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市会だより第153号 議案外質問から

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このページを印刷する最終更新日:2020年4月1日

ページID:87936

 9月14日から16日の本会議では、28人の議員が議案外質問を行い、市長初め市当局の考えがただされました。主な質問・答弁の概要は次のとおりです。(発言順に記載してあります。)

9月14日(水曜日)

斉藤たかお議員(自民)

名古屋駅構内における救急隊の配置

【質問】今後の名古屋駅の利用者の増加などを考えると、救助のため一刻も早く傷病者に接触するため、駅構内に救急隊が配置されることが重要である。救急隊を名古屋駅構内に配置すべきと考えるが、市長の考えは。

【答弁】名古屋駅は、外国人や高層ビルが多く、医療関係の英語・中国語などが話せるスーパー救急隊のような組織を持つことは、大きなメリットになる。名古屋駅を充実させるためにも来年中にも実施できるよう取り組みたい。(河村市長)

うえぞの晋介議員(民進)

近隣市町村との合併に対する認識

【質問】9月に行われた北名古屋市議会において、名古屋市との合併について前向きな議論がされてもいいのではないか、との発言がなされた。市町村合併は市民生活に大きくかかわる問題であり、双方の市民の機運の盛り上がりや、ゼロからの議論が重要であると考えるが、市長の考えは。

【答弁】北名古屋市から合併したいと言われるのは、ありがたいことであるが、合併には両市民が納得しないといけないので、議論していく必要がある。(河村市長)

沢田晃一議員(公明)

外来種問題への対策

【質問】名古屋城のお堀で生息が確認されているアリゲーターガーなどの外来種は、ふえ始めてしまうと取り除くことが不可能になってしまう。専門家の協力を得るなどしてアリゲーターガーを捕獲すべきでは。

【答弁】生態系に悪影響を与える外来種については、早期発見と防除が重要と認識している。アリゲーターガーは、たび重なる報道により、不安に感じる方もいると思われるため、今後、専門家に相談などを行い捕獲に努めたい。(新開副市長)

田山宏之議員(減税)

高年大学鯱城学園の今後のあり方

【質問】高齢化の進展に伴い、鯱城学園が担っている地域活動のリーダー育成の重要性は今後、高まっていくと考えられる。鯱城学園における現在の取り組みと今後の展望は。

【答弁】現在、地域活動リーダーの育成のため、全学年で地域の諸課題の実践事例を学ぶカリキュラムを実施している。今後も、地域活動を推進するリーダー層の育成や、高齢者の生きがいを高め社会参加を促す場となるカリキュラムを検討していく。(健康福祉局長)

藤井ひろき議員(共産)

繁華街における客引き行為などの防止

【質問】名駅や金山駅周辺の飲食店の利用客に対するアンケートでは、路上での居酒屋などの客引き行為などに対し何らかの規制が必要との回答は約92%だった。客引き行為の実態について、本格的な調査を実施し、早急に条例を制定しては。

【答弁】今後、より詳細な実態調査や条例を制定している他都市の調査を行い、地域と協議しながら、課題の整理を行った上で条例制定を含め対応について検討したい。(市民経済局長)

藤沢ただまさ議員(自民)

名古屋朝鮮初級学校への補助金

【質問】市長が5月に再開した朝鮮初級学校への補助金は、朝鮮学校と朝鮮総連との関係が断ち切られ、民主主義的な学校運営が担保されるまで停止すべきでは。

【答弁】教育を受ける権利は一定守られるものがあると思うが、文部科学大臣からの通知では、朝鮮総連が朝鮮学校の教育内容などに影響を及ぼしているとしていることから、補助金の交付に関して、教育内容や学校運営について説明を求め、朝鮮学校と朝鮮総連との関係を問いただしていく。(河村市長)

森ともお議員(民進)

地下鉄駅における転落防止対策

【質問】東京メトロで、視覚障害者の方が転落、死亡されるという事故を受け、本市に要望のあったホーム柵の早期整備などの転落防止対策について、実現可能な方策を早期に実施すべきでは。

【答弁】今回の事故を受け、国では新たに「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を設置し、総合的な安全性向上対策の検討を始めた。国の動向を注視しつつ、障害者団体などからの意見・要望の中で実現可能な方策を整理・検討したい。(交通局長)

長谷川由美子議員(公明)

乳幼児の予防接種の償還払い制度の創設

【質問】里帰り先での乳幼児への定期予防接種の費用は、国から住民票のある市が償還払いなどにより対応するよう求められている。本市も償還払いの制度を創設すべきでは。

【答弁】乳幼児の定期予防接種については、県内の医療機関や、子どもが長期入院している場合には県外の医療機関でも無料で受けられるよう対応してきた。県外で里帰り出産をされた方にも適切な時期に公費負担で受けられるよう検討していく。(健康福祉局長)

予防接種のイラスト

鹿島としあき議員(減税)

郷土愛を育むための教育

【質問】現在、小中学校において子どもたちの郷土愛を育むため、どのような教育、指導がされているか。また、今後の方針は。

【答弁】社会科の授業を中心に副教材を活用したり、ホームページを作成し、名古屋の歴史、文化などを学ぶ際に活用したりしている。また、中学生向けの副読本を作成中で、平成30年4月に配布予定である。今後も、なごやが大好きで、なごやをもっとよくしたいと望む郷土愛を持った子どもたちの育成に取り組みたい。(教育長)

9月15日(木曜日)

高橋ゆうすけ議員(共産)

民間賃貸住宅を活用した家賃補助制度の創設

【質問】低所得者を対象に、民間賃貸住宅の空き家を活用した入居を進めるため、家賃補助制度を創設しては。

【答弁】民間賃貸住宅の活用について、これまでの国の議論では、家主が高齢者や低所得者の入居を拒む場合があるなど、さまざまな課題があり、家賃補助についても、持続可能な仕組みとすべきであるとの見解が示されている。どのように住宅困窮者へ住宅を提供できるか、国の議論の動向を注視していきたい。(住宅都市局長)

服部しんのすけ議員(自民)

市体育館における空調設備などの整備

【質問】市体育館では、いつから空調がついて快適にスポーツを楽しめるようになるのか。また合わせて、トイレの洋式化などを行ってはどうか。

【答弁】市体育館には現在、空調設備がなく、整備に向け今年度設計を実施しており、平成29年度に着工し、平成30年度の夏までには利用できるよう努力している。また、空調設備の整備に合わせ、トイレの洋式化や、障害者も含め誰もが使いやすいシャワー室などの整備を実施したい。(教育長)

塚本つよし議員(民進)

性同一性障害者への配慮

【質問】市民から提出される申請書について、本市では、平成16年度の通知において、必要不可欠とする理由がない場合、性別記載を廃止することとしたが、全庁的に申請書の再点検を行い、取り組みを周知徹底すべきでは。

【答弁】「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の施行を契機に、申請書などにおける性別記載の見直しを行った。今後改めて、全庁的な会議の場をとらえ、不必要な性別欄の廃止を徹底したい。(市民経済局長)

佐藤健一議員(公明)

骨髄バンクドナー支援事業の推進

【質問】骨髄バンク事業に関し、他都市ではドナーやその勤務先への支援事業を開始しているが、本市では今後、どのように支援を進めるのか。

【答弁】ドナーは実際に骨髄などを提供するため、面談や通院、入院が必要であり、身体的・精神的負担のほか、経済的負担も少なくない。ドナーへの助成や、ドナーが勤務する事業所への助成を行い、負担軽減を図れば事業の推進につながることから、助成制度の導入を前向きに検討したい。(健康福祉局長)

浅井康正議員(減税)

ラグビーワールドカップ公認チームのキャンプ地誘致

【質問】2019年ラグビーワールドカップ日本大会では、豊田スタジアムが試合会場となるため、公認チームが滞在するキャンプ候補地に名乗りを上げて、その選定プロセスに応募しては。

【答弁】ラグビーの世界中のトップ選手が来ることで、トップ選手のフレンドリーさを名古屋の人が味わうよいチャンスになると思うので、公認チームキャンプ候補地選定プロセスに早く応募していきたい。(河村市長)

ラグビーのイラスト

山口清明議員(共産)

本市発注工事における下請への代金未払いへの対応

【質問】本市発注の事業で、下請への代金未払いが起きている。元請から下請への代金支払状況の確認や、下請代金未払い企業に対し入札参加資格の制限を行う考えは。

【答弁】元請業者と下請業者の間での契約上のトラブルは、本市が契約上の当事者ではなく、指導する権限もないため、当事者間での解決が原則である。一方、入札参加資格の制限については、下請業者の保護などの観点から検討していく。(財政局長)

松井よしのり議員(自民)

幻のはしご車の活用

【質問】昭和10年から43年まで消防活動の第一線で名古屋のまちを守り続けたベンツ社製はしご車が、現在は動かない状態で消防学校に置かれている。消防のPR活動に資するような有効活用を図るため、走行可能な状態に修復すべきでは。

【答弁】修復部品の調達方法や経費面などの課題はあるが、来年度を目途とし修復に向けて専門機関と調整を進め、走行を実現させて市民に披露するとともに、防火・防災の普及啓発に活用できるよう取り組んでいく。(消防長)

昭和10年式メルセデス・ベンツ機械式はしご車の写真

昭和10年式メルセデス・ベンツ機械式はしご車

土居よしもと議員(民進)

「文芸名古屋」の魅力発信

【質問】名古屋の誇るべき文芸活動が市民にあまり知られていない。市民に広く周知し、文芸に親しみを持ってもらう取り組みを行う必要があるのでは。

【答弁】市民文芸祭などを通して、市民に俳句や川柳などの文芸に親しみを持ってもらう取り組みを行っているほか、文芸創造団体への助成も行っている。今後は地域文化の拠点である文化小劇場などの文化施設を活用し、市民文芸祭の優秀作品を展示することなどを検討していく。(観光文化交流局長)

小林祥子議員(公明)

地下鉄駅における授乳室の整備

【質問】現在、本市の地下鉄駅には授乳室が設置されていないが、子どもを大切にする名古屋として、整備を進めるべきでは。特に、名古屋の顔とも言える名古屋駅に、早急に設置できないか。

【答弁】駅の大規模な改修を行う千種駅では平成29年度に、伏見駅では平成31年度に授乳施設の整備を計画している。利用も一番多く、名古屋の顔とも言える名古屋駅は、大規模な改修の機会を待つことなく、できるだけ早期の整備を検討していく。(交通局長)

余語さやか議員(減税)

犬猫の福祉向上

【質問】犬猫の福祉向上のため、他都市のように「生後8週齢までは親元で飼育してから譲渡する」という努力義務を条例に盛り込む考えは。

【答弁】法律では、動物取扱業者に対し、出生後56日を経過しない犬猫の引き渡しや展示をしてはならないと規定しているが、この規定の適用時期は現在示されていない。国の動向を注視しつつ、まずは本年9月1日から施行された、全国一律基準の出生後49日の規定を遵守するよう動物取扱業者に指導していく。(健康福祉局長)

9月16日(金曜日)

さいとう愛子議員(共産)

小学校給食調理業務の民間委託の見直し

【質問】給食調理業務の民間委託は、献立をつくる栄養教諭が、直接調理員に指示できないなどの問題がある。民間委託を見直すべきでは。

【答弁】調理業務委託は、献立、食材、調理場所はこれまでと変わりがなく、衛生管理も国や本市の基準に基づき実施しており、業務は、学校の栄養教諭が日常的に衛生管理などを確認し進めている。学校給食は、直営・委託にかかわらず、責任を持って安心安全で安定的に提供していく。(教育長)

西川ひさし議員(自民)

新たな初期消火アイテムの導入

【質問】台車に積んだ金具やホースなどを消火栓に接続できる初期消火用のスタンドパイプを、地震火災により延焼のおそれがある木造住宅密集地域の被害軽減のために導入する考えは。

【答弁】木造住宅の密集する地域では、住民が主体となった初期消火活動など、共助力強化が課題である。スタンドパイプについては、初期消火に取り組む機運が高く、他地域と比較して火災延焼の危険性が高い瑞穂区御劔地区を対象に導入に向けた検討をしていく。(消防長)

松本まもる議員(民進)

猫の殺処分頭数削減のための取り組み

【質問】動物愛護センターで収容している犬猫を一般家庭へ譲渡するまでの活動を行っている譲渡ボランティアの方々に対し、その負担軽減のため、子猫へのミルクやキャットフードを提供するなどの支援ができないか。

【答弁】譲渡ボランティアの方々の協力により猫の殺処分頭数は削減できているが、その負担が大きいことは認識しているため、先行して実施している犬と同様に、飼育に必要な物資などの支援を検討していく。(健康福祉局長)

譲渡を待つ子猫の写真

譲渡を待つ子猫

佐藤ゆうこ議員(減税)

一日乗車券の紙券化

【質問】来年度から、券売機で発行する市バスや地下鉄の一日乗車券を紙券化するとのことだが、導入までの流れや今後の方針は。

【答弁】券売機で発行しているプラスチック製一日乗車券は、職員提案を受けて、他都市の導入事例などを踏まえ、来年度中に紙券に変更するよう準備を進めている。必要な情報をわかりやすくデザインし、見やすい券面となるよう努める。また、外国人観光客にも使いやすい券面となるよう英文併記も検討していく。(交通局長)

田口一登議員(共産)

都市計画東山公園の長期未整備地区

【質問】東山公園の天白渓地区について、現在の計画では区域内の住民は立ち退きを余儀なくされる。各種の緑地保全制度も活用し、樹林地を保全しながら住民が住み続けられるよう、都市計画の見直しを検討しては。

【答弁】都市計画東山公園の未整備地区については、都市計画公園の区域内であることで良好な自然環境が残されてきた経緯や、土地利用の状況、樹林地保全の観点などを踏まえ、総合的に考えていく。(新開副市長)

都市計画東山公園の写真

都市計画東山公園(写真黄色部分)
※名古屋市都市計画写真地図(平成22年撮影)を使用

吉田茂議員(自民)

市民の功績を広く知らせる方策

【質問】担当部局が実施している感謝状の贈呈などの一過性の表彰ではなく、市政のために地道に活動されている方々の功績を長くたたえ、その精神・理念を後世に生かしていけるよう、市民の皆さんに広く知っていただく機会を設けては。

【答弁】世のため人のために骨を折った人たちにプライドを持ってもらえるようにするのは私たちの務めであり、方法を工夫しながら、市のウェブサイトなどに載せることを検討していく。(河村市長)

橋本ひろき議員(民進)

公共交通インフラの整備

【質問】交通網の整備に係る運輸政策審議会答申から約25年、南部線を含め、着工どころか検討すらされていない路線がある。本市の都市魅力を向上させるための公共交通インフラの整備に対する市長の認識は。

【答弁】名古屋のまちづくりの中で、南区から港区をどうするかは重要な課題であり、計画をつくった際の意図を調べてほしいと言ってきた。南区や港区は、新たなまちづくりの投資先として、非常に有効だと思うので、まずは検討する。(河村市長)

浅野有議員(自民)

名古屋駅のショーケース化

【質問】名古屋らしさを強くアピールし、魅力ある駅にするため、名古屋駅において名古屋城の巨大ジオラマや武将の銅像、ものづくりの先進技術や工芸品などを展示できないか。

【答弁】現在、名古屋駅及び駅周辺のデザイン指針の作成を予定しており、名古屋の持つ歴史・伝統やものづくり産業も含めた文化を踏まえつつ、関係者の英知を結集し、市民・来訪者ともに名古屋らしさを感じられる魅力ある名古屋駅の実現を目指していく。(住宅都市局長)

坂野公壽議員(自民)

東京圏への転出超過解消に向けた施策

【質問】少子高齢化という今日的な課題を解決するため、まずは、東京圏への転出超過の問題を解決しなければならないと考えるが、全庁的な対策として、どのように推進するのか。

【答弁】航空宇宙などの次世代産業の育成や中小企業に対する競争力強化支援により、定住人口を引きとめるとともに、学生の就職、特に女性の就業を支援し、東京圏への転出超過に歯どめをかけるため全庁を挙げて取り組んでいく。(総務局長)

会派の略称説明

会派の略称説明
自民自由民主党名古屋市会議員団
民進民進党名古屋市会議員団
公明公明党名古屋市会議員団

減税

減税日本ナゴヤ
共産日本共産党名古屋市会議員団

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