新型コロナウイルス感染症への対応などに関する補正予算7件(うち1件は専決処分)については、全会一致または賛成多数により、原案どおり可決または承認しました。主な内容は以下のとおりです。(1万円未満は四捨五入しています。)
新型コロナウイルス感染症対応
医療・福祉
- 医療費の公費負担等(26億5,924万円)
感染症患者の医療費およびPCR検査費などの公費負担の増額 - 高齢者等インフルエンザ予防接種費用の助成(9億502万円)
定期予防接種の対象者となっている65歳以上の高齢者などの予防接種費用が無料となるよう自己負担分を助成 - 医療機関配付用衛生用品の備蓄(7億8,150万円)
感染拡大時に救急医療機関や帰国者・接触者外来等の医療機関へ配付する医療用マスクなどの備蓄 - 自宅療養者配食サービス事業(7億2,054万円)
自宅療養者への配食サービスおよび生活用品などの緊急療養支援セットの配付 - 子ども・妊婦インフルエンザ予防接種費用の助成(2億9,480万円)
生後6カ月から小学2年生までの子どもと妊婦の予防接種費用を1回当たり1,000円助成 - リアルタイムPCR検査機器等の整備補助(1億1,500万円)
リアルタイムPCR検査機器等を整備する医療機関などに対する補助 - 仕事・暮らし自立サポートセンターの体制強化(1,874万円)
- 救護施設職員に対する慰労金の交付(390万円)
教育・子ども
- 学校の情報通信ネットワーク環境整備等(34億5,113万円)
ICTを活用した教育を推進するための校外ネットワークの増強や可動式プロジェクターの購入 - 児童福祉施設等の衛生用品購入等(7億7,250万円)
保育所、留守家庭児童育成会、トワイライトスクール等へのマスクの購入など - 学校給食事業者補塡金(4億6,342万円)
学校給食事業者への4月・5月の臨時休校に伴う食材加工などの経費に対する補塡金 - スクール・サポート・スタッフの配置(1億6,939万円)
各学校において、清掃やプリントの印刷など、教員の業務支援を行うスクール・サポート・スタッフを配置 - 3カ月児健康診査の個別実施(6,444万円)
- 児童養護施設等への看護師派遣(1,353万円)
- 産前・産後ヘルプ事業利用料の軽減(1,050万円)
経済・その他
- 事業継続資金の利子補給(13億1,765万円)
融資見込が5,074億円から1兆円に増加する見込みのため、利子補給額などを増額 - 中小企業の新しい生活様式対応支援(4億5,200万円)
新しい生活様式に対応した設備などを導入する市内中小企業者に対し、50万円を上限に補助 - 市施設における興行等開催の支援(4億1,700万円)
- テレワーク環境の整備(5,800万円)
- 事業者への感染防止対策協力金(専決処分)(7億7,300万円)
- 地方創生臨時交付金などに伴う財源更正等(マイナス42億7,600万円)
- 事業中止等に伴う事業費の減額(マイナス4億7,585万円)
その他
- 敬老パス対象交通拡大等の準備(2億8,300万円)
- 民間特別養護老人ホームの非常用発電機整備等補助(2億3,063万円)
- 名古屋市立大学への情報通信ネットワーク整備費等補助(1億3,600万円)
- 水難救助活動等用指揮艇の建造(1,700万円)
- 中村区役所等複合庁舎周辺道路無電柱化の設計(1,400万円)
「令和2年度名古屋市一般会計補正予算(第7号)」については、採決に先立ち、日本共産党から反対討論(理由:敬老パスの利用抑制につながる、利用上限回数の設定を前提とした準備費用が計上されている。)が行われました。