名古屋市登録無形民俗文化財の登録について(多奈波太神社の七夕飾り奉納行事はじめ2件)
報道発表日時: 2026年9月10日 午前10時30分
このたび、名古屋市文化財の保存及び活用に関する条例第10条の2第1項の規定により、下記の文化財を名古屋市登録無形民俗文化財として登録しましたので、お知らせします。
1 新たに登録する文化財
(1)文化財の名称および保護団体
- 名称
- 多奈波太神社の七夕飾り奉納行事
- 保護団体
- 田幡・金城・清水たなばた祭保存会
(2)おこなわれる時期および場所
- 時期
- 毎年8月第一土曜日・日曜日
- 場所
- 多奈波太神社(名古屋市北区金城四丁目13番16号)
(3)文化財の概要
多奈波太神社の七夕飾り奉納行事は、同神社の例大祭でおこなわれる民俗行事で、竹に短冊を結んだ七夕飾りを奉納し、境内に飾り付けるものです。もとは8月6日・7日に開催されたが、現在では8月第一土日に開催されています。
多奈波太神社の歴史は古く、延長5年(927)成立の「延喜式神名帳」に記載される式内社でもあります。祭神は機織りの神である天棚機姫神とされ、江戸時代には牽牛織女伝説と結びつけられて信仰を集めました。
かつての神社境内は現在よりも広く、また神社の裏手に「七夕の森」と称される広大な森が広がっていましたが、戦時中に高射砲の陣地となったために空襲の被害に遭い、全部焼失しました。しかし昭和39年(1964)には現在の社殿が建てられ、昭和40年代の七夕祭りは、露天商が100mも連なるほど賑わったといいます。
多奈波太神社の七夕飾り奉納行事は、現在では小規模な地域の祭礼となっていますが、かつては多数の参詣者が詰めかけた名古屋北部有数の祭礼であり、現在まで地域のみなさんの手で行事が受け継がれてきました。
近年では、七夕飾り奉納行事の情報が積極的に発信され、当日の夜は多くの人びとでにぎわい、今後も地域で継承されていくことが期待されるようになりました。
これらのことをふまえ、多奈波太神社の七夕飾り奉納行事を無形民俗文化財として登録することといたしました。
2 保護団体を変更して改めて登録する文化財
(1)文化財の名称および保護団体
- 名称
- 港区西福田の神楽屋形行事
- 保護団体(変更前)
- 新茶屋神明社神楽保存会
- 保護団体(変更後)
- 西福田学区神楽屋形保存会
(2)おこなわれる時期および場所
- 時期
- 毎年10月第一土曜日・日曜日および第二日曜日
- 場所
-
港区西福田学区(新屋敷、西之割、上中、下中、東之割、新茶屋、畑中、六軒家、福前)
(3)文化財の概要
港区西福田は西福田小学校区として地域がまとまり、学区内の9地区((1)新屋敷・(2)西之割・(3)上中・(4)下中・(5)東之割・(6)新茶屋・(7)畑中・(8)六軒家・(9)福前)で神楽屋形行事が伝承されています。神楽屋形行事とは、切り破風の祠形の屋形と長胴太鼓と締太鼓を長持という台に乗せて巡行するものです。巡行には、笛も加わった神楽囃子(神楽太鼓)が演奏されます。
名古屋市西部の神楽屋形の多くは金箔や漆塗が施され、屋根の四隅には金工品である瓔珞を吊るし、屋根や柱には彫刻が豪勢に飾られているのが特徴です。西福田の神楽屋形も同様で、18・19世紀に製作・購入されたものが大半を占めています。神楽屋形行事は地区内に留まることなく、神社の遷宮祭や町村合併など地域の大きな節目にあたって、地域の神楽屋形が集結する「神楽寄せ」がおこなわれることがありました。
港区西福田の神楽屋形行事は新茶屋地区の行事をもって令和7年4月22日付けで名古屋市登録無形民俗文化財として登録されました。この度、新茶屋地区も含めた9地区が集まって西福田学区神楽屋形保存会が立ち上がり、西福田学区全体で神楽屋形行事の保存継承を担うこととなりました。
西福田学区神楽屋形保存会を保護団体として、名古屋市登録無形民俗文化財に改めて登録することにより、より一層充実した保存継承を図ることとしました。
3 登録日
令和8年9月10日
4 その他
今回の登録により、名古屋市登録無形民俗文化財は8件となりました。
関連情報
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教育委員会事務局生涯学習部文化財保護課
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