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蚊の生息調査

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このページを印刷する最終更新日:2024年4月17日

ページID:125503

ページの概要:市内における蚊の生息調査の概要と結果についてご紹介します。

調査名と蚊やボウフラのイラストが入った画像です。

蚊と感染症

蚊に刺されることにより、ただかゆくなるだけではなく、蚊が媒介する感染症に感染してしまう恐れがあります。

古くから日本では、日本脳炎が風土病として流行していましたが、この病気はコガタアカイエカが媒介します。
平成26年に約70年ぶりに国内感染事例が報告されたデング熱、平成27年に南米などで流行したジカウイルス感染症は、ヒトスジシマカやネッタイシマカなどが媒介します。その他にも、マラリア、チクングニア熱、ウエストナイル熱、黄熱などの蚊媒介感染症が世界各地で流行しています。

業務課(感染症対策・調査センター)では、蚊媒介感染症の対策として、市内における蚊の生息状況を把握するために継続して蚊の捕集調査を行っています。

蚊の成虫、幼虫および蛹の写真

蚊の成虫、幼虫および蛹の写真です。

蚊の捕集結果(令和5年度)

人おとり法による捕集調査結果

人おとり法の様子の写真です。茂みのそばの日陰に、調査員が網を持って立っています。

令和5年度は、市内2地点(稲永公園、日本ガイシスポーツプラザ)で週1回(1地点あたり4か所)調査します。

人おとり法は、調査員が各調査場所で8分間立っている間に吸血飛来する蚊の成虫を網で捕集する方法で、蚊の種類と数を調査します。なお、吸血飛来するのはメスのみですが、オスも捕集されることがあります。

以下の調査結果の表中の数字は、その月の週1回あたりの捕集数(8か所合計)の平均値を示しています。

過去の調査結果によると、調査期間を通じて主に捕集されるヒトスジシマカが4月中旬頃からみられ、7月から9月にかけて発生のピークを迎えた後、11月下旬まで生息が確認されています。

令和5年度の調査結果
調査月ヒトスジシマカ
オス
ヒトスジシマカ
メス
アカイエカ群
オス
アカイエカ群
メス
その他
オス
その他
メス
5月0.33.301.300
6月11.89.000.600
7月6.514.00.3000
8月6.840.60000
9月10.555.80000
10月7.342.00.3000
11月3.615.40000.2

オビトラップによる捕集調査結果

オビトラップの写真です。水と白色ボール紙の入った黒いスチロール瓶を落ち葉のくぼみに埋めています。

令和5年度は、市内1地点(名古屋市衛生研究所)でオビトラップを5個設置し調査します。

オビトラップは、ヒトスジシマカなどが水面付近の落ち葉や壁面などに卵を産みつける習性を利用した産卵トラップです。黒いスチロール瓶に水道水と白色ボール紙を入れたオビトラップを設置して1週間後に回収し、白色ボール紙に産みつけられた卵、ふ化殻及びふ化した幼虫の数を調査します。

以下の調査結果の表中の数字は、その月の1週あたりの捕集数(5個合計)の平均値を示しています。

過去の調査結果によると、5月中旬頃から卵が捕集され始め、6月から9月にかけて多数の卵と幼虫が捕集され、卵は11月中旬頃まで確認されています。

令和5年度の調査結果
調査月卵 ふ化殻 幼虫 
5月68.001.0
6月94.68.228.4
7月102.38.5120.5
8月183.528.8107.5
9月177.66.418.6
10月15.800
11月2.300

過去の蚊の捕集調査結果

令和元年度から令和4年度までの調査結果は以下からご覧ください。なお、新型コロナウイルス感染症対応のため、令和3年度は4月、9月の人おとり法による調査を中止しました。また、令和2年度は人おとり法による調査は実施せず、オビトラップによる調査のみ行っています。

過去の調査結果

関連リンク

蚊についての関連情報は以下からご覧ください。

このページの作成担当

健康福祉局衛生研究所業務課事業担当

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