定例会・臨時会の開催状況(令和6年1月から11月定例会閉会まで)
2月定例会(31日間)
翌年度の当初予算や、予算に関する条例などの審議を行いました。
2月定例会は、2月20日から3月21日まで開かれました。
令和6年度予算などの市長提出案件90件、議員提出議案5件についての審議などを行いました。
5月臨時会(5日間)
市会の新しい構成などを決めました。
5月臨時会は、5月17日から21日まで開かれました。
正副議長の選挙、常任委員会および特別委員会の委員選任などを行い、市会の新しい構成を決めるとともに、市長提出案件4件についての審議を行いました。
6月定例会(16日間)
条例や補正予算などの審議を行いました。
6月定例会は、6月19日から7月4日まで開かれました。
能登半島地震に係る被災地域への応援などに関する補正予算や条例案など市長提出案件18件、議員提出議案6件についての審議などを行いました。
9月定例会(34日間)
前年度の決算の審査を行うとともに、条例や補正予算などの審議を行いました。
9月定例会は、9月13日から10月16日まで開かれました。
補正予算や条例案、令和5年度決算認定案など市長提出案件45件、議員提出議案6件についての審議などを行いました。
11月定例会(18日間)
条例や補正予算などの審議を行いました。
11月定例会は、11月19日から12月6日まで開かれました。
補正予算や条例案など市長提出案件48件、議員提出議案3件についての審議などを行いました。
また、11月26日の議員総会において、広沢一郎市長が就任あいさつを行いました。
令和6年度予算33件を可決または承認
名古屋市会では、令和6年度名古屋市一般会計予算をはじめ当初予算17件、令和6年度名古屋市一般会計補正予算(第1号)をはじめ補正予算16件、合わせて33件(令和6年11月定例会閉会まで)の予算を審議し、可決または承認しました。
予算の内容について、抜粋してご紹介します。 (1万円未満は四捨五入しています。
2月定例会
- 民間保育所等の整備補助(25億1,631万円)
地域で実績のある既存施設の老朽改築等により、令和7年4月の待機児童ゼロに向けて、必要な利用枠の確保・維持を図る - 住民票の写し等のコンビニ交付導入準備(1,121万円)(別に債務負担行為1億4,900万円)
利便性の向上及び窓口業務の効率化を図るため、住民票の写し等のコンビニ交付を令和8年度に開始できるよう準備
6月定例会
- 能登半島地震被災地域応援経費(5,940万円)
令和6年能登半島地震により被害を受けた石川県七尾市への職員派遣に伴う補正 - 医療的ケア児保育支援事業(923万円)
施設型給付幼稚園等に対し、医療的ケア児の受入れに必要な看護職員の配置等に要する経費を助成 - 幼稚園医療的ケア児看護職員配置補助(781万円)
私学助成幼稚園に対し、医療的ケア児の受入れに必要な看護職員の配置等に要する経費を助成
9月定例会
- 新型コロナウイルスワクチン接種事業(20億2,520万円)
ワクチン価格が当初想定を上回ることによる増額分を公費で負担 - ベンチャーファンドへの出資金(5億円)
当地域のディープテック分野におけるスタートアップ企業の創出促進を図るため、ベンチャーファンドに出資
(ディープテックとは:大学や研究機関で研究開発された技術を基に、世の中の生活スタイルを大きく変えたり、社会の大きな課題を解決したりするテクノロジーのこと) - 介護老人保健施設等の介護ロボット・ICT導入補助(1億8,689万円)
介護老人保健施設等の大規模修繕にあわせて行う介護ロボット・ICTの導入に要する経費を補助 - 特別養護老人ホームの大規模修繕補助(1億640万円)
特別養護老人ホームの大規模修繕に要する経費を補助
11月定例会
- 南陽工場の設備更新(5億6,487万円)
契約に基づく賃金及び物価の変動に伴う増額
意見書・決議を可決
市民のくらしに関する身近な問題でも、それが国などの仕事であるため、名古屋市だけでは解決できないことがあります。このような場合には、名古屋市会の意見を法律に基づく「意見書」として国などに提出して、市民の希望がかなうよう求めます。
名古屋市会では令和6年に以下の18件の意見書を可決し、国会および関係行政庁に提出しました。
- 少額随意契約の限度額の見直しに関する意見書
- 給特法の抜本的な見直し及び教員の働き方改革のさらなる推進を求める意見書
- 新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査の迅速化に関する意見書
- 認知症との共生社会の実現を求める意見書
- 民生委員・児童委員が活動しやすい環境整備と担い手確保対策の強化を求める意見書
- ひきこもり支援基本法の制定を求める意見書
- 医療用医薬品の安定供給の実現を求める意見書
- 地方財政の充実・強化を求める意見書
- 災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築に関する意見書
- 補聴器等の聴覚を補助する機器の積極的な活用に関する意見書
- 刑事訴訟法における再審に関する規定の改正を求める意見書
- 農業用の肥料における従来のプラスチック被膜殻の使用禁止に向けた代替資材への切替えの促進を求める意見書
- 訪問介護の介護報酬に関する意見書
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する適切な対応を求める意見書
- 自動運転移動サービスの社会実装に向けた環境の整備を求める意見書
- 鳥獣保護区における釣りごみの削減に向けた対策の強化を求める意見書
- 給付型奨学金制度に関する意見書
- 私立学校に通う家庭への支援の拡充を求める意見書
(注)また、令和6年2月定例会では、議会の意思を表明するものとして「イスラエル・パレスチナにおける早期の平和実現を求める決議」を全会一致で可決しました。
委員会の活動状況(令和6年1月から11月定例会閉会まで)
名古屋市会では、市の仕事を6つに分けて常任委員会を設置しています。常任委員会は、定例会や臨時会における条例案や予算などの審査のほか、定例会・臨時会の会期中以外の閉会中も市の仕事のチェックや施設などの調査(現場視察)など、年間を通して活発に活動を行っています。また、特定の問題を調査するため、6つの特別委員会を設置し、委員会の中でさまざまな議論を行っています。このほか、市会の運営などについて協議するため、議会運営委員会を設置しています。
ここでは、各委員会の開催日数や常任委員会の議論の内容などについてご紹介します。
常任委員会
- 総務環境委員会(開催日数35日)
名古屋市総合計画2028(案)について
「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの最終報告について など - 財政福祉委員会(開催日数33日)
名古屋市総合計画2028(案)について
今後の財政見通しについて など - 教育子ども委員会(開催日数36日)
名古屋市総合計画2028(案)について
教員団体からの金品の授受等に係る調査検証チームからの最終報告について など - 土木交通委員会(開催日数29日)
名古屋市総合計画2028(案)について
船頭場公園の整備について[現場視察] など - 経済水道委員会(開催日数35日)
名古屋市総合計画2028(案)について
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について など - 都市消防委員会(開催日数30日)
名古屋市総合計画2028(案)について
港防災センターについて[現場視察] など - 経済水道委員会・総務環境委員会連合審査会
10月11日に「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの最終報告を踏まえた名古屋城天守閣木造復元事業の進め方について議論をするため経済水道委員会・総務環境委員会連合審査会を行いました。連合審査会の開催は平成26年の開催以来10年ぶりとなります。
特別委員会
- 大都市制度・広域連携促進特別委員会(開催日数7日)
国の施策・予算に関する提案など - 防災・エネルギー対策特別委員会(開催日数5日)
大規模災害等への総合的な対策など - 産業・歴史文化・観光戦略特別委員会(開催日数6日)
重点的に活性化を図る分野の産業の振興など - 都市活力向上特別委員会(開催日数8日)
都心部及び市内各地域における特色あるまちづくりなど - 公社対策特別委員会(開催日数10日)
名古屋高速道路公社等の公社の活動状況など - 安心・安全なまちづくり対策特別委員会(開催日数7日)
交通安全・地域の安全の確保など
議会運営委員会(開催日数28日)
名古屋市会の日程や議案の取り扱いなどを議論しました。
なごや子ども市会を開催しました
名古屋市会では、名古屋市内に在住・在学する小学5・6年生を対象に、自分たちが住むまちの議会という身近な場を実際に体験することによって、市政に対する興味・関心を高めることを目的として、令和6年7月から8月にかけて「なごや子ども市会」を開催しました。
参加者数
- 7月22日(月曜日)午前10時から正午 34人
- 7月22日(月曜日)午後2時から午後4時 34人
- 8月3日(土曜日)午後2時から午後4時 35人
合計参加者数 103人