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インフルエンザ情報

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このページを印刷する最終更新日:2023年6月1日

ページID:13183

ページの概要:名古屋市内のインフルエンザ流行状況

感染症発生動向調査からのインフルエンザ発生状況

 本市における2023年第21週(5月22日から5月28日)の市内70定点からのインフルエンザ患者報告数は86人で、定点当たり患者報告数は1.23人で前週より減少しました。

インフルエンザとは

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症です。

 インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類され、このうち、近年、国内で流行しているのは、A/H1N1pdm09亜型(2009年に流行したインフルエンザ)、A/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型(ビクトリア系統、山形系統)です。なお、旧AH1亜型(ソ連型)は2009/10シーズン以降全く報告されていません。

 主な感染経路は、感染した人の咳やくしゃみによる飛沫感染と病原体に汚染された物等を介した接触感染があります。

 感染後、1日から3日程度の潜伏期間を経て、発熱(38℃以上)、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等が出現し、咳、鼻水等の上気道炎症状が現れます。1週間前後の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状であり、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強いのが特徴です。高齢者や乳幼児などは、重症化することがあるので、特に注意が必要です。

インフルエンザ対策のポイント

  • 人混みや繁華街への外出を控え、外出後は手洗いをしましょう。
  • 十分な休養とバランスの取れた食事をとり、体の抵抗力を高めましょう。
  • かかった時は早めに医療機関を受診し、安静にして休養をとりましょう。また、水分を十分に補給しましょう。
  • 周りへ感染を広げないためにも、「咳エチケット」を守りましょう。
  • インフルエンザの罹患により、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が小児、未成年者で報告されています。自宅で療養する場合は、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策(外部リンク)別ウィンドウで開くを講じて下さい。

咳エチケットとは

  • 咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

市内のインフルエンザ報告数の推移

2023年第21週(5月22日から5月28日)の定点当たりの患者報告数は1.23でした。

添付ファイル(CSVファイル)

インフルエンザの定点当たり患者報告数(21週分)
疾患名/調査週 第14週
(4月3日から4月9日)
第15週
(4月10日から4月16日)
第16週
(4月17日から4月23日)
第17週
(4月24日から4月30日)
第18週
(5月1日から5月7日)
第19週
(5月8日から5月14日)
第20週
(5月15日から5月21日)
第21週
(5月22日から5月28日)
名古屋市
(2022/2023)
4.112.612.302.041.331.271.301.23
名古屋市
(昨シーズン)
0.010000000
愛知県 4.143.113.032.511.851.361.98-
全国 2.772.162.512.241.701.361.89-

(注)「1」を超えると流行入り、「10」を超えると注意報、「30」を超えると警報の基準

    報告数は各週公表時における速報値

インフルエンザの年齢階級別患者報告数

市内70定点からのインフルエンザ患者報告数は86人でした。

 5類感染症(定点把握)の状況では年齢階級別、区別報告数をcsvファイルにて掲載しています。

各区のインフルエンザ患者報告状況

定点当たりの患者報告数は全区で平常レベルとなっています。

 第21週の定点当たりの患者報告数は全区で平常レベルとなっています。

各区定点からのインフルエンザ患者報告数
千種西中村昭和瑞穂熱田中川守山名東天白合計
定点からの患者報告数(人)

1

6419

5

33105188813

1

86
定点当たりの患者報告数(人/定点)

0.2

1.5

0.8

4.81.00.8

0.6

0.2

0.0

1.3

0.3

2.0

1.6

2.0

3.3

0.3

1.23

 その他の情報は、名古屋市感染症情報センターのコンテンツ(患者報告数は5類感染症(定点把握)の状況)をご覧ください。

注意報、警報レベルについて

  • 注意報レベル
    定点当たりの患者報告数が10(注意報レベル基準値)以上で30(警報レベル開始基準値)未満の場合。
  • 警報レベル
    定点当たりの患者報告数が30(警報レベル開始基準値)以上となり、その後10(警報レベル終息基準値)を下回るまで。
注意報・警報レベルの基準値(定点当たりの患者報告数)
注意報レベル基準値警報レベル開始基準値警報レベル終息基準値
103010

インフルエンザA/B型別流行状況(名古屋市)

 インフルエンザウイルス迅速診断キットによるインフルエンザA/B型別の検査結果が定点医療機関から報告されています。報告された本市におけるインフルエンザA/B型別の患者情報を集計したところ、2022/23シーズンはインフルエンザA型1462人、インフルエンザB型43人がこれまでに報告されてます。インフルエンザウイルスのうちAH3亜型が全国的に多く検出されています。

インフルエンザウイルス迅速検査キットによるインフルエンザA/B型別の検査結果では、2022/23シーズンはA型1462人、B型43人の患者がこれまでに定点医療機関より報告されています。

名古屋市と全国のインフルエンザ

第21週の名古屋市の定点当たりの患者報告数は1.23に減少しました。

添付ファイル(CSVファイル)

全国等のインフルエンザ

インフルエンザの予防接種について

本市におけるインフルエンザの予防接種については下記のリンク先をご覧ください。

学校などでの集団かぜの発生

学校保健安全法に基づく出席停止について(参考)

 学校における感染症対策は学校保健安全法に基づき実施されており、学校保健安全法施行規則では出席停止の期間の基準についても定められています。また、学校保健安全法に規定された感染症対策は、保育所における感染症対策を実施する上で参考になるものとされています。

【学校保健安全法施行規則 第十九条】

令第六条第二項の出席停止の期間の基準は、前条の感染症の種類に従い、次のとおりとする。

二 第二種の感染症(結核及び髄膜炎菌性髄膜炎を除く。)にかかった者については、次の期間。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りでない。 

イ インフルエンザ(特定鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)にあっては、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで。

 なお、詳細については下記のリンク先をご覧下さい。
 インフルエンザQ&A(厚生労働省)(外部リンク)別ウィンドウで開く
 学校において予防すべき感染症の解説〈平成30(2018)年3月発行〉(外部リンク)別ウィンドウで開く
 保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)(厚生労働省)(外部リンク)別ウィンドウで開く

このページの作成担当

健康福祉局衛生研究所疫学情報部

電話番号

:052-737-3711

ファックス番号

:052-736-1102

電子メールアドレス

a7373711-02@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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