、そのためにあの道路を、ああ、菅田という、菅田から抜けていくところですけれど、この相生山線を開通させなければ、あの通り抜け交通は解消されないものかどうかと。他の方法はないのか、あるのかと。もっと有効な方法はないのか、あるのかということですね。

 

 それから、もう1つは、野並の水害が東海豪雨のときにありましたので、今回の広島の水害なんかを受けまして、どちらがいいんだろうかということですね。ああいう水害を回避しないといけないんですけれど。

 

 今、あのとき50ミリの対応でしたけれど、それから60ミリという人もありますけれど、もっとひどい豪雨に対する対応もできとると言う人もありまして、またちょっと調べないといかんですけれど、そのためには、道路を開通した方がいいのか、開通させない方がいいのかという辺じゃないですか。

 

(記者)

 要するに、出た意見によっては、市長自らもう一回調査するかもしれないと。

 

(市長)

 うん、かもしれないですけれどね。

 

(記者)

 そういう調査をしても、12月の終わりには決断はする。そこは変わらないと。

 

(市長)

 はい。それともう1つ、論点で言えば、相生山というものをね。ああ、それからESDですね、やっぱり。ESDをやっていますからね。今。将来、Sustainable Developmentですか。要するに持続可能な社会をつくるためには、環境なんかを大事にしていかないといかんということを、今、やっていますわね。

 

 名古屋がホストシティになって税金も使ってやるんですけれど、そういうような立場の中でどうなのかと。COP10もやりましたけれど、どうなのかと。

 

 地元の人たち、それから名古屋の皆さんにとって、この相生山というところをどういうところにするのが一番ええのかということでしょう。道路を開通させるのか、させずに何か別個の、自然を大事にするような何かのものを造るかという判断でしょうね。

 

◎市バスの運行ミス等防止対策について

(記者)

 市バスのことでお伺いしたいのですが、交通局が運行ミスの件で再発防止策を出して、今日、それについて有識者会議があったのですが、先日、出した直後、中部運輸局の方でもこれでは全然不十分という話が出ていて、今日、有識者会議でも、これは全然基本的なところがなっていないですとか、まだまだだというような感想が出ています。

 

 中でもトップマネジメントということで、次長がお話しされたのですが、局長が出てこないとか、市長の姿勢とか、そういうところも言及された方がいたのですが、これからいよいよ再発防止に向けて始まるというところで、市長としては、市バスの今の取り組み状況については、どういうふうにお考えでしょうか。

 

(市長)

 そういう話だったですか。となると、わしは、局長に聞いてもらってもいいんだけれど、交通、こういう運送事業で飯を食っとる人たちね。何とか運送とかいう人たちに中に入ってもらって、1年もやらんでもいいですよ、大抵。3カ月とか半年、3人ぐらいのチームで。少なくとも。そういう人たちにやってもらやあと言っとるんです。そうでないと、本当の策は出てこんと思いますよ。いかんのだったら、もう1回言いますわ。

 

 それも、他の都市の交通局とか、ああいうことになったら同じことになるもんで。民間の人は嫌がるけれどね。役所の中でそういうことをやるのは。だけど、トラック事業者でも事故を起こしますけれども、やっぱり彼らは必死なんですよ。みんな。交通局も必死だと言うか分からんけれど。倒産しますので。あまり事故が多いと。

 

 だから、そういう人たちに来てもらやあと。3人とか、半年ぐらいでも。僕は、そうでないと、多分無理でないかと思いますね。そんな簡単に行政のいろんな問題が自分たちだけの努力で解決できれば、社会主義は成功したはずなんですよ。という感じがします。

 

(記者)

 市長としては、交通局に任せるのではなくて、自分からもうちょっと関与しようとか、そういうふうには考えないですか。

 

(市長)

 またちょっと聞きまして、どうしても駄目なら、それで指示するだわ。だけど、どこの会社がええかということがね。ということになって。みんな嫌がるんだわ。わし、ちょっと何社か言ったんだけれど、嫌がるんですよ。普通、民間の人というのは。

 

(記者)

 有識者会議には、トラック業者は入っていますよね。

 

(市長)

 入っとる。そんなもんで、簡単に分かるもんであらあすか。そんなもん。中まで入っていって、組合の問題とかいろんなのがあったじゃない。この間まで。助役に全部受かっとったとかいう、ややこしい問題があるじゃないですか。

 

 全体に、常識的に言えば、交通局の職員の皆さんはほとんどが頑張っとらっせると思いますけれど、闘志がやっぱり、若干ね。士気が下がった人たちがおるんで、いろんなことが聞けると思いますよ、中におれば。夜、一杯飲んで、市バスの運転手さんたちと。本当に教えてくれと。何でいかんのだといって。ということを繰り返さないと、本当のことは分からんて。と思いますけれど。

 

 その方策は、どこがええかな。どこか手を挙げてくれるとええんですけれどね。運送業者ですよ。それで食っとる人たち。その人たちに半年ぐらい来てもらって、ずっとやってもらうことですよ。

 

 と言っとるんだけれど、某運送業者さんの名前が書いてありましたけれどね。どういう関与か知らんけれど、意見を聞くだけじゃ、そんな簡単なものじゃないですよ。と思いますけれど。

 

 わしも、あまり自分のことはあれですけれど、やっぱり事故ってどえらい気になるんですわ。零細企業をやってまいりましたので。ものすごいですよ、気になるのは。それから、お客さんのところを飛ばして行けへんかとか、そういう話。そういうものに対して、本当に必死に対応していますよ。

 

 それは何でかと言ったら、倒産するからですよ。はっきり言いまして。ええかげんにやっとったら。繰り返すと。お得意さんから契約を切られるもの。「もう来んでもええ」といって。そうでしょう。

 

 そういう立場の人に入ってきてもらわないといかん。意見を聞くだけじゃなくて。と思いますけれど。そういう立場の人たちは、自分たちで、ドライバー殿の、運転手さんの、いろんな、どうやって走っていって、それのチェック体制とか、みんな持っていますから。それなりに。失敗しながら、失敗しながら。強いことを言うと、辞めてしまったりね。

 

 そういう苦しみの中にある人たちの、やっぱり納税者の意見を聞かないといかんと思うね。意見、入ってもらって。

 

◎地下鉄東山線名古屋駅の浸水について

(記者)

 損害賠償の件でちょっとお伺いしたいのですが、金額規模を含めて、現在精査中とおっしゃっていましたが、今、いろいろと協議している中で、被害額のオーダー、規模感みたいなものはどういうものかというのと、協議はどのぐらいをめどに終われるようなものなのですか。

 

(市長)

 被害額は、何人かの足に影響したと書いてありますわね。15万人だったかね。確か、ええかげんなことを言ってはいかん。それ掛ける、分かりませんけれど、運賃になるのかね。200円になるのか、何か知りませんけれど、ちょっとこの辺はええかげんでいかんで、交通局かね。ちょっとこっちへ来て。

 

(当局:今、市長がお答えいたしました運輸収入の減収分ですね。いわゆる、東山線が9時間止まったことによりまして、本来乗車されるお客さまがご乗車されていないということで、幾ら乗車料金が減収したかというのを、今、算定しているところです。)

 

(市長)

 それが1つの基礎になるんだ。

 

(当局:いろんな。)

 

(市長)

 そればかりじゃないけれどね。

 

(当局:それも入ってくることになります。あと、先ほど市長も申し上げましたとおり、振替輸送に関わる交通局の負担分とか、そういったもの。あとは、冠水によりまして被害を受けました機械類とか、居室類の復旧費用とか、そういったものを今、精査しているところです。)

 

(記者)

 規模感は。

 

(当局:規模感ですか。特に機械系統がそうなのですが、まだ復旧をこれから民間会社に発注するというようなものもございますので、なかなかまだ全容をつかみかねているところです。)

 

(市長)

 わしが気になるのは、竹中工務店さんが申請した工法でない工法で水を止めたわけでしょう。だから、それについて、そういうことが常態化しているのかですね。日本中でですよ。

 

常態化しているのか。また、それに対して市の交通局というのは、ただ申告が、「こうやってやります」と言ったで、そのまま「ああ、そうですか」と言って終わりなのか、やっぱりいっぺんぐらい見に行くべきだったのか、どうなのかと。これがちょっと気になりますわね。僕からすると。ええことを言うでしょう。俺が記者なら、それを聞きますけれど。その辺、どうだね。

 

(当局:替わってよろしいでしょうか。すみません、もう1人来ておりますので。申し訳ございません。)

 

(市長)

 どうぞ、どうぞ。

 

(当局:現場は接続ビルということで、われわれも仮の給気口のあたりは現場に足を運びまして、コンクリートの状況ですとか、鉄板の状況は確認しておりました。ただ、下水管につきましては、われわれの管理から外れておりまして、そこの部分のふさぎ方につきましては、確認はしておりませんでした。)

 

(市長)

 そうか、あんたのところでは。まさか給気口から入ってくるというのは、普通はちょっと。

 

(当局:そこは、給気口の予測はありまして、浸水に対しては、鉄板の状態ですとか、そういったつなぎ目のシール関係は見ておりましたけれども、そこに下水管のふたといいますか、詰め物が取れるというところの確認は、われわれではしておりませんでした。)

 

(市長)

 それはやらんでもええというか、自分らの義務の。

 

(当局:そこまではというふうには考えておりました。)

 

(市長)

 そこまではと。なるほどね。そうすると、これは権限的に言うと、下水管の止水の方法をチェックするのは、どこになるわけだね。

 

(当局:竹中工務店さんも、承認工事ということで言われておりますので、承認という内容につきましては、それとは違ったことをやったということを聞いておりますので、確認のしようがないといいますか。)

 

(市長)

 名古屋市の機構、あんたのところは一応外れとったと。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 それも分からんでもないですけれど、そうなると、これから注目はやっぱり、ずっと工事が進むもんで、いろいろですね。そういうときに、下水なんかを止めたときに、こうやってやりますよということを申請してくるわけでしょう。それが、本当にきちっと言われたとおりやっとるかどうかをチェックすべきところは。

 

(当局:すべきところは、上下水道局がチェックすべきところだと思いますが、それと違ったことをやったというふうには聞いておりますので、そのあたりは、私どもでは分かりかねます。)

 

(市長)

 なるほど。上下水がやっぱりチェックすべきであるということにはなるわけか。

 

(当局:承認工事で、今日やりましたよと言えば、チェックするべきだと思いますが、いつやったか分からないという部分のチェックがどれほどできるかというところは、ちょっと私からは何とも言えません。)

 

(市長)

 上下水は、来とるの。

 

(当局:担当部署は、今回来ておりませんので、申し訳ありません。また後ほどお答えを。)

 

(市長)

 そういうことで、一応、上下水は、普通から言うとやらないといかんね。下水を、何だった、90センチだったか。あれは。

 

(当局:90センチです。)

 

(市長)

 90センチの大下水管を止めるんだもんだで、その工法がきちっと申請どおりされとるかどうか。されとっても、ちゃんと、十分かどうかというのは、一応チェックするわな。普通は。

 

(当局:ただ、聞いたところによりますと、申請したものと違うことを違うときにやったというふうには聞いておりますので。)

 

(市長)

 何。違うところを。

 

(当局:申請とは違う方法を、やりますとは言っていないというふうには聞いていますので。)

 

(市長)

 それは普通、当たり前だけれど。それは、新たに申請しないといかんだろう。こうやって。申請、許可願みたいなのがあるんだろう。大抵。

 

(当局:あると思います。)

 

(市長)

 許可願が。こういう工法でやるからと。それと違う場合は、再度、許可願を出さないといかんでしょう。普通。それが出ていないと。

 

(当局:と聞いております。)

 

(市長)

 出ていないということですね。で、その申請をされてから、本当は見に行くのか、それは分からんか。今では。

 

(当局:担当部署でないと。ちょっと申し訳ございません。)

 

(市長)

 申請が来とっても、申請どおりで信頼して、それでええとしたのか、それとも、チェックすべきだったのかどうかというのは、また。まだ今では分からんわけだな。ということですか。だいぶ深まったね。ねえ。そういうことで。なかなか90センチの下水管って、でかいでね。

 

(当局:はい、大きいと思います。)

 

(市長)

 大きいわね。

 

(記者)

 協議している相手は、竹中工務店だけですか。

 

(市長)

 損害賠償?

 

(記者)

 はい。

 

(市長)

 どうですか。

 

(当局:今は、権利者といいますか、日本郵便株式会社さんと名工建設株式会社さんが施工主といいますか、発注者になっておりますので、そちらと交通局が協議をしております。その日本郵便さん、名工建設さんの施工業者としまして、竹中工務店さんが施工を行っておりますので、その三者で9月29日(月曜日)に顔合わせをしまして、今後、この三者で協議を進めていこうという確認を取っております。

 

 ただ、どこが最終的な窓口になるかということも含めまして、今、お互い社内で確認をしていきながら、協議をしていくというふうに考えております。)

 

(記者)

 最終的な負担の割合というのは、原因等を調べてから決まるのですか。

 

(当局:まず、下水道から漏れた水が地下鉄構内に入ったということにつきましては、竹中工務店さんが認めたということを説明を受けましたので、そこについての責任はそちらにいくと思われますが、われわれが協議相手として、どういう手続きを踏んで相手とやっていくかという部分で、日本郵便さん、名工建設さんと、竹中工務店さんと、そのあたりをどういう形でやっていくかというのは、今後、協議がさらに必要になってまいります。)

 

(市長)

 わしはあまり建設のプロでないですけれど、笹子トンネルだったかな。上から落ちてきた。あれは、ハンマーでたたいて検査するということになっていましたけれど、やっていなかったというのは、よう聞いておりますけれど。

 

 それから、この間あった地下鉄の栄の浸水ですわ。上から水がこうやって、防水板みたいなので押さえとるやつが、それから大量に漏れたことがあるんですよ。そのチェックでも、やっとったというふうになっとりまして、わしも一応長いこと零細企業をやっていますので、やっとったはええけれど、じゃあ、その書類を持ってりゃあと言ったら、確か同じ方向で判がずっと押してあったと思いますね。ダーッと。確かそうだったと思う。

 

 こんなもの、後で押したに決まっとるがやということになって、本当に、僕は、どっちかと言わんでも、民間業者の味方ですけれど。わしは、納税者の、特に零細業者の味方ですけれど、そういうところで、手抜き工事と言うと、手抜きチェックと言いますかね。これがある可能性があるんだね。

 

 だで、役所とすると、いっぺん、とにかく名古屋市の、全部、防災関係のやつ、特にバックアップ関係のやつ。原発事故みたいになりますから。チェックしたということになっとるやつを、本当にやっとるのかどうか、チェックしろと言って。全部。現場で。判を押してあるけれど、本当に一個一個押してあるのかということは、話をしましたよ。

 

 だで、わしは、そういうことからすると、若干面白くないことがあるんです。ちょっと今回のは、相当特殊な事案は特殊な事案だけれどね。特殊な事案でもないのかな。下水管をこうやって仮設したときに、その工法についてどうのこうのというのは。

 

(当局:工事によっては、そういう事例はあると聞いておりますが。)

 

(市長)

 結構あるやろうね、やっぱり。下水管を止めて仮にやった場合、水を止めないといかんもんで、そこをきちっとやれるかどうかというのは。そう特殊じゃないな。考えてみたら。これはそうだわ。割と普遍的な話だわ。

 

◎あおなみ線でのSL運行について

(記者)

 あおなみ線が6日に10周年を迎えますが、去年、SLを運行しまして、その後、定期運行みたいな話も出ていますが、市長は今後、あおなみ線のSLというのは。

 

(市長)

 これは、話していないのか、何で漏れなかったかは知りませんけれども、走らせますよ。あおなみは。何回かだったかな。ちょっと、回数は言ってええのかな、悪いのか。秘密だとはとても思えないですけれどね。そうなっていますよ。そういう報告を受けていますよ。

 

(当局:まだ、今年とか来年という話ではないです。)

 

(市長)

 そんな長い話でしたか。いや、俺はすぐにでも何かは走らせると聞いていましたけれどね。すぐにでもかどうか知らんけれど。

 

(当局:そこはちょっと誤解があるようなので。)

 

(市長)

 そんな、いつか訳が分からんような話ではしようがないじゃないですか。

 

(記者)

 前回みたいに、2日間とか、そういうお話ですか。

 

(市長)

 年に数回だったかな。何かだったと思いますけれど、もう一回、それならちょっと確認してみますわ。ええかげんではいかんで。やりますよ、ちゃんと、それは。わしは、早うやりゃあと言っとるんだもの。早うやってと。一番奥まで走らせりゃあええもの。

 

(記者)

 多分、あおなみ線で、昔、セントレアまでの延伸というような計画もありましたが、マニフェストでも走るのが望ましいというような記述がありまして、その点はどうなのですか。

 

(市長)

 ベリーグッドで、ええんじゃないですか。あれはもともと、あおなみ線の一番しまいの駅は、若干地下に潜らせるということで、距離を取ってあるんですよ。もともと、そうらしいですよ、地下に。

 

 わしは、地下に行くんだったら、空も行った方がええと。その代わり、相当上げないといかんけれど。立派な客船が入ってくるためには。そう金も変わらんと聞いておりますがね。

 

 そうすると、それこそ、海には豪華客船が走り、その上にはあおなみ線の、高架になったところ、セントレアの方ですね。PIにいったん下りるかどうかは別にしまして、が走って、電車が走り、蒸気機関車も、デゴイチぐらい走っていくと。その上をセントレアが飛ぶ。飛行機が行きますので、これは多分、世界中であそこしかない、名古屋港しかない景観になるんじゃないですか。壮大なもんですよ。そうなれば。

 

 ということで、そのためにはまず、国際展示場の話も含めて、ポートアイランドも含めて、そこで何をやるかという方向を、一応決めないといかんわね。アクセス、交通手段も重要だけれど、それだけお客さんを引っ張ってくるだけの魅力のあるものをつくらないといかんし。

 

 僕は、例の、セントレアの2本目の滑走路については、僕は全然反対じゃないですから。地元のご理解をきちっとやらないといかんけれどね。

 

(記者)

 SLもやるということですね。

 

(市長)

 やります。

 

(記者)

 あおなみ線で。

 

(市長)

 やりますよ。わしはもっと早いタイミングで認識しとったんです。報告がありましたので。勝手に言っとるのではありません。やらないといかんですよ。(平成25年2月に、あおなみ線でSLの実験走行を行った際の観覧車数が)4万人も実績があるんだったら、期待があるのに応えないといかんですよ。市役所は。本当に。

 

 お客さんに喜んでもらうという話でね。そのためには、一番奥まで行けるようにですね。そうすると、脚が細いとか何とか言っとるけれど、とても思えませんがね。カーブのところだけは若干線路を直さないといかんらしいですけれど。一番奥まで行って。レゴランドもやるわけでしょう。ようけの人に来てもらうには、ええと思いますよ。

 

(記者)

 SLは、何のためにやるんですか。あおなみ線で。そもそも。あらためて聞くようですが。

 

(市長)

 そういう、あまり、人生、何のために生きるんだというような、根源的な問題は。やっぱり名古屋はあれじゃないですか。ものづくりの聖地かどうか知らんけれど、日本車輌が熱田工場で蒸気機関車を造っていましたですわ。だで、ようけあった過去の記憶もあるし、それと、世界中で蒸気機関車が好きな人は、ものすごい数、おるわけです。そういう人たちに喜んでもらうと。それも本物でということで。

 

 それと、非常に大きいのは、名古屋駅の新幹線の隣のホームにあるということですよ、あおなみ線が。みんな、検討していますよ。大井川鉄道でも。それから、いろんな地方のところでも。みんな、新幹線のすぐ横のような道のところはありませんよ。だけど、みんな、苦労してお客さんに来てもらうように努力していますよ。村の、まちおこしでやっているところが、ようけありますよ。そうでしょう。

 

 みんな必死なんですよ。お客さんに来てもらうために。だで、わしは、名古屋の今のやり方は、どえらい不満ですよ。たまたま東京と大阪の真ん中にあるで優雅にやっとるだけで、地域のまちおこしのために蒸気機関車を使って、それでも、ちょっとでもお客さんに来てもらおうという献身的な努力って、日本中でもものすごいあるじゃないですか。

 

 それで、名古屋でやったら4万人も来てくれたわけでしょう。何を一体やっとるのかね。本当に。だけど、ちゃんと、当局からはやるといって報告は受けていますから。何なんだと思いますね。本当に。新幹線の横にあおなみ線を延ばしたら、入ってきますけれど、横にデゴイチが走っとるだけで、皆さん、びっくりしますよ。1日、40万人止まるんですよ。名古屋の新幹線というのは。何なんですかね。

 

 これを三男坊主義と言うんですよ。東京と大阪の真ん中で、まあ、そう必死にならんと、食えるからと、こんなもんですよ。お客さんが来んかったら、倒産すると。本当に。そういう危機感で都市競争しないとあかんな。

 

 それは、よう聞きますわ。SLファンでない人でも、「河村さん、どうなった」といって。みんな、ものすごい楽しみにしとるよといって。蒸気機関車を走らせるのを。

 

(記者)

 1つだけ確認で。その2日間限りとか、定期運行とか、それは決まっているわけではないのですか。やるというのは。

 

(市長)

 取りあえず何日間か走らせるということは聞きましたね。確か。取りあえずはやるのはええけれど、定期運行を早うやりゃあと。何がいかんのですか。一体。ということだけれど、取りあえず、定期運行でも、やると言ってきましたよ。ちゃんと。定期運行でないわ、年、何回でしたかね。まず走らせるといって。

 

 蒸気機関車がないもんで。今。JR西日本で借りるか、それか、それこそ大井川鉄道で借りるか、それとも1台買ったらどうだと言っとるんですわ。子どもさんたちが喜ぶし、新幹線のすぐ横から蒸気機関車に乗れるまちというのも、面白いですよ。大井川鉄道が苦労しとるのを見ると、本当にこれはどうなっとるんだと思うね。

 

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