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市内における麻しん(はしか)の発生状況

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このページを印刷する最終更新日:2023年5月19日

ページID:7866

麻しん(はしか)の国内伝播事例の増加に伴う注意喚起について

 麻しんについては、現在、海外における流行が報告されており、また国内においても、海外からの輸入症例を契機とした国内における感染伝播事例が報告されています。今後、更なる輸入症例や国内における感染伝播事例が増加することが懸念されますので、ご注意ください。

 麻しんは感染力が非常に強いため、麻しんに対する免疫がない方が感染すると、ほぼ100%発症します。予防には予防接種が有効です。

  • 麻しんが流行している国(東南アジア等)に渡航する前には、必ず麻しんの予防接種歴を確認しましょう。
  • 過去の麻しん罹患歴や予防接種歴が明らかではない場合は、渡航前の予防接種をご検討ください。

麻しんを疑わせる症状が出たら…

 周りの方が麻しんと診断されたり、ご自身に麻しんを疑わせる症状(発熱や発しん)が出現した場合で、過去の罹患歴や予防接種歴が明らかではない方は、感染を拡げないためにも、公共交通機関の使用を控え、外出行動を自粛し、速やかに医療機関を受診することが大切です。
 (注)受診前には医療機関に電話をして、麻しんの可能性があることを伝えましょう!

麻しん患者の報告数について

 名古屋市では、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、市内全ての医療機関を対象に麻しんの発生動向を調査しています。

 この調査によると、市内の医療機関より報告された麻しん患者の報告数は、令和4年は0件でした。

 過去5年間において最多となったのは、本市では平成30年の27件でした。令和元年は、全国でも、沖縄県を中心に報告があり、年間で744件の報告数がありました。

 麻しんは例年、春から初夏にかけて流行します。麻しんは感染力が非常に強いため、麻しんに対する免疫がない方が感染すると、ほぼ100%発症します。

名古屋市、愛知県及び全国の状況

過去の麻しん報告数(診断日で集計)

年次

平成30年

令和元年

令和2年

令和3年

令和4年(速報値)

 名古屋市

 27

10

0

 0

0

 愛知県(名古屋市を含む)

 37

41

 2

 2

0

 全国

279

744

10

6

6

麻しんの症状について

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされ、ヒトからヒトへ感染する病気です。

 約10日から12 日の潜伏期間を経て、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
 38℃前後の発熱が3日から4日続いた後、一旦下降して再び39℃以上の高熱と発疹が全身に広がります。重症化すると肺炎や脳炎などを起こし、1,000 人に1人の割合で死亡する可能性があります。

麻しんの感染経路、感染可能期間について

 感染経路としては、飛沫感染及び接触感染のほかに、空気感染(飛沫核感染)することが知られており、またインフルエンザに比べて感染力が非常に強いことも知られています。

 周囲への感染力がある感染可能期間は、「発症日の1日前から解熱後3日を経過するまで」とされています。

 麻しんに対する免疫がない方が感染すると、ほぼ100%発症します。特異的な治療法はなく、対症療法が中心となります。

予防接種について

麻しんを予防するには、予防接種が最も効果的な方法です。

以下の方は予防接種法に基づく定期接種対象者です。早めに接種を済ませましょう【無料】

  • 定期の予防接種対象者
     【第1期】生後12 か月以上24 か月未満の方
     【第2期】小学校就学前の1年間にある方(いわゆる年長児)


以下の方についても、ご自身を守るために予防接種をご検討ください【自費】

  • 麻しんの流行地域(フィリピン等)へ海外渡航される方
  • 罹患歴や予防接種歴が明らかではない方

 

なお、予防接種については、以下のページも参考にしてください。

麻しん・風しん(MR)予防接種

さらに詳しい説明を必要とされる方へ

このページの作成担当

健康福祉局新型コロナウイルス感染症対策部感染症対策室感染症係

電話番号

:052-972-2631

ファックス番号

:052-972-4203

電子メールアドレス

a2631@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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