ページの先頭です

ここから本文です

運動・スポーツ時の熱中症事故の防止について

このページを印刷する

ページID:177169

最終更新日:2024年9月6日

スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック

    近年、夏は全国的に気温がとても高くなっています。「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(公益財団法人日本スポーツ協会)等を参考として、熱中症事故防止のための適切な措置を講ずることが極めて重要です。

    個人でスポーツに取り組む方

    万全の体調でトレーニングにのぞむことが、熱中症予防はもとより、より効果的なトレーニングを進めるためにも重要になります。
    ただし、自分の体調を過信せず、時には運動を中止することも必要です。

    チーム(団体)でスポーツに取り組む方

    活動の場所や種類にかかわらず、暑さ指数(WBGT)に基づいて活動中止を判断することも必要です。
    スポーツによる熱中症死亡事故は適切な予防措置を講ずれば防げるものです。ひとたび事故が起きると人命が失われるだけでなく、指導者はその責任を問われ訴訟になる例もあります。熱中症の予防と、発生したときの応急処置方法を指導者は身につけておきましょう。

    スポーツ活動における熱中症事故の防止について

    1. 活動の場所や種類にかかわらず、暑さ指数(WBGT)に基づいて活動中止を判断すること
    2. それほど高くない気温の時期から、暑熱順化(体を暑さに徐々に慣らしていくこと)を行うこと
    3. スポーツ等の活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分・塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと
    4. 熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分の補給、体温の冷却、病院への搬送等を行うこと

    スポーツ活動における熱中症事故の防止

    Adobe Reader の入手
    PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。(外部リンク)別ウィンドウで開く

    熱中症を防ごう

    熱中症予防の温度指標として、WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature)が用いられます。最近では、暑さ指数とも言われています。暑さ寒さに関係する環境因子として気温、湿度、輻射熱、気流の4つがあります。WBGTは湿球温度(湿度)、黒球温 度(輻射熱)と乾球温度(気温)の3項目から算出されますが、湿球温度と黒球温度には気流の影響も反映されるので、WBGTは4因子すべてを反映した指標と言えます。

    熱中症予防のための運動指針

    この指針は、環境温度に応じてどのように運動したらよいかの目安を示したものです。

    WBGT31以上【運動は原則中止】

    特別の場合以外は運動を中止する。
    特に子供の場合には中止すべき。

    WBGT28以上31未満【厳重警戒(厳しい運動は中止)】

    熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
    10分から20分おきに休憩をとり水分・塩分を補給する。
    暑さに弱い人は運動を軽減または中止。

    WBGT25以上28未満【警戒(積極的に休憩)】

    熱中症の危険がますので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
    激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。

    WBGT21以上25未満【注意(積極的に水分補給)】

    熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
    熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

    WBGT21未満【ほぼ安全(適宜水分補給)】

    通常は熱中症の危険性は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
    市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

    このページの作成担当

    スポーツ市民局 スポーツ推進部 スポーツ振興課
    電話番号: 052-972-3262
    ファックス番号: 052-972-4417
    電子メールアドレス: sports@sportsshimin.city.nagoya.lg.jp

    お問合せフォーム

    お問合せフォーム

    ページの先頭へ