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6月24日から26日の本会議では、29人の議員が市政全般に対する議案外質問を行い、市長はじめ市当局の考えをただしました。
主な質問・答弁の概要は次のとおりです。(発言順に記載してあります。)
【質問】街の美化にご尽力いただいている名古屋クリーンパートナー登録団体に対し、表彰制度を創設しては。
【答弁】団体のモチベーションを高めるとともに、継続して活動していただくための励みにもなると考えられることから、他の表彰制度を参考に検討する。(環境局長)
【質問】「豊臣兄弟!」の大河ドラマ館を中村公園に仮設で建設し、歴史観光の核として事業を推進しては。
【答弁】観光誘客に有効な起爆剤となるため、豊臣秀吉・秀長兄弟の生誕の地である中村公園に「豊臣兄弟!」の大河ドラマ館の建設を検討する。(観光文化交流局長)
【質問】民間と連携した近視予防の講座や啓発を行っては。また、効果的な予防のため近視の実態調査をしては。
【答弁】民間事業者と連携した近視予防の取り組みを試行したい。また、発達段階等を踏まえた近視予防のため、裸眼視力も含めた近視の実態調査に努めたい。(教育長)
【質問】障害者・高齢者権利擁護センターの待期期間の短縮に向けた取り組みと待期期間の目標は。
【答弁】申し込みから契約締結まで1カ月半程度を目指し、業務の一部の外部委託化を速やかに検討するなど、市社会福祉協議会と連携して取り組む。(健康福祉局長)
【質問】保育所において、改正された保育士配置基準に基づく職員配置を、どのように実施するのか。
【答弁】保育の質の向上を図る体制整備は重要だが保育士の確保等の課題もあるので、職員体制を段階的に整備するため関係局と調整を進めたい。(子ども青少年局長)
【質問】入学前に実施される就学時健康診断の機会を活用し、なごや子ども応援委員会の周知を実施しては。
【答弁】保護者の不安を和らげ、必要な支援を早期に開始できる点で重要である。現状の取り組みを確認し、健康診断の機会を捉え、周知を検討していく。(教育長)
【質問】少子化の進展や幼児教育・保育の政策の重点が質の向上へ移行する中、保育所の在り方をどう考えるか。
【答弁】6年度「公立保育所の今後のあり方懇談会」を立ち上げ、将来の利用者の減少を踏まえ公的施設としての役割を整理し在り方を検討する。(子ども青少年局長)
【質問】被害想定公表後、約10年経過した。これまでの取り組みや教訓を総括し、被害想定を見直すべきでは。
【答弁】国や県の動向を踏まえ、最新の知見に基づく南海トラフ巨大地震の被害想定見直しを行い、震災対策の基礎とできるよう検討する。(防災危機管理局長)
【質問】生物多様性に、より興味を持ってもらえるよう、なごや生物多様性センターのノウハウを活用し、ビオトープを設置している小中学校を中心に出前講座を行っては。
【答弁】モニタリング調査やイベント開催で培ったノウハウ等を活用し出前講座の実施を検討する。(環境局長)
【質問】学校教育でお金の仕組みを学ぶことは重要と考えるが、本市のキャリア教育における今後の取り組みは。
【答弁】学校の取り組みを支援するキャリア教育推進センターにおいて、金融機関も含めた幅広い分野の協力企業等を増やし、教育プログラムの充実を図る。(教育長)
【質問】東区民より区役所を移転する整備案を白紙とし、再検討するよう要望書が出されているが、市長の考えは。
【答弁】区民の納得を得られないまま整備を進めることはできない。区民の意見を付して、建築のプロの意見も聞きながら、説明会を早期に開催したい。(河村市長)
【質問】給食におけるオーガニック食材について、現在提供されているバナナに続き、さらに進めていく考えは。
【答弁】新たな献立として、有機食材を使った冷凍パイナップルの提供を考えているほか、有機食材を原料の一部とした加工品の開発を含め、幅広く検討する。(教育長)
【質問】NHKの朝ドラのロケ地となって注目を集めるこの機会に、市政資料館の魅力を全国に発信すべきでは。
【答弁】出演者のサインコーナーの設置等を行っているほか、今後もドラマに関する企画等を通じて魅力を発信し、重要文化財としての価値を高めたい。(総務局長)
【質問】動画を活用したギャンブル依存症の予防教育や、市立高等学校における啓発を充実していく考えは。
【答弁】教育委員会から各校へ依存症のリスク等を扱う動画を紹介し活用を促すとともに、ポスター掲示や新たに講演会を実施するなど、啓発の充実を進める。(教育長)
【質問】再調査委員会の評価や検証を行う上でも、情報開示の在り方について踏み込んだ検討をすべきでは。
【答弁】調査報告書の公表については、ご遺族等の意向も十分に配慮しながら、国のガイドラインの見直しを踏まえ、さらに検討を深めていく。(子ども青少年局長)
【質問】職員採用試験について、多くの企業が導入する、適正検査の能力検査と性格検査の導入の検討状況は。
【答弁】令和7年度に向け人材を呼び込む効果が期待できる新しい取り組みとして能力検査を検討し、性格検査について他自治体の状況等を研究する。(人事委員会委員)
【質問】福祉部門の在り方をセンターの運営に携わる総合リハビリテーション事業団も主体的に検討すべきでは。
【答弁】今後、担うべき事業を、市だけでなく事業団が自ら考える必要があると認識している。有識者懇談会でも議論し早急に結論を出す。(健康福祉局長)
【質問】入学式当日の朝に学級の編成を確定させる現在の仕組みを、現場の声等も聞きながら検討すべきでは。
【答弁】確定日を前倒すと、その間の転入で1学級当たりの児童生徒数が基準を超える場合がある。現場の声等を踏まえ、入学式等の工夫も含め検討したい。(教育長)
【質問】地域の協力者を登録し、行政・地域との話し合いの場を設けるモデル地域の設定等を行っては。
【答弁】取り組み事例等を踏まえ、協力者の登録や地域課題解決の場に参加いただくなどモデル的な取り組みを地域の負担等に配慮し検討したい。(観光文化交流局長)
【質問】令和5年度より本市で導入した学力検査を必要としない特色選抜について、さらに進めてはどうか。
【答弁】子どもたちの多様な進路の選択につながる入学者選抜の在り方を検討することは重要であり、今後、各学校現場の現状やニーズを踏まえ、考えていく。(教育長)
【質問】災害時にペットを安心して預けられる仕組みを民間団体等との協定締結を活用し、実施する考えは。
【答弁】被災した飼主支援の充実のため、他都市の事例等を早急に調査し、ペットの一時預かりに関する協定を令和6年度中の締結を目指して進める。(健康福祉局長)
【質問】孤独・孤立対策を推進するため、官・民が連携し、協働を図るプラットフォームを設置するべきでは。
【答弁】官民連携プラットフォームの設置は孤独・孤立対策に有効であり、現在策定中の次期地域福祉計画の中で令和7年度の設置に向け取り組む。(健康福祉局長)
【質問】アジア・アジアパラ競技大会や大会後を見据え、新築の宿泊施設に対し、バリアフリー基準を定めては。
【答弁】基準の制定は、大会のレガシーとなるものであり、本市がリーダーシップをとって独自条例の制定を視野に入れ、大会までには実現していく。(中田副市長)
【質問】観光客の誘致や木造天守に向けた機運醸成のため、建て替えが始まるまでの間、天守閣を開館しては。
【答弁】市民討論会の差別事案に対する信頼回復が最優先だが、整備事業の再始動時には、天守閣の活用を含め、さまざまな観点から検討したい。(観光文化交流局長)
【質問】がん治療施設として実績を上げる陽子線治療センターについて保険適用拡大に併せ、改めてPRしては。
【答弁】陽子線治療のメリットや保険適用の現状を周知していく必要があり、医療機関や市民にPRしていただくよう西部医療センターに働き掛けたい。(総務局長)
【質問】就学奨励制度の充実を図る上で、給付による入学準備金制度への拡充について早急に検討すべきでは。
【答弁】子どもたちが多様な未来を切り開けるような就学奨励制度の充実に向け、給付型入学準備金制度への拡充も教育委員会と早急に検討を進める。(松雄副市長)
【質問】侍文化を象徴する刀等武具を展示する特徴的な博物館にすべき。また一刻も早い事業区域の決定をすべきでは。
【答弁】所蔵品に加え、市民から寄付された刀剣等を活用した展示を検討する。事業区域は年内に結論が得られるよう鋭意取り組む。(松雄副市長、観光文化交流局長)
【質問】過酷な労働環境で熱中症等のリスクがある現場職員が安心安全に働ける職場環境の整備を進める考えは。
【答弁】体調を崩した事例や注意点等を各職場へ周知する。また、各区局室と十分に相談しながら、より安心安全な職場環境の実現に向けて取り組みたい。(総務局長)
【質問】利用者の利便性やコストカット等のメリットがあるQRコード乗車券の導入を本市でも検討しては。
【答弁】市営交通事業経営計画2028にてデジタル技術による業務効率化を幅広く検討するとしており技術開発の状況や費用対効果等を見極めて検討したい。(交通局長)
(注)「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
6月24日の本会議では、提出議案に対する個人質疑を行いました。
主な質問・答弁の概要は次のとおりです。
【質問】在宅の医療的ケア児の親子が安心かつ気軽に参加し、同じ境遇の保護者同士が交流できるような「医療的ケア児の子育てサロン」の実施が必要では。
【答弁】早急に課題整理を行い、令和7年度の早い時期に実施できるよう検討する。(子ども青少年局長)
本会議での質問などや委員会での議論の様子は、本会議・委員会中継(外部リンク)からパソコンやスマートフォンなどで録画中継を視聴できます。ぜひ、ご視聴ください。
市会情報 市会事務局調査課図書広報担当
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