6月定例会では議案の審査のほかに、各委員会において以下の事項について所管事務調査を行いました。
総務環境委員会
財政福祉委員会
- 市設建築物再編整備の方針(案)について
- 平成26年度一般会計収支見込みについて
土木交通委員会
- 街路樹再生指針(案)について
- 有料自転車駐車場について
- 名古屋高速道路の料金の徴収期間の変更に対する同意について
経済水道委員会
経済水道委員会における名古屋城天守閣の整備に関する調査の概要
7月1日の経済水道委員会では、「名古屋城天守閣の整備に関する調査」が行われました。
委員会では、市民経済局より文化庁の見解として、以下が示されました。
整備に関する文化庁の見解
- 天守の再建については、整備主体である地元の自治体がどのような内容の整備を行うか考えることが第一
- その上で、天守を復元する場合は、原則として材料等は同時代のものを踏襲する必要があるが、それ以外の可能性を排除するものではない
- 名古屋城天守閣については、往事の資料が十分そろっていることを踏まえると、いわゆる復元検討委員会において木造によるできうる限り史実に忠実な復元をすべきとの意見が出される可能性が極めて高いと考えられる
委員からは、次の意見などがありました。
- 名古屋城のビジョンをきちんと示してほしい、もっと市民の意見を聞くべきだと思う
- 財源の算段をどうするのか、財源がはっきりしない中で結論を出すわけにはいかない
- 経済効果や誘客効果をきちんと示してほしい
- ゼネコンなどにヒアリングした上で工期や財源を考えないといけない
- 今、何百億円もかけてやることではない など
今後とも、名古屋城天守閣の整備に関し、しっかりと議論していくこととしました。
ひとくちコラム 所管事務調査とは?
地方自治法第109条第2項の規定により、常任委員会が自らの意思によって、その委員会の所管に属する名古屋市の施策・事業についての調査を行うものです。