ハチにご注意!
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ページの概要:ハチに刺されない方法、スズメバチとアシナガバチの見分け方、アシナガバチの巣の駆除方法など。
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ヒトを刺す主なハチはスズメバチとアシナガバチです。
ハチの被害にあわないためには次のことに注意しましょう。
庭にハチがよく飛んでいたら、庭木、軒下、ベランダなどにハチの巣ができていないか点検をしてください。7月初旬ころまでは巣がまだ小さいので見つけにくいと思いますが、早めに見つけることが重要です。
日常生活に支障があるところに巣ができた場合は、巣が大きくならないうちに、早めにかつ適切な方法で駆除をしてください。棒でたたき落とすことは大変危険です。
アシナガバチの場合、洗濯物にとまっているハチを一緒に取り込んで、腕などを刺されることがありますので注意をしてください。洗濯物干し場にハチが飛んでいても、近くに巣がなければ襲ってくることはありません。
刺される事例の大半が巣があることに気づかずに庭木の手入れや草刈をしたときです。作業する前に巣がないことを確認しましょう。
ハチはヒトを襲うために家に入ってきたのではありません。ハチは明るい方へ向かう性質がありますので窓を開けて外へ逃がしてやりましょう。
市内で最もよく見られるコガタスズメバチとセグロアシナガバチを見分けるには、巣の形で見るのが確実です。
(左)コガタスズメバチの初期の巣 (右)コガタスズメバチの成熟巣
4月下旬から6月中旬にかけて越冬した女王バチが1匹で巣作りをし、トックリを逆さまにした独特の形の巣を作ります。また6月下旬頃から働きバチが羽化し、次第にハチの数が増え、巣の形も球形になります。10月頃には直径20cmを越えるものもあります。巣は出入り口の穴が一ヶ所あり、その出入り口に見張りのハチの姿を見ることができます。刺激をしない限り、出入り口の見張りのハチ以外のハチの姿は見えません。多くはツバキやキンモクセイなどの庭木に巣を作りますが、軒下に作ることもあります。
セグロアシナガバチの巣
4月中旬頃から越冬した女王バチが1匹で巣作りを始め、5月中下旬頃から働きバチが羽化し、次第にハチの数が増え、巣は茶碗を逆さまにした形になります。9月頃には直径15cmを越えるものもあります。巣は6角形の巣穴が多数見られ、表面にハチが群がっています。軒下やベランダなどいろいろなところに巣を作ります。
アシナガバチの巣の除去方法は、暗くなってからハチ専用のスプレー式殺虫剤を巣に直接噴霧します。ハチは殺虫剤に弱く、その場で死んでしまうかどこかに飛んでいってしまいます。巣の表面に成虫がいなくなったことを確かめてから巣を取り除いてください。駆除するときの服装は、白っぽい長袖の服を着て帽子と手袋をしてください。光に向かってハチが飛んでくることがありますので、懐中電灯などの光るものは使わないで下さい。また、落下したハチを素手で触らないでください。
5月、6月頃の巣は小さく、比較的簡単に行うことができます。
スズメバチもアシナガバチも巣は1年限りで、翌年その巣を使うことはありません。スズメバチは12月、アシナガバチは11月には大部分の巣は空になります。従って、秋に見つけた巣は、あえて駆除しなくても、しばらく刺激をしないようにそっとしておけば自然に空になります。
スズメバチの巣の除去は危険を伴いますので専門業者に依頼しましょう。名古屋市ではハチの巣の除去は行っておりません。
越冬スズメバチの女王バチを捕獲して、スズメバチの営巣を抑制するもので、ペットボトルで作成した捕獲器を4月下旬から5月下旬頃まで樹木の多いところに仕掛けてください。作り方は、スズメバチトラップの作り方のページをご覧ください。なお、このトラップはアシナガバチに対してはあまり効果はありません。
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