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市会だより第167号 議案外質問から

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このページを印刷する最終更新日:2020年4月1日

ページID:121073

 6月19日から21日の本会議では、24人の議員が市政全般に対する議案外質問を行い、市長はじめ市当局の考えをただしました。
 主な質問・答弁の概要は次のとおりです。(発言順に記載してあります。)

6月19日(水曜日)

斉藤たかお議員(自民)

名古屋駅周辺地下公共空間の整備と周辺のまちづくり

【質問】市長が地下公共空間の整備を判断するに当たって課題としている周辺のにぎわい創出などは、住宅都市局において解決に向けて進んでいることから、歩行者などが危険な状態を改善するためにも、地下公共空間の整備について速やかな判断をするべきでは。
【答弁】地下通路をささしまライブまで伸ばすことができて、周辺のにぎわいのまちづくりと一体にやるなら、整備してもいい。地下通路の整備は時間がかかるので、歩道は早く拡充しないといけない。(河村市長)

名古屋駅からささしまライブ24地区間の歩道の様子の写真です。

名古屋駅からささしまライブ24地区間の歩道の様子

うえぞの晋介議員(民主)

期日前投票所の拡充に向けた新たな取り組み

【質問】名古屋市議会議員一般選挙の投票率が過去最低だったことを受け、今後、期日前投票所の増設を図るため、投票所間で投票済みの情報を共有し、二重投票を防止することができる無線通信を導入しては。
【答弁】無線通信は、施設ごとに回線を引き込む工事が不要となる効果がある。導入に関しては、セキュリティーの確保などの課題を整理するとともに、その課題の解決に向けて他都市の事例も踏まえながら検討を進めていきたい。(選挙管理委員会委員長)

鈴木孝之議員(減税)

傘のシェアリング

【質問】市営地下鉄に設置され、無料でシェアリングできる友愛の傘がほとんど返却されていない現状や、捨てられるビニール傘を減らす観点から、本市として有料の傘のシェアリングを検討しては。
【答弁】市営地下鉄における有料の傘のシェアリングは、他都市で事業を始めたばかりであるので、今後の実施状況などを注視していきたい。ごみ削減の観点については、昨今の民間サービスの動向の情報収集に努めていきたい。(交通局長、環境局長)

吉岡正修議員(公明)

危険な交差点への防護柵等の早急な設置対応

【質問】大津市の事故を受け、事故が比較的多い交差点の緊急点検により、対策が必要となった35カ所の交差点についての対策内容とその実施時期は。また、その他の交差点も点検や改善が必要では。
【答弁】35カ所の交差点については、地下埋設物の調査や関係機関との調整などを進めており、準備が整い次第、早急に防護柵等の設置工事に着手したい。その他の交差点も、順次調査し、必要な箇所については、その対策を進めるよう考えている。(緑政土木局長)

交差点の防護柵の写真です。

交差点の防護柵

さいとう愛子議員(共産)

加齢性難聴に係る補聴器購入の公的助成の創設

【質問】高齢者の生活を支援し社会参加を促進するため、身体障害者手帳所持者に対する補聴器の支給だけでなく、加齢により耳が遠くなり、日常生活に支障のある中等度の難聴者に対しても補聴器購入の助成をしては。
【答弁】難聴を含め、老化に伴う身体機能の低下に対応した社会生活上の支援を行うことについては、実施による効果を見極めながら検討する必要があると認識しており、まずは、国の研究の動向を注視していく。(健康福祉局長)

服部しんのすけ議員(自民)

紙おむつの園内処分

【質問】保育所の園内で紙おむつを処分する自治体が急速に増える中、保護者や保育士の負担と感染リスクの軽減のためにも、紙おむつの園内処分に当たっての課題について、今後どのように対応していくのか。
【答弁】公立保育所での処分の導入に向けて、各園で保管容器の設置場所の確保ができるか個別調査を行うとともに、処分する紙おむつの回収頻度やにおい対策、保管容器の購入費や処分費用のコストなど、早急に具体的な検討を進めていきたい。(子ども青少年局長)

6月20日(木曜日)

久田邦博議員(民主)

SDGs達成に向けての本市の取り組み

【質問】国連が定めた持続可能な開発目標であるSDGs達成に向けて、SDGs活動を市民や事業者と協働で企画するような連携体制の構築が必要では。
【答弁】今年度、産学官にまたがる多様な主体による「なごや環境大学SDGs未来創造クラブ」を立ち上げ、企業経営への浸透を図る事業や子ども向けの事業を予定している。SDGsへの理解を深め、達成に向けた行動を起こす契機としてもらえるよう、市民、事業者と協働で事業を推進していく。(環境局長)

中川あつし議員(減税)

市立小学校の運動会における熱中症対策

【質問】運動会を春に開催する小学校が増える中、1年生がまだ学校生活に慣れていないことや熱中症のリスクを踏まえ、運動会について気温上昇による中止・延期、途中中止などの明確な数値基準を設けるべきでは。
【答弁】熱中症事故の予防については、毎年各学校に対し、日本スポーツ協会の熱中症予防運動指針などを参考とするよう通知している。運動会の中止などについても、これらの情報と児童の健康を勘案し、各学校で判断するべきものと考えている。(教育長)

さかい大輔議員(公明)

子ども会への支援の取り組み

【質問】子ども会の減少に歯止めをかけるため、保護者の負担となっている助成金申請の手続きをより簡素化しては。また、特色ある地域の取り組みやアイデアを、全市に定期的に提供していく取り組みを始めては。
【答弁】助成金申請手続きのさらなる簡素化は、申請書の様式を電子データにて作成できるようにするなど、検討を進めていきたい。また、子ども会活動の情報の提供は、ホームページを活用するなど、効果的な方策を検討していきたい。(子ども青少年局長)

江上博之議員(共産)

大江川埋め立てにおける土砂基準と住民説明

【質問】大江川の埋め立てに用いる土砂は、安心安全なものでなければならず、土砂基準のあり方も含めしっかり地域住民に説明をする必要があると考えるが、どのような姿勢で取り組むのか。
【答弁】埋め立て土砂の受け入れ基準などについて、本年度実施する予備設計の中で、関係法令を遵守しつつ慎重に検討していく。その結果も含め、本事業について周辺地域の皆さまに安心してもらえるよう、丁寧で分かりやすい説明を行っていく。(緑政土木局長)

大江川の写真です。

大江川

吉田茂議員(自民)

超高齢社会における市バスのあり方

【質問】高齢者が運転免許を自主返納した後の移動手段の確保や、市内周辺部において近くに公共交通機関のない地域の解消に向け、超高齢社会に対応した市バス路線のあり方を考えるべきでは。
【答弁】道路の整備状況などを踏まえ、名古屋市交通問題調査会の答申に沿った市バス路線の整備に努めていきたい。公共交通をめぐる社会情勢の変化に市バスのみで対応することは限界があるため、今後、市全体で議論をする必要があると考えている。(交通局長)

赤松てつじ議員(民主)

産前・産後ヘルプ事業の利用条件の見直し

【質問】利用期間を産後6カ月までとしている現在の制度では、子どもが出生後一定期間の入院をした場合、退院後にサポートを受けられる期間が短くなってしまうため、利用条件を退院後にするなどの条件変更に加え、全体的な期間の延長が必要では。
【答弁】入院期間が長くなり、希望しても利用できないケースがある。子育て家庭の実情に合わせて利用できる制度となるよう、運用について前向きに検討していきたい。(子ども青少年局長)

豊田薫議員(減税)

外国人市民の地域への参画促進

【質問】外国人市民が増加傾向にある中、外国人市民を受け入れる側の名古屋市民に対し、外国人市民の地域への参画促進をどのように働きかけていくのか。
【答弁】毎年8月を名古屋市多文化共生推進月間と定め、講演会や啓発ポスターなどに加え、関係局区にもイベントなどの実施を働きかけている。今後も多文化共生に関する啓発に着実に取り組み、外国人市民の地域への参画が進むよう、関係局区と連携して多文化共生都市の実現を図っていきたい。(観光文化交流局長)

田辺雄一議員(公明)

より安全な食物アレルギー対応給食の推進と周知

【質問】食物アレルギーのある児童が友達と同じ給食を安心して食べられるよう、本市の特徴的な、あらかじめアレルゲンを除去した食材の開発をさらに進めるとともに、その取り組みを市民や全国に発信しては。
【答弁】アレルギー物質を除去した食材については、食材を調達している名古屋市教育スポーツ協会と食材メーカーの協力を得ながら、引き続き開発に取り組んでいく。また、その取り組みは、本市公式ウェブサイトなどを通じて積極的に発信していきたい。(教育長)

松井よしのり議員(自民)

高級ホテル誘致に係る立地促進策

【質問】横浜市における高級ホテルの立地促進制度や本市の産業立地促進補助金制度を参考に、高級ホテル誘致に10億円程度の補助制度を創設し、容積率のさらなる緩和を併せた方針をいち早く打ち出すべきでは。
【答弁】10億円規模の補助金を念頭に、県と協調しながら検討を進めていきたい。また、容積率についてもさらに上積みするなど、高級ホテル誘致施策の方針を今年度の早い時期に表明し、事業者の進出意欲を後押しできるよう努めていきたい。(観光文化交流局長)

6月21日(金曜日)

久野美穂議員(民主)

市有財産である松葉公園の有効活用

【質問】松葉公園は、野球場やテニスコートなどを備えた利用者の多い公園であるため、その一角で倉庫や資材置き場となっている旧公園分所を整理し、市民の駐車場を増やしてほしいという要望に応えるべきでは。
【答弁】公園の一部を倉庫などに利用していることは、利用者にとって有効活用されているとは言えないため、旧公園分所やその周辺は、できるだけ速やかに地域の声を受けた整備を行うなど、地域の方が満足して利用できる公園となるよう努めていく。(緑政土木局長)

河本ゆうこ議員(減税)

ひとり親家庭への就業支援事業

【質問】ひとり親家庭になった時の不安を取り除き、経済的な自立を支援するため、安定した職業に就くための技術を学ぶ就業支援講習会を、離婚前の方も受講できるように、受講対象者の要件を緩和しては。
【答弁】現在、ひとり親家庭を対象として実施している就業支援講習会に関して、関係機関や就業支援講習会の利用者などの意見も聞きながら、離婚に向け手続き中の方も受講できるようにするなどの検討を行っていきたい。(子ども青少年局長)

木下優議員(公明)

性的少数者への理解を深めるための取り組み

【質問】性的少数者に対する社会的な理解を広めるためにも、まずは職員が率先垂範して理解を深めるための職員向けハンドブックを作成するべきでは。
【答弁】昨年度実施した市民意識調査において、市民の方々の性的少数者への理解を深める必要性があると認識したところであり、まずは市民の皆さまと接して職務を行う本市職員が正しく理解を深めるため、関係局と調整しながら、職員用ハンドブックの作成に向けて取り組んでいきたい。(総務局長)

浅野有議員(自民)

市営交通のキャッシュレス化

【質問】今後も増加が予想される外国人観光客や市民・利用者へのサービス向上のため、二次元コード決済による市営交通機関の乗車を可能にしていくべきでは。
【答弁】乗車券販売などのキャッシュレス化の方策については、技術開発の状況や利便性、導入コストなどを見極めていく必要があり、多くの外国人観光客が本市を訪れることとなる2026年の第20回アジア競技大会までの導入を念頭に、さらなるキャッシュレス化に向けて検討していきたい。(交通局長)

おくむら文悟 議員(民主)

ランス美術館との交流及び美術文化の環境整備

【質問】名古屋市美術館は、藤田嗣治の素晴らしい作品が寄贈され、ランス市と美術館同士の交流があるなど関係も深い。このような利点を十分に生かし、日本一の規模や内容を兼ね備えた美術館を目指すべきでは。
【答弁】藤田嗣治の絵画のプレゼントをきっかけに、味のある、楽しみがある美術館にしないといけない。いろいろなことをやって、みんなが美術館や科学館もある白川公園で、美術や音楽などを楽しんでいくというところをつくりたい。(河村市長)

名古屋市美術館の写真です。

名古屋市美術館

前田えみ子議員(減税)

名古屋城前にふさわしいバス停の整備

【質問】名古屋城の正門にある市バスの停留所は、白いパイプとテント張りで風情がないため、名古屋の観光のシンボルである名古屋城の正門にふさわしいデザインにかえるべきでは。
【答弁】名古屋を訪れる観光客の増加が予想される状況では、景観の観点から非常に重要なことであると認識しており、今後、名古屋城正門前の市バスの停留所が名古屋城の雰囲気にふさわしい停留所となるよう、交通局と協議していきたい。(観光文化交流局長)

名古屋城正門前の市バス停留所の写真です。

名古屋城正門前の市バス停留所

日比美咲議員(民主)

多胎児家庭への子育て支援

【質問】双子や三つ子などの多胎児を持つ家庭は、特に外出時の負担が大きいことから、まずは、行政主体で行う乳幼児健康診査に付き添い、サポートするヘルパーを派遣するなどの支援が必要では。
【答弁】多胎児の場合には、サポートしてくれる人がおらず受診をためらう場合も考えられるため、多胎児の育児を行っている家庭が健診に行く際のサポートについて、他都市の先行事例などを踏まえつつ、具体的に検討を進めていきたい。(子ども青少年局長)

沢田ひとみ議員(減税)

保育所等の利用申し込み

【質問】保育所等の利用申し込みの書類様式やホームページの父、母の表現は、父母がそろっている家庭を前提としていると受け取れるため、保護者という呼称にするなど、家族の多様性に配慮が必要では。
【答弁】書類様式やホームページにおける父、母の表現は、さまざまな家族形態への配慮の視点も踏まえ、直接保護者からの相談に対応している区役所などの現場の声も聞きながら検討し、可能なところから速やかに改定していきたい。(子ども青少年局長)

佐藤ゆうこ議員(減税)

斎場における残骨灰の取り扱い

【質問】残骨灰から有価物を抽出して売却し、市の収入としていることを周知するべきでは。また、処理業者によって抽出有価物や売却金額に違いがあることを踏まえた今後の処理業者の選定方法に対する見解は。
【答弁】残骨灰の処理方法について、しっかりと市民に周知できるよう早急に検討していきたい。また、有価物の抽出技術や数量などを勘案した処理業者の選定方法について、他都市の状況も踏まえながら、具体的に検討していきたい。(健康福祉局長)

会派の略称説明

会派の略称説明
自民自由民主党名古屋市会議員団 
民主名古屋民主市会議員団 
減税減税日本ナゴヤ 
公明公明党名古屋市会議員団 
共産日本共産党名古屋市会議員団 

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