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市会だより第154号 11月定例会特集号

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このページを印刷する最終更新日:2017年2月1日

ページID:89797

市会の11月定例会は、11月18日から12月7日までの20日間にわたって開かれ、「平成28年度名古屋市一般会計補正予算(第3号)」や「名古屋市国民健康保険条例の一部改正について」など市長提出案件32件、議員提出議案4件についての審議などが行われました。

11月定例会の日程

11月定例会の日程
月日会議
11月18日

―開会―
本会議
市長提出案件について
市長より提案説明、議決

11月25日から11月29日本会議
個人質問
11月30日から12月6日常任委員会
市長提出案件について
審査
12月7日本会議
市長提出案件などについて
議決
―閉会―

名古屋城天守閣木造復元の基本設計に関する予算などを継続審査としました

「平成28年度名古屋市一般会計補正予算(第3号)」初め6件については、さらに慎重に審査を行うため、継続審査としました。

議案の概要

 2022年7月を目途とし(注)名古屋城天守閣を木造で復元するため基本設計などを実施するための予算、特別史跡名古屋城跡における石垣の現状把握や危険度評価などの詳細な調査を行い、石垣カルテを作成するための予算、国際展示場新第1展示館整備事業者選定審議会委員の報酬に係る予算などを計上するとともに、必要な規程などを整備するものです。

(注) 河村市長は、6月定例会本会議の提案説明で完成期限を2020年7月と表明していましたが、9月定例会の経済水道委員会で2022年7月を目途とする旨の発言をしました。

本件は、6月定例会及び9月定例会において継続審査とし、閉会中及び11月定例会において、所管の経済水道委員会・財政福祉委員会で慎重に審査を行いました。11月定例会において行った審査の概要は次のとおりです。

【委員質問】12月5日の市長定例記者会見における市長発言を踏まえた技術提案・交渉方式における契約に関する市長と当局との認識の相違に対する考えは。
【市当局答弁】技術提案・交渉方式については、市長からの情報提供ということもあり、市長の認識が深く、当局の勉強不足を否定できないが、市長との認識の相違を解消すべく議論を重ねてきたところであり、現時点において、市長と当局の認識は同じものと考えている。

本件は、次の理由により、今後さらに慎重に審査を行う必要があることから、賛成多数によりいずれも継続審査としました。

  • 会期末を迎えようとする12月5日の市長定例記者会見における市長の発言から、技術提案・交渉方式に対する、市長と当局の認識の違いが明らかになり、可決を含めた議決のためには、完成期限や総事業費などについて、市長、当局、優先交渉権者3者の協議が整った状況で審議を進める必要があり、このような状況に鑑みると、契約に対する考え方について、市長と当局で改めて認識を一致させる必要がある。また、完成期限の見直しに当たっては、プロポーザル事業の公平性の観点から評価委員の意見を再聴取するとともに、6月定例会における指摘以降も未実施である入場者数・収支見込みについての第三者機関への調査依頼の早急な実施を受けて検討する必要があり、国際展示場に関する部分とあわせて、さらに慎重に審査する必要がある。
  • 11月定例会においても引き続き慎重に審査を行ってきたところであるが、他の委員会の審議の状況も踏まえつつ、財政福祉委員会においても、引き続き慎重に審査していく必要がある。

採決に先立ち、次の反対討論が行われました。

反対討論(減税日本ナゴヤ)…約6カ月間もの間、審議を行っており、3回目の継続審査とすべきではない。現存する城郭の中で実測図が残るのは名古屋城天守閣のみである。名古屋城天守閣は、名古屋市のシンボルであり、名古屋市民ひいては未来の子ども達の宝物である。議会は機会を逸せず可決すべきである。
反対討論(日本共産党)…優先交渉権者の選定について市長と当局の認識の違いがあり、契約予定額の増額の可能性を示唆したことも問題である。また、9月定例会における完成期限を2年延長する提案は、契約手続きの公平性などを損なうものであり、議案を取り下げないのであれば、否決すべきである。

その他の提出案件の概要、賛否及び議決結果は、こちらをご覧ください。

このページの作成担当

市会情報 市会事務局調査課図書広報担当

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