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市会だより第154号 個人質問から

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このページを印刷する最終更新日:2020年4月1日

ページID:89828

 11月25日から29日の本会議では、27人の議員が個人質問を行い、市長初め市当局の考えがただされました。主な質問・答弁の概要は次のとおりです。(発言順に記載してあります。)

11月25日(金曜日)

うかい春美議員(民進)

ヘルプカードの作成

【質問】余命宣告を受けた若い女性の訴えを直接聞いたが、外見ではわからない障害特性のある方々が期待を寄せる「ヘルプカード」を作成し、啓発・周知に努めては。
【答弁】外見からは障害がわかりにくい方がヘルプカードを提示することで、配慮してほしい事柄を具体的に伝えることが可能になるとともに、障害や障害のある方に対する正しい理解が促進されると考える。障害当事者などの意見も伺いながら、導入に向けて検討を行う。(健康福祉局長)

ばばのりこ議員(公明)

子どもの貧困を断ち切るための学習支援

【質問】ひとり親家庭や生活保護世帯などの中学生に対する学習支援事業の開設場所として、夜間も安心で比較的交通の便もよい消防署の会議室を使用できないか。
【答弁】消防署の会議室などを学習の場として提供することは、近隣在住の中学生の学力向上に資するとともに、地域社会への貢献の一助として大変意義がある。迅速な出動態勢の確保と学習の双方の妨げにならないよう配慮し、関係局と調整を進め前向きに検討していく。(消防長)

鈴木孝之議員(減税) 

障害者への合理的配慮の提供に対する支援

【質問】障害者差別解消法では、民間事業者の障害者への合理的配慮の提供が努力義務になっている。合理的配慮の提供に関して、助成制度を設けるなどの支援を行っては。
【答弁】障害及び障害者への正しい理解や適切な配慮が民間事業者に浸透していることが重要であり、助成制度も一つの提案として受け止め、今後、効果的な周知のあり方について障害当事者や民間事業者から意見を聞きながら進めていく。(健康福祉局長)

さはしあこ議員(共産)

妊産婦・乳幼児専用の福祉避難所

【質問】災害による環境変化によってリスクが高まる妊産婦・乳幼児を守る取り組みを具体化するため、妊産婦・乳幼児専用の福祉避難所の指定をしては。
【答弁】妊産婦・乳幼児の方には、国のガイドラインに沿って対応することとしているが、熊本地震などでの教訓から、一定の配慮が必要と考える。妊産婦・乳幼児専用の福祉避難所の設置の必要性も含め、どういったことができるか関係局とともに検討する。(健康福祉局長)

防災頭巾をかぶった母親と幼児

小出昭司議員(自民)

新たな国際友好都市の提携

【質問】本市の国際交流は他都市に比べ遅れており、姉妹友好都市が5都市だけである。観光文化交流局が立ち上がったところであり、「観光文化交流都市」を創設し、積極的な国際交流を進めては。
【答弁】姉妹友好都市との交流を一層深めるとともに、他の海外諸都市とも交流を広げることが重要であり、来年度には関係機関と調整を図りつつ、観光文化交流を柱とした新たな都市間提携の基本的な枠組みを創設したい。(観光文化交流局長)

松本まもる議員(民進)

新しい名古屋駅バスターミナルのあり方

【質問】名古屋駅の新バスターミナルの供用開始はいつからか。また、外国人観光客も利用しやすい施設にするための工夫は。
【答弁】平成29年4月1日に供用開始を予定している。案内表示を英文併記とし、3カ所設置する総合案内板のうち1カ所は、英語、ハングル、中国語などの多言語で案内するほか、観光情報を入手できるタッチパネル式の液晶モニターを設置するなど、誰もがわかりやすい施設となるよう努めていく。(交通局長)

三輪芳裕議員(公明)

食品ロス削減への取り組み

【質問】家庭で余った食品をフードバンクに寄附する、いわゆる「フードドライブ」について、決まった日に持ち込める身近な拠点を作って推進しては。
【答弁】フードドライブは、食品廃棄物の発生抑制に資するだけでなく、「もったいない」の心を育むことができる方策であり、常設拠点として環境教育の拠点である環境学習センターの活用を検討したい。より身近な拠点についても、フードドライブに適した場所や機会を幅広く検討したい。(環境局長)

フードドライブ試行実施の画像

フードドライブ試行実施の様子

佐藤あつし議員(減税)

あいちトリエンナーレに対する取り組み

【質問】あいちトリエンナーレについて、これまでの参画を振り返っての今後の対策は。
【答弁】あいちトリエンナーレ2016の特別連携事業として、港区で音楽とアートのイベントを地元のまちづくり団体と連携して開催し、市内中心部に加えて広域的な展開を図ってきた。今後も、地元の受け入れ体制も考慮しつつ、市内のさまざまな地域で事業展開できるよう、実行委員会の中で働きかけていきたい。(観光文化交流局長)

西山あさみ議員(共産)

新堀川上流部の悪臭問題への対応

【質問】環境局の調査によると、海水とヘドロにたまった有機物があわさった時に発生する硫化水素によって悪臭が出ているとのことだが、河川管理者としてどのように対応していくのか。
【答弁】今年度、新堀川の上流及び下流の一部でヘドロを含む堆積物を確認した。環境局で進められている悪臭原因などの調査を踏まえ、環境局や上下水道局と連携して、悪臭に対する効果的なヘドロの除去及び対策について検討したい。(緑政土木局長)

11月28日(月曜日)

吉田茂議員(自民)

中学生の学習支援の市内大学における実施

【質問】貧困状態にある中学生の学習支援について、会場不足の解消や学習サポーターの確保といった問題を解決するため、市内の大学に働きかけ、空き教室や学生を活用しては。
【答弁】学習支援を希望する中学生が通いやすい場所に大学のキャンパスがある場合には、大学で会場が確保でき、学生サポーターの登録も見込めると思われる。今後、事業の拡充を図る際にはそうした大学と調整を行いたい。(子ども青少年局長)

森ともお議員(民進)

自転車用ヘルメットの購入補助

【質問】自転車安全利用促進に関する条例制定を見据え、自転車の講習などを充実させるとともに、自転車用ヘルメット購入費用の補助制度を導入すべきでは。
【答弁】これまでの交通安全教室に加え、高齢者の身体的特性を踏まえた自転車の講習を開催するなど、ヘルメットの有効性をより一層市民に伝えていく。また、高齢者及び児童・幼児のヘルメットの普及促進に関して、他都市の補助制度も参考に支援施策を検討していく。(市民経済局長)

中村満議員(公明)

なごやかベンチ事業の拡大

【質問】市民からベンチの寄附を受けているのは鶴舞公園初め4つの公園だが、身近な街区公園まで対象を拡大しては。また、より多くの寄附をいただける環境づくりをしては。
【答弁】寄附者のみならず利用者にも好評で、事業の認知度も上がってきているため、身近な街区公園まで対象を拡大したい。また、拡大する場合には寄附をしやすくなるように、ベンチの素材やデザイン、価格などを勘案し、寄附メニューの選択肢をふやしていく。(緑政土木局長)

鎌倉安男議員(減税)

中志段味地区の特定土地区画整理事業の再建

【質問】事業の再建に向け、組合、本市、まちづくり公社から成る事業推進会議が構築されたが、これまでの体制と変わっていない。事業は深刻な状況にあり、庁内に緊急的にプロジェクトチームをつくることに対する市長の考えは。
【答弁】もう何十年にもなり、破綻となると、日本最大の破綻になると聞いている。ここが責任を持ってやるんだというところ、プロジェクトチームをつくるよう指示している。(河村市長)

くれまつ順子議員(共産)

ヘルプマークの導入

【質問】見えない障害を見えるようにし、周りが支援・配慮の手を差し伸べる助け合いのしるしである「ヘルプマーク」を広域的な取り組みにするため本市も導入し、全国の政令指定都市に普及する先頭に立つべきでは。
【答弁】ヘルプマークの導入は必要ではないかと考える。地下鉄に乗っている人は名古屋市民ばかりではないので、広域的な対応が必要であり、相談しないといけないので、早速大村知事に、一緒にやろうかと連絡し進めたい。(河村市長)

斉藤たかお議員(自民)

名古屋駅における名古屋高速へのアクセス

【質問】リニア中央新幹線開業に向けた、名古屋駅における名古屋高速へのアクセス向上策は。
【答弁】名古屋高速道路の黄金出入口のフルランプ化、新洲崎ジャンクションでのインターチェンジ新設及び東山線と久屋大通が交差する付近でのインターチェンジ新設などの改良や、一般道路の整備などにより、名古屋圏内の東西南北からの名古屋駅へのアクセスの飛躍的な向上が期待できる。(住宅都市局長)

名古屋駅付近の画像

名古屋駅付近

土居よしもと議員(民進)

スズメバチによる被害の未然防止

【質問】スズメバチの被害を未然に防ぐため、対症療法的な取り組みではなく、女王蜂を捕獲する取り組みなどを検討すべきでは。
【答弁】スズメバチに関する知識を普及し、被害の発生を防ぐため、リーフレットや市ウェブサイトで情報発信をしている。今後も市民が被害から身を守れるよう、巣の早期発見・駆除に関する啓発や女王蜂を捕獲するためのスズメバチトラップづくり講習会の開催などを検討し、啓発活動の拡充に取り組みたい。(健康福祉局長)

近藤和博議員(公明)

撤去されたスプリング遊具の再設置

【質問】スプリング遊具のスプリングが折れる事故を受けて、スプリングが7年以上経過した遊具のほとんどを一斉撤去をしたが、今後の再設置に関する考え方や見通しは。
【答弁】撤去したスプリング遊具1059基の再設置について、公園の利用状況や立地条件などを見極めるとともに、地域の意向を確認しながら、より安全性の高い機能を備えた遊具の設置を5年を目途に行い、公園の魅力回復に努めたい。(緑政土木局長)

髙木善英議員(減税)

甲冑師や甲冑を活用した魅力づくり

【質問】本市は武将ゆかりの地であり、歴史・文化を柱にした観光戦略を展開している。甲冑師や甲冑を活用した名古屋の魅力づくりや観光文化のPRを積極的に行う考えは。
【答弁】武将観光において甲冑は重要と認識しており、イベントなどでさまざまな種類の甲冑を活用している。今後も、甲冑を積極的に活用し観光PRに努めていくとともに、甲冑師と連携を図りながら、甲冑制作体験など新たな取り組みも研究したい。(観光文化交流局長)

甲冑の画像

甲冑

11月29日(火曜日)

青木ともこ議員(共産)

少人数学級の拡大などによるいじめ防止対策

【質問】いじめ防止には教員と子どもがゆったりと向き合える環境が必要である。現場の多忙化解消に向けて教員の増員や少人数学級の拡大をすべきでは。
【答弁】スクールカウンセラーの増員や非常勤講師の配置などに努めてきたが、さらなる教員増を求める声があると認識している。本市への権限移譲を契機に教員定数の拡大を国に求めるとともに、少人数学級は他都市の状況などについて、拡大も視野に入れ研究したい。(教育長)

浅野有議員(自民)

賃貸物件を活用した保育所の整備

【質問】待機児童対策の中心である賃貸物件を活用した保育所整備の公募について、予定整備数の半数を切る整備にとどまっている状況をどう分析し、どう解決するのか。
【答弁】保育所などの整備に適した物件を見つけにくかったり、公募期間が十分ではないと思われる。公募対象地域や公募期間の改善などを行うとともに、物件を探す際に地域調整を含めた支援や子どもの受け入れ枠の拡充策を検討していく。(子ども青少年局長)

塚本つよし議員(民進)

みなと回遊ループにおけるシャトルバスの導入

【質問】金城ふ頭とガーデンふ頭を結ぶ水上交通に加え、陸路のシャトルバスが運行すれば、さまざまな乗り物でみなとエリアの周遊が可能となる。民間事業会社による周遊バスルートの実現に対する本市の考え方は。
【答弁】本市では水上交通の実現に向けた検討をしているが、これに新たに民間事業者による陸上交通が加われば、両ふ頭の集客施設へのアクセスの向上が図られるため、シャトルバスの事業実施に期待したい。(住宅都市局長)

岡田ゆき子議員(共産)

入学準備金の事前支給

【質問】現在、入学準備金は4月に申請して6月に支給することになっているが、まとまった出費になるので、入学前に支給してほしいという声がある。他都市のように、子どもの貧困対策、保護者へ経済的支援を図るため、入学準備に必要な時期に支給できるようにしては。
【答弁】他都市のように前倒しで入学準備金を支給することで、子ども達に喜んでもらえるなら、やるべきだと思うので、他都市の例を大至急勉強したい。(河村市長)

服部しんのすけ議員(自民)

屋外広告物の安全点検の義務化

【質問】全国で屋外広告物の落下事故が相次いでいる。安全確保を図るため、有資格者による安全点検を義務化するよう屋外広告物条例を改正すべきでは。
【答弁】落下事故は本市でも発生しており、安全対策の強化は喫緊の課題である。事故防止には、屋外広告士などによる屋外広告物の劣化及び損傷の定期的な点検が有効であり、広告・景観審議会における屋外広告物条例などの見直しの結論を踏まえて、速やかに制度改正を行いたい。(住宅都市局長)

うえぞの晋介議員(民進)

都市公園内におけるスケートボード場の整備

【質問】若宮大通公園のスケート広場は遊具として整備され老朽化も進んでいるため、ローラースポーツの上達には施設の充実が必要である。都市公園内における民間活力の導入も含め、スケートボード場を整備する考えは。
【答弁】スケートボード場を整備するには、競技人口の増加や機運の盛り上がりが必要であるほか、管理運営体制などの課題がある。課題を整理し、民間の資金やノウハウの活用も視野に入れて検討する。(緑政土木局長)

若宮大通公園のスケート広場の画像

若宮大通公園のスケート広場

北野よしはる議員(自民)

本市の自殺対策計画策定

【質問】自殺の実態把握や分析を行った上で、本市の方針を単独の計画としてまとめることが重要である。計画策定のスケジュールや内容は。
【答弁】平成30年度中に自殺対策に特化した新たな計画策定を目指す。国が作成を予定しているガイドラインを踏まえ、市としての考え方、目標、関係部署の関連事業などを盛り込むことを考えており、誰も自殺に追い込まれることのない名古屋の実現を念頭に、充実した計画の策定に取り組む。(健康福祉局長)

浅井正仁議員(自民)

家事支援外国人の受け入れ事業

【質問】他都市が国家戦略特区の認定を受けている家事支援外国人の受け入れ事業について、本市でも取り組んでは。
【答弁】労働力人口の減少が予想される中、国家戦略特区における家事支援外国人の受け入れは、海外の高度人材の誘致に貢献でき、意義があると考える。家事支援外国人を雇用する企業と調整した上で、高度人材の受け入れ環境の整備といった観点から、早急に特区申請に向けて関係局及び国・県と協議したい。(市民経済局長)

丹羽ひろし議員(自民)

次期市長選挙への対応

【質問】市長の任期に関して多選をどのように認識しているのか。また、2期目の任期が迫っているが、次期市長選挙に出馬するのか。
【答弁】日本の常識では、市長の任期は一般的に2期か3期であり、それ以上は多選であると言われている。定例記者会見で「市長は3期、4期となってくると悪くなる。」と発言をしたのも事実であり、そう長いことやるものでないと申し上げている。毎日、一生懸命に市長の職をやらせていただいている。(河村市長)

会派の略称説明

会派の略称説明
自民自由民主党名古屋市会議員団
民進民進党名古屋市会議員団
公明公明党名古屋市会議員団

減税

減税日本ナゴヤ
共産日本共産党名古屋市会議員団

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