市会だより第186号　議長に成田たかゆき議員（自民）、副議長に長谷川由美子議員（公明）を選出

　私たちは、このたびの5月臨時会において、第98代議長並びに第106代副議長に就任いたしました。歴史ある名古屋市会の議長並びに副議長への就任について、大変光栄に存じますとともに、その責任、使命の重大さを痛感しております。

　さて、本市におきましては2026年アジア・アジアパラ競技大会の開催や、リニア中央新幹線品川―名古屋間の開通が控えており、まさに人、モノ、情報が大きく動く時代の幕開けが迫っています。このような時代の動きを的確に捉え、大きな経済効果を得ることができれば、本市の魅力を大きく向上し、市民サービスの充実にもつながるものと考えています。

　また、3年余に及ぶコロナ禍を経て、社会生活にも大きな変化が生じており、人工知能、いわゆるAIの目覚ましい発展を踏まえたデジタル化への対応が重要になるとともに、文化や価値観、習慣や行動、考えなどが多様であることを知り、違いを認め、たとえ少数であっても尊重する多様性を前提とした時代が到来しております。

　このような中、私たち名古屋市会は、何が市民にとって大切であるかといった視点を大事にしながら、行政の手が届かないところに光を当てて市民の声なき声を拾い上げること、また、誰もが暮らしやすい社会の実現に向け、議会と行政が真摯に議論を行い、結論を導き出していくことがより一層重要になってくると考えています。

　そのためにも、議長・副議長として、議会内で活発な議論がなされ、その結果として市政を着実に進展させていくとともに、議会の活動について積極的に情報発信していくよう、誠心誠意努めてまいる所存です。

　市民の皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力を心からお願いいたしまして、ごあいさつとさせていただきます。