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平成18年度苦情処理報告書(冨安玲子)

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このページを印刷する最終更新日:2007年6月4日

ページID:6631

ページの概要:平成18年度苦情処理報告書(冨安玲子)について

苦情処理委員報告(平成18年4月から平成19年3月)
苦情処理委員氏名 冨安玲子

委員所見

今年度は申し立て1件に関わったのみの1年でしたが、内容としては重い課題を与えられたように思います。先ず、成果という変化のとらえ方の難しさを感じました。変化に対する認知は評価者の視点の置き方によって異なり、期待が大きいほど変化は過小視されるでしょうし、逆に、期待を大きく持たずに成り行きを見る立場では僅かでもその変化を汲み取れることがあるからです。また、成果を評価する際には、到達目標の設定ばかりでなく、そこに至る過程についての評価システムを明確にしておくことの重要性を突きつけられたように思いました。

更に、今回のように女性の管理職登用を巡っては、その登用率の低さを女性が望んでいないという女性の側の意識を問題にした論理が展開される場合がありますが、長年の慣習の中での培われた思い込みという壁の前で佇む姿かもしれないと考えました。例えば、今年度の入試では女子大の理数志望者が増えたとのことですが、その背景には関係学会の連携組織による女子高校生の相談や、女性の自然科学者を増やす具体的数値目標明示があると報じられて(3月23日朝日新聞)いました。理数系は女子には不向きというような思い込みの壁を乗り越えるためには、こうした地道な働きかけが効を奏していくことを肝に銘じつつ、男女共同参画社会の実現のためには、ロールモデルの提示等によって多様な選択肢を用意していくようなたゆまぬ努力の必要性を改めて感じているところです。

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