平成29年6月17日(土曜日)にNHK総合で放送された「ブラタモリ」番組内でタモリさんが西区を歩きました。
今回番組内で歩いた五条橋と四間道も含め、西区のおすすめをご紹介します!
名古屋に城下町ができるまで、尾張の中心地は清須(きよす)でした。しかし、徳川家康の命で名古屋城築城とともに名古屋の街が作られ、清須から武士・町人・寺社などがそろって移動。これが有名な「清須越」です。城下町は計画的に作られ、身分により居住地を分割。堀川の両側には、水運を利用する商家が立ち並び、物資の集散を行うため商家の玄関は堀川側を向き、土蔵は家の裏手に作られました。堀川に沿って土蔵が立ち並ぶ四間道は、こうしてできたものです。
四間道は、名古屋市町並み保存地区に指定されており、都市景観賞も受賞しています。
四間道
元禄13年(1700年)の大火により1640軒余りの町屋が焼失。そこで尾張藩4代藩主の徳川吉通(とくがわよしみち)は、商家の延焼を避けるため、堀川沿いの商家の裏道幅を4間(約7メートル)に拡張させ、それが語源になったともいわれています。
「湿気道」「四軒道」が由来との説もあります。
五条橋は、名古屋城築城と同時に開削された堀川で初めて架けられた橋です。元は清須を流れる五条川に架かっていましたが、「清須越」の際一緒に移されました。その後、何度も改築され、現在の橋は昭和13年のもの。鉄筋コンクリート造りであるものの、木橋の形をそのまま残していて、石の欄干、石畳、御影石の親柱、擬宝珠(ぎぼし)が特徴。名古屋市の都市景観重要建築物に指定されています。
五条橋
擬宝珠(ぎぼし)には「慶長七年」(1602年)と刻まれています。堀川の開削は慶長15年(1610年)ですから、8年前に清須で作られたものが運ばれてきたということがわかります。現在は複製されたものが取り付けてあり、本物の擬宝珠は名古屋城に展示されています。
名古屋城西側の地域には伝統技能として受け継がれている名古屋友禅や名古屋扇子などを始め、菓子メーカー・問屋の集積、四間道や円頓寺商店街、美濃路などの歴史的な資源、さらには近代産業の発祥地など“ものづくり”と関係する文化が受け継がれているエリアのことです。
6月17日放送分の全体概要はこちらからご覧いただけます。
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