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住宅用の防災機器等のいろいろ

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このページを印刷する最終更新日:2022年7月21日

ページID:3988

住宅での火事をなくすためには、日頃から火の取扱いに十分注意することが一番重要です。
火事を発生させない、万一火事が発生したときは被害を最小限に食い止めるために、次のような住宅用防災機器等を備えておきましょう。

  1. 地震火災を発生させないもの:感震ブレーカー
  2. 火事を早く発見するもの:住宅用火災警報器(条例で義務化)
  3. 火事を早く消すもの:住宅用消火器、エアゾール式簡易消火具等
  4. 火事を拡大させないもの:防炎品

感震ブレーカー

感震ブレーカーは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める機器です。

東日本大震災では、原因が特定された火災のうち約3分の2が電気関係の出火でした。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難をする余裕がない場合に電気火災を防止するために有効な手段です。

電気火災とは

地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、電気が復旧した時に発生する火災のことです。

電気火災の原因には、通電中の接触や損傷したコードのショートによる発火があります。

主な感震ブレーカーの種類

【分電盤タイプ(内蔵型)】

分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知、ブレーカーを落として電気を遮断します。

分電盤タイプ(内蔵型)の絵です。

【分電盤タイプ(後付型)】

分電盤に感震機能を外付けする形式で、センサーが揺れを感知し、ブレーカーを落として電気を遮断します。

分電盤タイプ(後付型)の絵です。

留意事項

感震ブレーカーを設置した場合、機器の作動により人工呼吸器等の医療機器や避難用照明、情報収集用のテレビなどの使用ができなくなるおそれがあります。それらの点を踏まえ、住環境に合ったものを設置するようにしましょう。

住宅用火災警報器

住宅用火災警報器の写真

住宅用火災警報器は、消防法及び火災予防条例により、すべての住宅に設置が義務となっています。
詳しい内容につきましては次のページをご覧ください。

すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が必要です。

住宅用消火器

住宅用消火器の写真

住宅用消火器は、住宅火災に適した消火器で、通常の消火器より軽くて簡単に操作できる構造となっていて、天ぷら油火災、ストーブ火災、電気火災にも適応します。
特徴はホースがないタイプのものが多く、本体の塗装の色はカラフルになっています。

使用方法

1.安全栓を引き抜く。2.ノズルを火元に向ける。3.レバーを強くにぎる。
(ホースがあるタイプは、通常の消火器と同じ使用方法で2番目に「ホースを外し火元に向ける。」という操作を行ってください。)

住宅用消火器の使用方法を示した絵図

消火器本体に使用期間又は使用期限が表示されていますので、その期限が経過する前に消火器ごと交換が必要です。(消火剤の詰め替えはできません。)

注)消火器についている圧力計の指針が緑色範囲内にあるか定期的に点検してください。

圧力の指針が緑色範囲内に入っている絵

エアゾール式簡易消火具

エアゾール式簡易消火具の写真

エアゾール式簡易消火具は、スプレー式のワンプッシュタイプで、片手で手軽にすばやく使え、初期の段階の火事に有効です。

使用方法

ノズルを火元に向け、火元から約2mから3mのところで放射します。

エアゾール式簡易消火具を使用しているイラスト

本体に品質保証期間の終了年月が表示されていますので、その年月が経過する前に買い換えが必要です。なお、一度でも使用したものは再使用しないでください。(中の消火薬剤が変質し消火効力がなくなるため)

注)
エアゾール式の簡易消火具の廃棄方法につきましては以下のとおりです。

  1. 缶に表示された使用期限が経過したものは、消火薬剤を排水口等で全部放射して缶の中身を完全に空にして下さい。この場合、消火薬剤は洗剤とほぼ同じ成分であるため、製造メーカー等も環境面では支障ないとしています。
  2. 穴はあけずに、スプレー缶類だけをひとまとめにして、「資源用指定袋」または「透明又は中身の見える半透明の袋」に入れて、可燃ごみの収集日に、可燃ごみとは別にして(少し離して)地域指定の場所へ出してください。

製品ごとに適応する火災の絵表示がされています。

適応する火災の種別を示したイラスト

自動消火装置

住宅用スプリンクラー

火災による熱を感知し水道水を自動的に放出して消火するもので、住宅内の水道管を利用します。

住宅用スプリンクラーの概要を表したイラスト

住宅用自動消火装置

住宅用スプリンクラーと同じように、火災の熱を感知し消火薬剤を自動的に放出して消火するもので、天ぷら油消火用や下方放出型などがあります。

住宅用自動消火装置の2種類のイラスト

注)住宅用スプリンクラー、住宅用自動消火装置とも取り付け工事が必要となります。

防炎品

防炎品に貼られているラベルの写真

住宅火災の多くは、タバコやストーブなどの火が、ふとんやカーテンや衣類などの繊維製品に着火して燃え広がるために起こっています。
そこで、本来燃えやすい繊維製品を燃えにくく改良した防炎品(上の写真のラベルが表示されているもの。)を使用することで、こうした火災を予防することができます。

具体的な製品

カーテン・じゅうたん・布団、まくら、シーツなどの寝具類・エプロン・割烹着・アームカバー・パジャマ・バイクカバーなど

防炎品と非防炎品の燃焼実験の写真

注)防炎処理された割烹着と普通の割烹着にライターで火を着け、1分後の様子を比較した写真です。
普通のものは瞬時に燃え広がるのに対して、防炎品は、炎が接した部分だけが焦げただけで燃え広がることはありませんでした。

住宅用防災機器等の販売店や詳細情報

住宅用防災機器等をどこで購入したらよいのか、どんな機器を選んだらよいのかなどの詳しい内容については、以下のホームページにアクセスして下さい。

購入先は

住宅用消火器・エアゾール式簡易消火具・自動消火装置は

防炎品は

このページの作成担当

消防局予防部予防課予防担当

電話番号

:052-972-3542

ファックス番号

:052-972-4196

電子メールアドレス

00yobo@fd.city.nagoya.lg.jp

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