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中気門亜目のダニ類について

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このページを印刷する最終更新日:2007年3月1日

ページID:4756

ページの概要:室内塵から発見される、中気門亜目のダニ類について

中気門亜目のダニ類

[学名] Mesostigmata
[分類] ダニ目,中気門亜目(トゲダニ亜目)

中気門亜目のダニ類は、体長約0.3-1.2mm、1対の気門を第2脚から4脚基節の外側方に有し、周気管が発達している。体色は白色から茶褐色。体表に背板、胸板、肛板などと称される肥厚板が発達しており、これらの形状が、同定や分類をする際の重要な特徴として利用できる。

森林の土壌中や植物・動物上に生息し、自由生活をするものが多いが、各種の動物に寄生する種も少なくない。自由生活をする種の多くは捕食性で、昆虫などの小動物を捕食する。ハダニやセンチュウ(線虫)などを捕食し、農業害虫の天敵として有用な種もある。

寄生性の種の中で、人や人家近くで生活する動物に寄生するものは、本来の宿主ではないが、一時的に人に移行し、吸血することがある。イエダニは、ドブネズミ、クマネズミなどネズミ類に外部寄生するダニであるが、ネズミから離れた個体が人に移行し、人から吸血する。また、スズメサシダニおよびトリサシダニなどは、本来鳥類に外部寄生する種であるが、室内に侵入したものが人に被害を与える。

それぞれの種類の解説へ

イエダニ
フツウマヨイダニ

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