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カミキリムシ類について

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このページを印刷する最終更新日:2008年4月23日

ページID:6134

ページの概要:農林業や建材の害虫となるものもある、カミキリムシ類について

カミキリムシ類

[学名] Cerambycidae
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),カミキリムシ科

小形から大形の甲虫で、多くの種類があり、日本に約700種を産する。

一般に、細長く触角が長い(体長の2/3以上のものが多い)。強い大顎を有する。

ほとんどの種の幼虫は枯死木を食するが、中には生立木、乾材を食するものもあり、農林業害虫、建材害虫となるものも多い。

大型種の場合、小児らが不用意に触れると、あごや爪による咬傷を受けることがある。

クロカミキリ

[学名] Spondylis buprestoides Linnaeus
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),カミキリムシ科

クロカミキリ成虫

体長12-25mm、全体が黒-黒褐色。

おもにマツ材を食害する。

新築後間もない家屋の部材から出現する。立木が伐倒されて製材されるまでの間に産卵され、幼虫が孵化した後、用材として家屋の建築に使われ、そこから羽化する例がほとんどで、乾材に新たに産卵することはない。

ヒメスギカミキリ

[学名] Callidiellum rufipenne (Motschulsky)
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),カミキリムシ科

ヒメスギカミキリ雌成虫

体長6-13mm。
雄雌で体色を異にする。雄は光沢のある青藍色で肩に赤褐色の斑を有する。雌は全体黄褐色。

杉の伐倒木に産卵する。

4-7月、新築間もない住宅内に発生して問題になることある。これは、建材として使われた杉材が、製材される前にすでに産卵されていて、翌年の春に羽化したものである。特に、樹皮付の辺材を使用した場合に発生するケースが多い。製材した乾材には産卵しないので、発生が繰り返されることはない。

本種の幼虫にクロアリガタバチが寄生し、このハチによる皮膚炎が発生することがある。

タケトラカミキリ

[学名] Chlorophorus annularis (Fabricius)
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),カミキリムシ科

タケトラカミキリ成虫

体長9-15mm、黄褐色の地に虎斑模様がある。

タケトラカミキリの脱出孔

竹の古死材に発生する。物干しのような竹ざお、竹製品などに被害がある。

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