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平成29年1月14日(土曜日)港区役所講堂にて開催しました。
世界の富と資源の不平等から考える人権をテーマに、ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領のスピーチの絵本とワークショップ「お金ってなんだろう?」ゲームを通して、”しあわせ”について考えるというものです。
「お金ってなんだろう?」「お金で何ができるのだろう?」とゲームを通して考えます。
参加者を4グループに分けて、それぞれを先進国や途上国と設定し、グループの人数や材料などをバラバラに用意しました。
各グループで”風車”などを作り、その生産品を売ることで、全員が食料(ジュースやお菓子)を獲得できることを目指します。
グループごとに、資源(材料やグループの人数)、技術(はさみやのり)が異なります。具体的には「先進国には資源は少ないが、技術がある」「途上国には資源は多くあるが、技術がない」などです。
まずは、それぞれのグループの条件で生産を行いました。
[銀行]では”風車”など生産品の規格の評価を行います。糊付けはきれいか、風で回るのか、などの評価をクリアした品を買い取りし、対価を支払いを行います。
第2ターンでは、他のグループに協力を求めたり、お手伝いをすることができるようにします。他のグループと、お金を介して資源や技術をやり取りし、生産を続けます。そして各グループが全員分の食料を確保できることを目指しました。
[商店]”風車”などを売って得たお金で、食料を購入します
グループごとで、どのように風車などを作るか、どうしたら全員分の食料が手に入るかなどを考え、話し合い、他のグループとのやり取りなどを活発に行っていました。
皆さんのいきいきとした表情が印象的でした。
ゲーム終了時には各グループ全員分の食料と水を手に入れることができました。グループによっては、人数の倍以上の食料を購入し、資源がほとんど残っていなかったところや、人数分の食料を購入し、まだ十分なお金や資源が残っていたりと、いろいろな違いが生じていました。
次に講師から、ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領のスピーチの絵本をもとに講話を聞きました。
ワークショップでは一生懸命に生産して、たくさんの食料を得ることができたところもあるが、それは本当に必要な量なのか?生産することだけでなく、家族や友達と遊ぶために時間を費やしてもよいのではないか?などの指摘がありました。
最後に、今回講師を務められた港まちづくり協議会の稲葉さんに、アフリカの子どもたちの生活ぶりについて、実際に現地で撮影された写真の紹介を交えながら、村全体で協力し合う生活や困っている人を助け合う文化など、豊かさだけでない幸せなどのお話をしていただきました。
参加した子どもたちからは、楽しかった、面白かった、お金をかせぐことがたいへんだと分かった、などの感想がありました。
保護者の方々からは、生活を豊かにするには何が必要かを考えるきっかけになった、自分(国)に余裕がないと他に目を向けることができないことが分かった、などの感想を頂きました。
このワークショップなどをきっかけに、世界に目を向けることができる人になるといいですね。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
港区役所区政部地域力推進課地域力推進担当
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平成28年度港区人権尊重のまちづくり事業「『しあわせ』って何だっけ?」を開催しましたの別ルート
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