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八竜湿地(本湿地)
八竜緑地・金城学院大学の里山は、名古屋市東部の丘陵地帯の北端、標高約90mに位置する緑地です。丘陵の大半が樹林で覆われ、水辺や湿地が点在し、多様な動植物が生息・生育しています。長年、その環境を維持するため熱心な保全活動が実施されてきました。
令和7年3月14日、そのような生物多様性の価値が評価され、「自然共生サイト」として環境大臣認定されました。
令和7年3月27日、認定証授与式が金城学院大学で開催され、名古屋市環境局が認定証を受け取るとともに、本サイトの生物多様性の価値や保全活動の状況についてプレゼンをおこないました。授与式の後には、「水源の森と八竜湿地を守る会」と「金城学院里山コンサベーション」の皆様の協力のもと見学会が開催されました。

認定証授与式の様子

認定証
認定内容
場所・面積
八竜緑地、金城学院大学の一部(守山区)約19ha

サイトの位置・区域
生物多様性の価値
1 生物多様性の恵み(生態系サービス)の提供の場
在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系が存在し、自然に親しめる散策路があり、都市部である名古屋にとって生物多様性がもたらす恵み(生態系サービス)を市民に提供する貴重な場所である。

様々な環境で自然を楽しむ様子
2 希少な動植物種の生息の場
オワリサンショウウオ(IA)、ヒメタイコウチ(2)、マメナシ(IB)、シラタマホシクサ(IB)など貴重な動植物の生息・生育が確認されている(ランクはいずれも市のレッドリスト)。

サイト内にいる希少な生きもの
3 熱心な保全活動、環境教育の場
「水源の森と八竜湿地を守る会」や「金城学院里山コンサベーション(KSC)」による熱心な保全活動により、里地里山が適切に維持されているとともに、小学校の総合学習や大学の授業・サークル活動など環境教育の場としても有効に活用されている。

価値を維持する重要な保全活動
4 その他
生物多様性保全上の重要性が既に環境省に認められるなど非常に重要な場所となっており、その点も今回の認定の要素となっています。「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定(環境省、平成13年(27年改定))
認定内容公表資料


認定区域

認定区域
保全活動について
八竜緑地・金城学院大学の里山は、二次的自然(里地里山)で、樹木の除伐や湿地の草刈りなど人の手を入れることにより、生物多様性の価値が維持されています。
本サイトでは、名古屋市による日常の維持管理のほか、緑のパートナーである「水源の森と八竜湿地を守る会」、「金城学院里山コンサベーション(KSC)」など協働により、樹木の除伐、湿地の草刈り、調査などを行い、雑木林や水辺・湿地等の里地里山の保全再生活動を行っています。また、小学校の総合学習や大学の授業・サークル活動など環境教育の場としても有効に活用されています。
水源の森と八竜湿地を守る会
- 定例保全作業 毎週木曜日、毎月第3月曜日、毎月最終土曜日 9時30分から12時00分
- 定例自然観察会 毎月第1日曜日 9時30分から12時00分
- 詳細は右のリンクをご覧ください → 水源の森と八竜湿地を守る会ウェブページ(外部リンク)

湿地保全活動の様子
金城学院里山コンサベーション(KSC)
「金城学院大学 里山ブログ(外部リンク)」、「金城学院大学 金城台の里山ページ(外部リンク)
」をご覧ください。

大学生による保全活動
その他(関連する保全活動など)
- いきもの一斉調査(外部リンク)
(毎年、対象の生きものを決めて市民と専門家が協働で一斉に調査)
- なごやいきものクエスト(夏休み期間を中心に、スマホアプリ「Biome」を活用したいきもの集めイベント)
- 守山自然ふれあいスクール(毎年、スタンプラリーをはじめ、観察会などを行っています。)
自然共生サイト体感イベント
- 八竜緑地自然観察会(毎年、春と秋に特別観察会を開催しています)
- 身近な自然体験会(毎年6月頃開催)
関連リンク
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