市長退職同意の件については、賛成少数により、不同意となりました。
議長あてに河村市長から令和6年10月14日をもって退職したい旨の申し出があったものです。
本件については、採決に先立ち、次のとおり討論が行われました。(発言順に記載してあります。)
- 反対討論
(自民)市長が退職する際は退職日の20日前までの申し出が法律上の原則。名古屋城天守閣の木造復元事業ほか、弥富相生山線の問題など、市政に混乱と停滞を引き起こしたまま「やり切った」と退職しようとする河村市長の振る舞いは『職責放棄』。責任ある行動をとるべき。
- 賛成討論
(新生)河村市政は、なれ合い政治に風穴を開け、新しい名古屋を切り開いた。この名古屋でしかできなかった減税を全国に広めたいという河村市長の主張は名古屋の誇りである。総選挙に出馬すれば15日に自動失職となるのだから、1日早い14日の退職を素直に認めてはどうか。 - 反対討論
(民主)退職の日付や方法について二転三転するその姿は、市民の市長に対する期待や思いについて全く考えることなく、自分の都合しか考えていない無責任な態度であると言わざるを得ない。また、重責を担う市長の職を数日後に退職したいと申し出を行うことは非常識である。 - 反対討論
(公明)名古屋城の木造復元事業では、自分の価値観にこだわるあまり、市民の分断を招き、市民討論会での差別発言まで引き起こすなど、自らが起こした数々の問題を収束することもなく市政を投げ出すような無責任極まりない市長の退職には到底同意することはできない。 - 反対討論
(共産)その効果を語れない市民税減税、名古屋城天守閣整備や相生山の道路など議論が尽くされていない重要課題を山積したまま去られることに憤りを感じるとともに、これは市長が市民に説明責任を果たしていないということであり、職務放棄と言わざるを得ない。