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自然共生サイト認定「八竜緑地・金城学院大学の里山」について

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ページID:175932

最終更新日:2025年4月2日
八竜湿地

八竜湿地(本湿地)

 八竜緑地・金城学院大学の里山は、名古屋市東部の丘陵地帯の北端、標高約90mに位置する緑地です。丘陵の大半が樹林で覆われ、水辺や湿地が点在し、多様な動植物が生息・生育しています。長年、その環境を維持するため熱心な保全活動が実施されてきました。

 令和7年3月14日、そのような生物多様性の価値が評価され、「自然共生サイト」として環境大臣認定されました。

 令和7年3月27日、認定証授与式が金城学院大学で開催され、名古屋市環境局が認定証を受け取るとともに、本サイトの生物多様性の価値や保全活動の状況についてプレゼンをおこないました。授与式の後には、「水源の森と八竜湿地を守る会」と「金城学院里山コンサベーション」の皆様の協力のもと見学会が開催されました。

認定証授与

認定証授与式の様子

認定証画像

認定証

認定内容

場所・面積

八竜緑地、金城学院大学の一部(守山区)約19ha

サイト案内図

サイトの位置・区域

生物多様性の価値

1 生物多様性の恵み(生態系サービス)の提供の場 

在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系が存在し、自然に親しめる散策路があり、都市部である名古屋にとって生物多様性がもたらす恵み(生態系サービス)を市民に提供する貴重な場所である。

生態系サービス

様々な環境で自然を楽しむ様子

2 希少な動植物種の生息の場

オワリサンショウウオ(IA)、ヒメタイコウチ(2)、マメナシ(IB)、シラタマホシクサ(IB)など貴重な動植物の生息・生育が確認されている(ランクはいずれも市のレッドリスト)。

希少種

サイト内にいる希少な生きもの

3 熱心な保全活動、環境教育の場

「水源の森と八竜湿地を守る会」や「金城学院里山コンサベーション(KSC)」による熱心な保全活動により、里地里山が適切に維持されているとともに、小学校の総合学習や大学の授業・サークル活動など環境教育の場としても有効に活用されている。

保全活動

価値を維持する重要な保全活動

4 その他

生物多様性保全上の重要性が既に環境省に認められるなど非常に重要な場所となっており、その点も今回の認定の要素となっています。「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定(環境省、平成13年(27年改定))

認定内容公表資料

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認定区域

自然共生サイト認定区域

認定区域

保全活動について

 八竜緑地・金城学院大学の里山は、二次的自然(里地里山)で、樹木の除伐や湿地の草刈りなど人の手を入れることにより、生物多様性の価値が維持されています。

 本サイトでは、名古屋市による日常の維持管理のほか、緑のパートナーである「水源の森と八竜湿地を守る会」、「金城学院里山コンサベーション(KSC)」など協働により、樹木の除伐、湿地の草刈り、調査などを行い、雑木林や水辺・湿地等の里地里山の保全再生活動を行っています。また、小学校の総合学習や大学の授業・サークル活動など環境教育の場としても有効に活用されています。

水源の森と八竜湿地を守る会

活動の様子

湿地保全活動の様子

金城学院里山コンサベーション(KSC)

炭焼き

大学生による保全活動

その他(関連する保全活動など)

自然共生サイト体感イベント

  • 八竜緑地自然観察会(毎年、春と秋に特別観察会を開催しています)
  • 身近な自然体験会(毎年6月頃開催)

関連リンク

このページの作成担当

環境局環境企画部環境企画課生物多様性に係る企画調整担当

電話番号

:052-972-2698

ファックス番号

:052-972-4134

電子メールアドレス

a2662-01@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp

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