市会だより第171号　議長に中里高之議員（自民）、副議長に山田昌弘議員（民主）を選出

　私たちは、このたびの5月臨時会において、第95代議長並びに第103代副議長に就任いたしました。歴史ある名古屋市会の議長並びに副議長への就任は、大変光栄であると同時に、その責任、使命の重大さを痛感しております。
　さて、今年に入り、世界は新型コロナウイルス感染症による未曽有の危機に直面し、本市においても市民生活や地域経済に大きな影響が及んでいます。4月に発令された国の緊急事態宣言は5月に解除されたものの、引き続き、感染拡大防止に取り組みながら、第二波、第三波に備えるとともに、安定した日常生活を取り戻し、地域経済を立て直すことができるよう、局面に応じた対策をスピード感を持って実施していく必要があります。また同時に、南海トラフ巨大地震をはじめ、近年、全国各地で頻発している大規模な豪雨災害など、自然災害への対策も待ったなしの状況にあります。さらには、来るべきアジア競技大会の開催やリニア中央新幹線の開業に向けて、未来を見据えたまちづくりも着実に進めていかなければなりません。
　名古屋市会は、こうした状況に迅速かつ的確に対応していくため、二元代表制の一翼を担う市民の皆様の代表として、市長とは相互に独立対等な立場で緊張関係を保ちながら、大いに議論するとともに、国や県とも緊密な連携を図りながら、より良い市政を実現していきたいと考えております。
　議長・副議長として、公正かつ円滑な議会運営に全力で取り組むとともに、市民の皆様が議会や市政をより身近に感じていただけるよう尽力していく所存です。
　市民の皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力を心からお願いいたしまして、ごあいさつとさせていただきます。