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市会だより臨時号 コロナ禍における議会の活動 -議会開会中編-

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このページを印刷する最終更新日:2021年10月1日

ページID:144967

 議会では、市が行う仕事とそれに必要なお金の使い方(予算)や、仕事をすすめていくのに必要なきまり(条例)が、市長から「議案」として提案されるので、市民の意見や要望などを踏まえて最終的な決定を行います。
 議会に提案されたテーマ一つ一つについて、できるだけよい答えが出せるように、「本会議」と「委員会」の2つの形式で話し合います。

定例会・臨時会での話し合いの流れ

1 議員全員が集まって話し合う場

本会議

  • 市長がお金の使い方(予算)などの議案を提案し、その内容を説明する
  • 市長が提案した議案について、疑問点や不明点を質問する

2 少人数で専門的に話し合う場

委員会

  • 議案について、さらに詳しく調べ、話し合う

3 議員全員が集まって話し合う場

本会議

  • 委員会で話し合った内容を報告する
  • 賛成または反対の立場で意見を述べる
  • 賛成か反対かを多数決で決定する

1 本会議では市長や市の担当者に対し、市の仕事に関する質問を行います

 本会議では、市長から提案された予算などの議案について説明を受けて質問を行います。
 また、提案された予算などの議案以外にも、さまざまな調査・研究をしてわかったことをもとに、市長や市の担当者に対し、市の仕事に関する質問を行います。
 質問では、市の仕事の問題点をはっきりさせるとともに、実現に向けた提案もしていきます。

  • クスノキユリ議員「新型コロナウイルス感染症への基本方針を打ち出して早急な対応を!デマなどの不正確な情報に対してホームページ等で注意喚起を!」

実際の名古屋市会では…

特別に緊急質問を実施!

 令和2年2月定例会で、新型コロナウイルス感染症に関する名古屋市の対応について、緊急質問を行いました。これは、東海豪雨のあった平成12年以来、約20年ぶりのことです。

2 委員会では、提案された議案についてさらに詳しく調べて話し合います

 名古屋市にはとても多くの仕事があるので、仕事を種類ごとにいくつかの部門に分けて、詳しく調べ、意見を出すなど十分に話し合います。このように少人数に分かれて専門的に話し合う会議を「委員会」といいます。
 委員会では、市長から提案された議案について、さらに詳しく調べ、話し合います。

例えば…新型コロナウイルスワクチン接種事業

  • 市職員「コールセンター回線数の増設などワクチン接種を実施するために必要な費用の増額を求めます。」
  • クスノキユリ議員「重症化のリスクが高い人が速やかにワクチン接種を受けられるよう、接種券の交付や医療機関との調整など至急対応してください。」

3 本会議で、委員会の報告を受けて多数決で賛成か反対か決定します

 本会議では、委員会で話し合った内容について委員会の委員長から報告を受けます。委員会の報告を受けて、市長から提案された予算などの議案について賛成か反対か多数決で決定します。

  • クスノキユリ議員「全会一致(全員賛成)により、コロナ対策の予算を可決しました!」
議場の様子

・議場の様子
現在新型コロナウイルス感染症対策でアクリル板を設置しています

実際の名古屋市会では…

特別に臨時会を開催するなどコロナ対策の予算について熱心に議論!

 新型コロナウイルス感染症への対応に関する予算などを速やかに審議するため令和2年4月に急きょ臨時会を開催するなど、市長から提案されたコロナ対策の予算について熱心に議論しています。

実際の名古屋市会では…

全国初! 新型コロナ関連条例を可決!

 令和2年2月定例会で、新型コロナウイルス感染症に特化した条例としては全国初となる「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を全市一丸となって防止するための条例」を審議し、可決しました。

説明

定例会と臨時会

 名古屋市会には、年4回(2月・6月・9月・11月)定期的に開かれる「定例会」と、必要に応じて開かれる「 臨時会」があります。
 本会議は定例会と臨時会の期間中だけ行いますが、委員会は定例会や臨時会の期間に限らず、年間を通じて行っています。

本会議

 議員が全員集まる会議を「本会議」といいます。
 本会議は、市民のために市が何をするかを話し合い、最終的な決定を行う会議です。

市会議員の役割

 市会議員は、日頃から市民意見の把握や、さまざまな課題についての調査・研究などを行い、名古屋市会の一員として、主に以下のようなやくわり役割を果たしています。

予算を決めます

 市民が納めた税金などのお金を、市民のためにどう使うか、その使い道と使う金額を計画した予算を決定します。

条例を決めます

 市の決まりである条例を新しく決めたり、すでにできている条例の内容を変えたりします。

決算を認定します

 決められた予算の使い方が正しかったかどうかを調べ、認めるか認めないかを決定します。

市の仕事をチェックします

 市の仕事が市民のために正しく行われているか、調査や検査をします。

意見書を出します

 市だけでは実現できないことについて、意見や要望を意見書という文書にして、国や県などに伝えます。

請願や陳情を審査します

 名古屋市会に対し、市の仕事に関する要望を文書にして提出された請願や陳情について、市にその実現を求めるかどうかを決めます。

人事に関する選挙や同意を行います

 名古屋市会の議長・副議長や選挙管理委員などを選挙したり、副市長や監査委員など、市の重要な役割を担う人の選任について同意するかどうかを決めます。

このページの作成担当

市会情報 市会事務局調査課図書広報担当

電話番号

:052-972-2094

電子メールアドレス

a2096@shikai.city.nagoya.lg.jp

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