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第3回専門家会の議事内容は以下のとおりです。
- ヒメボタル調査の結果報告
- 計画路線の課題と検討
- 所要時間の予測
ヒメボタル調査の結果報告
第2回専門家会での専門家(インスペクター)からの指摘を受けて、平成14年5月にヒメボタル調査を実施しました。今回の調査では、調査範囲を森全体にしました。
ヒメボタル調査の概要
調査日時
5月17日、21日、24日の3日間、午後10時から午後12時の2時間調査を実施しました。
調査者
市民の方々、名古屋市職員、コンサルタントで調査を行いました。また、大竹インスペクター、岡村インスペクターにも参加いただきました。
調査範囲
約40ヘクタール
調査方法
調査範囲を40メートル四方のメッシュに区切り、各メッシュ内のヒメボタルの数をカウントしました。
ヒメボタルの分布状況
相生山緑地のほぼ全域で確認されました。
各メッシュのヒメボタルの確認日数を下図に示します。
色の濃いメッシュは、3日ともヒメボタルが確認されたところです。確認日数が少ないほど、色が薄くなります。
計画路線の線形について
第2回専門家会で示した3線形に、専門家(インスペクター)の意見により南廻り線形を加えました。ヒメボタルの分布状況と、環境要素(生態系:植生への影響、水系:沢筋への影響、雰囲気:散策路への影響、道路:自動車の走行性と工事費用)から各線形を比較しました。植生は保全すべきところとそうでないところがあるとの意見が出され、特に(4)ゾーンのヒノキ林の評価について議論が集中しました。
計画線形
西側の一部はコナラ林ですが、主にヒノキ林を通過します。
ヒメボタルの確認数は比較的少ないところです。
沢筋と重なる距離が最も多い線形です。
北廻り線形
コナラ林を通過します。
周辺では、ヒメボタルが比較的多く確認されました。
散策路と交差する回数が最も多い線形です。
折衷線形
西側はコナラ林を、東側はヒノキ林を通過します。
西側のコナラ林周辺では、ヒメボタルが比較的多く確認されました。
南廻り線形
主に竹林とコナラ林を通過します。
ヒメボタルの確認数は比較的少ないところですが、すぐ南側にはヒメボタルが密集して確認された場所があります。
専門家(インスペクター)からの意見
ヒメボタル
- 南方を向いている斜面に多く分布している。→北廻り線形と折衷線形では影響が懸念される。
- 畑と竹林の境界付近に多く分布している。→南廻り線形では影響が懸念される。
- 計画線形周辺(ヒノキ林と竹林)はコナラ林に比べてヒメボタルの分布が少ない。
ヒノキ林
- いまあるヒノキ林そのものだけではなく、緑地全体での位置づけとして評価すべきである。
- ヒノキ林は雑木林に対し、林縁を後退させないための緩衝帯となっていると考えられる。
コナラ林の林縁後退を避けるために、ヒノキ林を緩衝帯として利用し、なおかつヒメボタルへの影響を小さくするため、計画線形より少し南側を通す線形を提案する。
→新線形の提案
提案のイメージ図
以下、新しく提案された線形(以下、専門家案)と計画線形(以下、計画案)を対象として検討を進めていくこととしました。
このページの作成担当
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