名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
(市長)
皆様、おはようございます。それでは、8月18日の定例会見を始めさせていただきます。
まず、報告事項といたしまして、私の海外出張でございますが、そちらについてご報告をさせていただきます。
8月9日(土曜日)から14日(木曜日)まで、この6日間、インド共和国のベンガルール、そしてデリーに出張してまいりました。
こちらが、ベンガルール市役所へ訪問したときのものでございますが。
ベンガルール市とは、経済施策や両地域が抱える課題等について意見交換を行った後、共同声明に署名をしたということでございまして。今後、両者が連携して経済交流を進めるということを確認しまして、また産業動向についての情報交換、そしてまた人材交流を通じまして両地域の経済振興に連携して取り組んでいくということで合意をしたというところでございます。
続きまして、このカルナータカ州。こちらを訪問いたしまして、この写真では帽子をかぶってマントなども着てますけど、私が。これは、先方が用意していただいた、いわゆるマハラジャ、王様の格好ということで、こちらを着て記念撮影をさせていただいたというところでございます。
このカルナータカ州政府とは、自動車、そして航空宇宙産業など類似する産業が集積しているということ、そして、イノベーション推進の取組など、両地域の経済施策についていろいろと意見交換を行いまして、そして今後両者が連携して経済交流を進めるということを確認し、起業家支援や人材交流等で経済交流を促進することについて、名古屋市とカルナータカ州商工省で共同声明に署名をしたということでございます。
続きまして、インド全国ソフトウエアサービス企業協会、NASSCOM(ナスコム)、いわゆるインドのIT業界の業界団体でございますね。このNASSCOMさん、こちらを訪問いたしました。NASSCOMさんからは、インド政府のデジタル施策、そしてユニコーン企業の多くがベンガルール、南部のちょっと高さの高いところ、非常に涼しくて、名古屋から行くと非常に涼しくて春か秋ぐらいの気候かなという非常に過ごしやすいところでしたけど。そこにIT企業が非常に集結をしてインドのシリコンバレーと呼ばれているというところでございますけれども。そういう集積についてご説明を受けたほか、スタートアップ支援というのも非常に力を入れているということで、その拠点も見学をいたしまして、活発に意見交換を行ったというところでございます。
今後、企業家支援、そして人材交流等で経済交流を促進するということにつきまして、一緒に行っていただいた中部経済連合会さんを含めた3者による共同声明を発表したと。一番左が中経連(中部経済連合会)さんでございますけど。ということを行いました。
このNASSCOMさんからは、非常に多くのことを学びまして、どうやってこのインドがIT大国になったかということとか、これからインドがどういう方向に向かおうかと。やはり14億人を抱えて非常に人口ボーナス期にあって、またこれが数十年続く。だけど、国全体がまだまだみんなが豊かになったというわけではないという中で、やっぱりITを起爆剤として国を興そうという非常強い意気込みを感じたところでございます。
そして、また、先方からは、名古屋との可能性として、先方はITが強い、いわゆるソフトウエアが強い。この名古屋地域はものづくりが強いということで、これらを融合するところに、俗に言うIoT(アイオーティー)、インターネット・オブ・シングスという、物理的なものとネットが融合することによって新たなサービスが生まれるという。これをぜひ進めていきたいという、そういう話合いができたのが非常に有意義だったなというふうに思っております。
総じて言いますと、今回、ベンガルール市役所、そしてNASSCOMの訪問では、あと、Tech GALA(テック ガラ)というのが、今回インドに訪問したのは、半年前のこの年明けに名古屋で行われたTech GALAというスタートアップイベントの中で、これからはインドの中でもベンガルールが非常に盛んなので、ぜひ何か連携したいなと。そういう話で、ちょうどそのときにいたのが名大(名古屋大学)さん、名市大(名古屋市立大学)さん、そしてUFJ(三菱UFJ銀行)さんがいて、名古屋市がいてと。そういうあたりで本当に話をしてて、そこで一致しまして。その面々と今回行ってきたというところでございますけれども。そういうこともありまして、来年1月のTech GALAに向けて、その前に9月23日から26日にインドで開催されるそういう関連のスタートアップ系のイベントの協力に向けまして、前向きな発言をいただいておりまして、これから連携が深まっていくということにも期待をしておりますと。
あと、もう1点。トヨタ・キルロスカ・モーターという、トヨタ自動車と地元企業の合弁会社がございまして、こちらも視察をいたしました。こちらの事業拡大を進めるインドの同社の、トヨタ・キルロスカの取組みについて説明を受けたほか、人材育成に非常に力を入れておりまして、全寮制で2年から3年。大体16歳から18歳というような中学卒業、日本で言うと高校生ぐらいが中心となりますけど、それを全寮制で受け入れて、そしてトヨタ流の、本当に朝起きてから寝るまでびっちりトヨタ流を叩き込むというような、割とハードスケジュールだなと思いましたけど。そういうカリキュラムをトヨタさんがつくられまして、それが現地の工場での人材輩出になっているということ。しかも、ここの入寮者が極めて多数で、かなりの高倍率ということで、彼らにとってはここに合格してこの学校に通うことが、ゆくゆくはトヨタ・キルロスカの社員になるという、非常にそういう切符をつかむというところで非常な人気になっていると。しかも、日本流の規則正しいやり方というんですかね、それを学べるということで非常に人気が高いという、その上の職業訓練校の様子も拝見をしたところでございます。
続きまして、この6月に名古屋に表敬訪問いただきましたインド工業連盟というところと懇談をいたしました。それで、カルナータカ州を代表するインド企業の方々にお越しをいただきまして、この両地域が連携して共に発展をしていくというための可能性についていろいろと協議をいたしました。今回の渡航を通じましていろいろなところと協議しましたけど、極めて前向きに両者が取り組めるのではないかということで、非常にいい渡航になったなと。可能性を秘めた渡航になったというふうに考えております。
最後に、エアポートセールスも行ってまいりました。これは、中部国際空港、セントレアさん、そして中部経済連合(会)さんと共にインドの航空会社2社を回りまして、1社目がエアインディアさん、そして、2社目がインディゴさんというLCCですね。というところで、いずれもセントレアには、今のところ就航していただいてないので、ぜひセントレアとこのインド便、これはデリー便になるか、ベンガルール便になるか。ともあれ、将来的にぜひセントレア・インド便を飛ばしていただきたいというようなエアポートセールスを行ったところでございます。
また、特にその中で、エアインディアさんからは、アジア・アジアパラ大会に向けた、ちょうど来年の9月、10月ですね。その間のチャーター便、こちらを検討するというご発言もありましたので、これについては、セントレアさん、そして経済界とも連携して引き続き働きかけを行っていきたいというふうに考えています。
また、今回の出張では、名市大(名古屋市立大学)の郡理事長、そして横山副学長も同行いただいておりまして、名古屋市とは別行動で名市大(名古屋市立大学)がインド国内でトップクラスと位置づけられていますインド理科大学院を訪問されました。将来的なスタートアップ支援の連携でこちらも非常に大いに盛り上がったというふうに聞いておりまして、今回の訪問を機会に、学術交流連携ですね。こちらも締結することとなったということで、協議が開始されたというふうに伺っています。
また、今回の渡航では、経済団体、そして大学、金融機関、空港会社といった地域経済を支えるキープレーヤーの皆様方と共に訪問できたということもあって、本当に繰り返しになりますけど、大変有意義だったというのが私の総括でございます。これをきっかけに、ぜひ名古屋とインドのつながりがより深くなり、特にITですとかスタートアップ、こういう分野に大いに刺激になり、そしてまた、ともに発展をできればというふうに考えております。
続きまして、「大阪・関西万博 県市共同催事『あいち・なごやフェスタin EXPO』の出展及び名古屋市ブースの出展」についてでございます。
こちらですね。
愛・地球博の理念継承・発展などを目的といたしまして、愛知県と共同で大阪・関西万博に「あいち・なごやフェスタin EXPO」として8月22日(金曜日)から24日(日曜日)までの3日間出展いたします。
8月22日には、EXPOホール「シャインハット」にて、オープニングセレモニーを実施いたします。
セレモニーには、スペシャルゲストとして、世界的ヴァイオリニストである葉加瀬太郎さんをお招きいたします。
冒頭は、大村知事と私も登壇をし、トークセッションを行うとともに、葉加瀬さんと県内の子どもたち約60名による「祝祭交響曲ーあいち・なごやスポーツ応援ソング」の生演奏を実施をしていただきます。
そのほかにも、ステージイベントとして、県内を活動拠点とする団体による演奏や、アスリート委員3名によるアジア競技大会・アジアパラ競技大会のPR等を実施いたします。
なおオープニングセレモニーは午後1時より開演いたしますが、当日の午後10時(正しくは午前10時)からEXPOホール「シャインハット」前にて入場整理券の配布を実施いたします。
また、この期間中、EXPOメッセ「WASSE(ワッセ)」こちらにおきまして、愛・地球博の理念継承・発展エリア、アジア競技大会・アジアパラ競技大会PRエリア、愛知・名古屋の魅力発展エリア(正しくは魅力発信エリア)を展開してまいります。
魅力発展エリア(正しくは魅力発信エリア)には、名古屋市もブースを出展いたしまして、本市が持つ様々な魅力についてシティプロモーションを実施いたします。
これが名古屋のブースのイメージでございまして。大型のモニターがありますけれども。
またここで、このブース内、ここで流すプロモーション動画というものがございまして、こちらについては、名古屋市出身のアーティスト・平野莉玖さん、そして映画監督・堤幸彦さんに制作をいただきました。先日、平野莉玖さんには私もお会いをしまして、非常に才気あふれるすばらしい若者だなというふうに感じたところでございます。
その動画も、私も先日拝見しましたけれども、若い世代に向けたインパクトのある、いわゆるラップ調の動画になっておりまして。初日の8月22日には、平野莉玖さんご本人にも出演いただく予定でございますので、会場でぜひご覧をいただければと思います。
さらに、名古屋市ブースでは、名古屋市シティプロモーションサイト「やさなご」にアクセスした端末の画面を提示すると、カプセルトイを楽しめると。楽しめるということは、カプセルトイをがちゃっとやれるということですよね。何が出るかはお楽しみということになりますね。という特典も用意をしておりますので、ぜひとも多くの方に来場いただければというふうに思っております。
なお、催事は全て無料となっておりますけれども、大阪・関西万博への入場チケット並びに万博会場への入場予約が必要となりますので、こちらのほうはご準備をした上でお越しをいただきますよう、お願いをいたします。
皆様のご来場をお待ちしております。
次に、「名古屋城本丸外の無償化(正しくは無料化)実証実験」について、ご報告をいたします。
こちらですね。
こちらはですね、多くの方に名古屋城にお越しをいただき、より親しみを持っていただく機会を提供するとともに、さらなる誘客の促進に向けてということでございますけれども。名古屋城、今までは全て全体が有料エリア。基本はそうなんですね。なんですが、これをこの本丸だけに有料エリアを限定をして、それ以外のエリア、いわゆる二之丸、西之丸、そして御深井丸、こういった本丸を取り囲むエリアは、これを無料で自由に散策をしていただけるようにという実証実験を、これは私のマニフェスト項目でもございますので、これを実証実験を行うということでございます。
現在は、仕組みとしましては、全体が有料エリアですので、正門と東門のほうで観覧券、大人500円というのをご購入いただいて、そして中に入っていただくというふうでございますけど。この期間中は、期間というのは令和7年11月1日(土曜日)から30日(日曜日)までのこの1か月間でございます。つまり、今年の11月いっぱいですね。この期間については、この2つの改札はなくしまして自由に入っていただける。そこの券売機(正しくは発券所)のところは一時休止をいたします。なので、そのままご自由にどうぞという状態にいたしまして、臨時の発券所ですね。有料エリア、つまり本丸エリアに入るための臨時の発券所、そして改札というのを本丸表二之門というのがここにございます。ここの前に臨時の発券所、これを設けます。本丸に入る方はここで買っていただいて、表二之門を通ってそこにチケットのチェックを行う、いわゆる改札を設けて本丸の中に入っていただきます。
本丸の中を見ていただいた後は、一方通行でそのまま北のほうの不明門というところから出ていただくということでございます。これって表二之門から出られないんですね。出られる?出られる。こちらからも出られるし、北からも出られる。出るのは二方向で出られます。となります。
なお、本丸エリアに入るのには、通常どおり500円の観覧料が必要ということでございます。そして、今は9時開門でございますけど、この11月の1か月間に関しましては、これも実験の一つとして、7時から9時まで本丸外のエリア(正しくは正門から東門の動線部分)ですね。早朝開園ですね、こちらも行います。つまり、7時から9時は城の中には入れませんが、本丸の中には入れませんが、この本丸外のところは自由に散策いただけると。結構早朝の散歩なんかにしていただくのにちょうどいいんじゃないかなというふうに思っております。
この実験初日の11月1日、これがちょうど土曜日でございまして、ここの7時30分からは西之丸で、西之丸というとちょうど天守閣も非常によく見えるところでございますので、ここでラジオ体操をやってみようかなと。ちょうど大阪城でも天守閣の前で毎日ラジオ体操をやって、非常にそれが人気が出てるということもあって、こちらも城の前でラジオ体操、なかなかいいんではないのかなというところで。議員さんからもそういうご提案もあったこともありまして、こちらはぜひ実施をしていきたいと思います。
当日、11月1日、7時半からでございますので、よろしければお越しいただければと。私も参加をいたしますので。
実は、名古屋城って名古屋市民の観覧数は実はそんなに多くないんですよね。やっぱり1回行ったことあるけど、わざわざもう一回、しかも500円払って行くのは何かなという方も結構実は多いんじゃないかなと思います。ですが、この期間はぜひ無料ですので、本丸の中には(無料で)入れませんけれども、本丸外でもしっかり西之丸辺りからは天守も見えますし、結構中は広いですので散策するだけでも楽しいですし。恐らく前に来られた方も本丸御殿とか天守とかはご覧になっても、あまりそのほかはしっかりご覧になったこともないと。なかなか広いので本丸を見るだけで大体疲れちゃって、そのまま帰られる方も結構多いので、ぜひこういう機会に隅々までしっかりご覧いただくのもよろしいかなと。庭園もありますしね。
そういうことで、ぜひこの11月は名古屋城にぜひお越しをいただければというところでございます。
今あれか、庭園は今ちょっとクローズ(正しくは一部区域において、工事による一時的な立ち入り禁止区域が設定)ですかね。どうぞ。
(当局)
先ほどの市長のご説明の補足ですけれども。早朝開園につきましては、前のパネルの青い箇所限定になりますので、正門から東門の部分の動線のところだけが7時9時の間はオープンとさせていただきまして。
(市長)
御深井とかは開けないんですね。
(当局)
そこのところは開けない予定をしております。
(市長)
失礼しました。ここでも結構天守よく見えますから、ぜひ。ここを歩かれるだけでも結構面白いですので。
ほかに補足、大丈夫ですか。
そして、令和8年度以降につきましては、この実証実験の結果を踏まえてどうするかと。通年化するのか、そして、また早朝開門をどうするかと。私は、できれば本当は早朝開門、そして今はこの青いエリアだけですけど、もうちょっとほかにも広域にいけるようにしたいなとかも思いますね。結構、地元の方とかいい早朝の散歩ルートになるのではないかなとも思いますので。
私からは以上でございます。よろしくお願いします。
(記者)
ありがとうございました。幹事社から幾つか質問させていただきます。以前の会見で南京のことに関して、市長からご発言がありました。先日の報道でも市議会議員の議連(議員連盟)の方が、市長の親書を持っていかれるというのが延期になってしまったというお話がありました。そこで幾つか質問をさせていただきます。
まず、所感ですね。議連(議員連盟)の幹部とか議連(議員連盟)の方々による南京市の訪問が中止になった件について、市長の所感と今後の目途、判明しているところがあればお願いいたします。
(市長)
はい。今回、議連(議員連盟)のほうが渡航中止になったということは、私も承知をしておりまして。これはなかなか一般論になってしまうかもしれませんけど、本当にこれは相手のあることですので、なかなかちょっとこれ、コメントしづらいところもあります。いろんな事情もあるんだろうなというところでございまして。
そうですね。今後については、これで一度この手紙を届けていただくというのが今回これで見送りになったというところで。これは、多分いろいろと事情が重なっているということもあって、今後については、とにかく慎重かつ丁寧にというところですね。こういうのはなかなかあまり焦ってもいいことになりませんので、慎重かつ丁寧に進めたいというふうに思っております。
(記者)
ありがとうございます。2点目です。知事(愛知県知事)の訪中についても中止ということで、先週、知事(愛知県知事)の会見で発表がありました。これについて、関連もしあるのかとか、ご存じであればお願いいたします。
(市長)
いや。それは全く私は存じてないですね。何とも言いようがございませんので、存じてないとしか。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。戦後80年のキャンペーンなどの影響もあって反日感情の高まりというところが予想されるところで、そんな中でも日本の一自治体の首長として、もちろん日本人とか市民の感情も市長にとっては大切なものであろうと思います。市長としては、やっぱりバランスを取って、うまく取っていくということが求められるというふうに思うんですけれども。その中で、どういうふうに関係改善をしていくのかですとか、その思いは変わらないか、どういうふうにバランスを取っていくかというところについて伺えればと思います。
(市長)
そうですよね。これは、基本的には前に申し上げましたとおりに、姉妹都市、友好都市というのは成り立ちからして、この戦後の分断された世界、それをもっと友好を取り戻すということで、都市間同士も特に市民を中心として友好していくことが二度とそういう悲劇を繰り返さないことになるのであろうと、そういう目的でこの姉妹友好都市制度というのが作られたということですので、当然その関係は外交関係によらず維持されるのが望ましいであろうというふうには考えておりますので。
確かに今、非常に日中関係、実際厳しいですよね。ただ、そういう中であっても、そういう関係を維持していった方がいいのではないのかなとは思うものの。ただ、一方で、やはり恐らくこれは我々だけじゃなくて中国側もそうなんだと推測いたしますけれども、それぞれの世論というのにも一定の配慮もしなければいけないというのも実情ですので。そういう辺りを総合的に判断しながら、これから慎重かつ丁寧に進めていくということになろうかなと思いますね。
(記者)
ありがとうございます。最後です。市長、就任されて以降、広沢さんご自身に対して南京市側から何か連絡、コンタクトを取ってくるようなことはありましたでしょうか。あればその内容をお願いします。なければないで、大丈夫です。
(松雄副市長)
ちょっと事務的な話なものですから、担当副市長の松雄と言いますけども、少し私の方からお話をさせていただきますと同時に、事務的な南京との問題についても、事務的な立場についても少しお話をさせていただきたいと思いますので、お許しをいただきたいと思います。
まず、ご質問についてですけれども、両市の事務方の間ではいろいろやり取りはしておりますけれども、何か公的なメッセージとかいうものはございません。
それから、8月4日の市長の定例記者会見、そして今のやり取り、南京との問題についていろいろ市長もご発言をいただいておりますけれども、まず、私ども事務方と市長との間で1点の齟齬もございません。市長のお考えが私ども名古屋市役所の事務方の考えでありますので、ある程度市長が踏み込んで南京との関係についてお話をいただいたことに対しましては、事務方からいたしますと大変ありがたいというふうに思っております。
それから、今回の件につきまして、議連(議員連盟)の方々が南京への渡航をご計画されているといったこともありますけども、これまで南京との関係につきましては、市役所と議連(議員連盟)とがお互い共同で当たってこられましたので、今回残念ではありますけれども行けなくなりましたけれども、議連(議員連盟)の方に対しても大変ありがたいというふうに思っております。
今、市長も申し上げましたように、南京との関係って私ども大変大事だと思っております。ただ、平成24年の河村(前)市長の南京大虐殺事件はなかったのではないかということで、やっぱり交流が止まってしまったということについては、私どもといたしましても、どこかの機会で交流を再開をしたいというような思いを強く持っておりまして、実は、非公式にでも南京の方々ともやり取りをしておりましたけれども、向こうも実はそういうふうに思っているということを私は確信をしております。
ですから、今はなかなかタイミングが悪いもので市長もおっしゃいましたように、慎重かつ丁寧にやらなきゃいけないんですけども、どこかのタイミングでは昔のような交流が盛んになるような、いわゆる友情関係を復活させたいというふうに思っておりますので、どうか皆さん、ご理解をいただきたいと思います。
(記者)
すみません、今ので。松雄さん、いいですか。今、向こうの方も同じ様に思っていらっしゃる、そういう確信を持っていらっしゃると松雄さん今おっしゃいましたけど。その根拠というのを聞いてもいいですか。
(松雄副市長)
私も令和5年の8月と、令和6年の8月、市長も副市長のときに平成30年に南京に行っております。それは、河村(前)市長さんに当然決裁を取って南京に行っていることもありまして、ただ、残念ながら副市長という立場では行けませんでした。姉妹都市友好協会の会長、要するに民間の立場として今の広沢市長も私も行きましたけども。
やはり、向こうの方々は、大変友達が来ていただいたということで厚遇してくれます。本当に大切に私たちを扱っていただきまして、私はやっぱり南京の方々も名古屋との関係を重要視しているんだなというふうに思いましたのは、南京のほうに姉妹都市の公園(南京国際友好公園)があります。姉妹都市公園みたいなやつがありまして、そこに行きますと、河村(前)市長が南京大虐殺事件はなかったと言いながらも大変名古屋との関係についてはしっかり記念館(公園内の南京国際友好都市展示室)で紹介をしていただいておりますし、いろんな話の中でもこれからの交流を深めたいと、復活したいというようなことは度々いただいておりましたので。私は、心は通じているなと。事務方としてはですよ。ですから、そういうふうに思ったわけであります。
今回も市長が大分踏み込んで発言していただいたことは、できたらそういうきっかけの一つになるのではないかというふうに事務方としてもそういうふうに思いましたので、そういうような発言をさせていただきました。
(記者)
ありがとうございます。広沢さん、何か付け加えたいこととかあれば。
(市長)
そうですね。本当にこれ、センシティブなので、なかなか本当に言葉を選ばざるを得ないというところなんですよね、これ、本当に。お互いの世論というものもありますので、そこにいろいろと配慮しなければいけない。これは別に日本側だけじゃなくて、当然中国側もそうですし。そういう中で、どうやったら、やはりこういう姉妹都市とか友好都市というのも、確かに行政同士がやって市民がそっぽを向くようなそういう状態ではよろしくないですので。みんながことほげるようなそういう環境下で、そういう機運が高まるのが一番いいかなと思いますので、その辺りも含めて、慎重かつ丁寧に進めていきたいと。見極めたいというか、と思いますね。
(記者)
ありがとうございます。長くなってすみませんでした。幹事社質問は以上になります。
それでは、市政一般について、各社さん、お願いいたします。
(記者)
今ほどの質問に関連してくるんですが、議連(議員連盟)の方には特に今回見送りになった、延期というか、向こう側の説明は理由がはっきり分かっていないということで、一つは空席になっている市長就任の時期が未定ということも挙げられましたけど。こういった理由について、市長のお耳には直接南京市側から連絡が入って、市長の方としてはお耳に入っているのでしょうか。確認させてください。
(市長)
私は直接は聞いてないですけど。局、何かありますか。
(松雄副市長)
事務的にも正式なお話は伺っておりません。
(記者)
というと、議連(議員連盟)側が把握されていて、市当局にはお話が入ってなくて。あくまで、議連(議員連盟)側さんから市の当局にお話があったということでよろしいですか。
(松雄副市長)
ええ。要するに、議連(議員連盟)の渡航が中止になったということについて、先方から、南京市側からどういう理由でなのかという話は聞いておりませんので。多分、議連(議員連盟)さんも聞いてないんじゃないかなと思いますけど。
(記者)
分かりました。議連(議員連盟)の説明だと、市長就任の時期が未定だとか、特に延期せざるを得ないというような説明だったということだったんですけど。そういったことは共有されているということでよろしいですか。
(松雄副市長)
そういうふうにおっしゃられてますけども、本当のところはどうなのかということは、僕もちょっとよく分かりません。ですから、市長が申し上げましたように、相手の方々のいろいろな事情があって、私どもにも計り知れないところがあるものですから。今後、やっぱり慎重に相手方の考えをお聞きしていかなくちゃいけないなと、今、そういう認識です。
(記者)
分かりました。あと、そもそも論で申し訳ないんですけれども、今回の南京の訪問なんですが、議連(議員連盟)さんの方としても動きがあったんですけど、どちらが、市側がアプローチしたのか、あるいは、南京市側からアプローチがあったのか、お話があったのか。これはどういうことだったんでしょうか。
(市長)
そこは、そういう水面下の話はあまり表に出さない方がいいと思いますので、お互いいろいろと話し合う中で、でいいですか。というふうに言わせていただきます。
(記者)
分かりました。前回、市長会見でも質問がありましたけど、保守党の関係で市長、名古屋支部長を退任されてということなんですけど。今回、その関係でネット上では、割と南京訪問に対しての反応がやっぱりたくさんあったんですけど、今回の件とそれは関係ないというご認識でしょうか。
(市長)
今回の件というのは。訪問が中止になった件ですか。
(記者)
そうです。はい。
(市長)
それも影響がなかったと断定できるかというと、ちょっとこれは分かんないですね。時系列的に言えば、それは可能性がなかったとは言えないんですけど。ただ、これもなかなかそういうのに関して、感想を申し上げるのはなかなか難しいところでして。何とも言えないなというところですね。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
他にいかがでしょうか。
(記者)
先週行かれていた海外出張に関して、追加で改めてお伺いしたかったのですが。確認だったんですが、市長として行かれるのは初めてかと思うんですが、これまで広沢さんとしてインドに行かれたことというのは。
(市長)
ないですね。私、個人的にも初めてでした。
(記者)
初めてのインドはいかがでしたか。
(市長)
一言で言うと、非常に活気にあふれる国だなと。一番活気を感じたのは、渋滞のすごさと常にみんながクラクションを鳴らしながらずっと進むという、非常に騒然としているので、あまり快適ではないんですけど。でも、やっぱり先を急いでとにかく行こうという、そういう機運を感じた面もありましたね。
でも、やはりそんな中で14億人もいる中で、みんながとにかく豊かになりたい、なりたいという、何か豊かになる切符をどこかにないかという、そういう目でみんなが、多くの方が生きてるんだなという、そういう熱意も感じましたし。恐らく日本の高度成長期もこんな感じだったのかなと。戦後の復興が一段落して、これからみんなで豊かになるぞという、そういうこれから国が発展していくというところの熱意というのを結構肌で感じました。
(記者)
ありがとうございます。渡航前におっしゃられていた、将来的には友好都市とか姉妹都市の関係を結びたいみたいなお話もありましたけれども、その辺りの話合いについてはいかがでしたか。
(市長)
そうですね。そういう意向はこちらは持っておりますし、当然そういうのを伝えておりまして。ただ、これはなかなかそう簡単に1回でぽんというものではないので、これから年月をかけて徐々に、実際にどういうことがお互い協力できるかということを詰めていって、その結果としてそうなればいいなというところですね。
(記者)
ありがとうございます。ちょっと話は替わりまして。名古屋城の本丸外の無償化(正しくは無料化)の実証実験に関連して。例えばですけれども、名古屋城の入場料とかに関して、沖縄のジャングリアという施設では、国内に住まれている方と国外に住まれている方で料金を分けたりするというところもあって。名古屋城、かなり500円と安価だと思うんですが、この入場料に関して今後、名古屋市民の方が入られることは少ないというお話もありましたけれども、将来的な価格の変更とか、二重価格といいますか、その設定とか、その辺りのお考えはいかがでしょうか。
(市長)
私も感覚的には500円、極めて安いと思っておりまして。ちなみに、大阪城1,200円。でも、海外の城なんか言うと、本当に5,000円とか取るところも結構ありますし。いろいろとちょっと私も有識者の方にヒアリングしたら、「いや、2,000円ぐらい取ってもいいんじゃないの。」という声が結構聞かれまして。特に、インバウンドを中心とする名古屋市外の方からはと。いろいろなご意見がありますので、ここはぜひ、それについてもしっかり検討していきたいとは思います。
当然、そういう中でも名古屋市民に対しては優遇されるべきだと思いますので、そういう二重価格というのも十分あり得るかなとも思います。
(記者)
ありがとうございます。ただ、まだ具体的な検討段階に入ったというわけではないですか。
(市長)
具体的にいつからということはないです。
(記者)
承知しました。ありがとうございます。
(記者)
名古屋城の関連でして。この無料化実証実験の想定入場者数とか、もしくは目標というのはあるのでしょうか。
(市長)
これは、私としてはあくまで実験ですので、減るのか、増えるのか、これが分かんないので実験するというところもありますので。特段、私としての目途を持っているわけではございませんが。何か局からご意見があれば。
(当局)
特に市長がおっしゃったとおり、明確な数字として目標みたいなものは設けておりません。本丸に入るのが増えるのか、あるいはそのまま維持するのか、減るのかといったところも分からないので、この実証実験を通じて数値を把握したいというふうに考えております。
(記者)
分かりました。あと、もう1点。市長は西之丸、御深井丸、二之丸の無料になるところで、こういうところを見てほしいなというようなところがありますでしょうか。
(市長)
まず、明らかなメリットとしては、結構天守の前、本丸に入る前辺りの正門から入ってからの本丸に入る辺りのエリアというのは、結構いろんな展示をやるんですよね。菊の展示とか、いろんなことをそこで若干イベント的にやります。結構な方が、例えば菊の展示を見るためだけに500円を払っているという方もいらっしゃって。それが確かに収益にはなってるんですけれども。ただ、それはちょっと高いなという声とか。あとは、茶室がありますよね。茶席、御深井丸に茶席があるんですけど。そこでお茶会なんかをやるときも、毎回500円払っていただいて、また準備するためにも前日の搬入とかも500円を払っていただくようになっていて、結構ここはご不満の声もいただいていて。我々はお茶会をしたいだけなのに、入場料、しかも準備段階から払うのっていうようなお声もいただいておりますので。そういう方にとっては、非常に朗報ではないのかなと。
あと、これ、無料開放するということは、当然そこに入る方は無料なので、そこだけとると収益にはならないんですけれども。それは、そこにたくさんの人が来て、名古屋城に親しんでいただくということに価値があると思いますので。この実験結果からは、そういうのを含めてどれだけ来場者の満足度とかも含めて、どれだけの効果が生まれたかということを総合的に判断して、これはずっとやるべきなのか、やっぱり元どおり全体を有料とするのかというところは見極めたいなと。
ぱっと考えると、それは減収要素のほうが多いんですよね。今までお茶会に来るために払っていただいている方は、例えばこれをやると、もし通年で無料化したら、それは払わなくてよくなるわけなので、そこは減収要素ですし。菊を見るためだけに500円を払っていた方も払わなくてよくなるので、これも減収要素になるので。増える要素といったら、そこで名古屋城に親しんで、とりあえず無料だから行ってみたらやっぱり本丸を見たくなって、そこで500円を払う人というのがどれぐらいあるかと。こういうことになろうかと思いますけれども。そういうあたりを総合的に判断するための実証実験だというふうに考えています。
(記者)
ありがとうございます。もう一つ、話が替わりまして。インドのことなんですけれども。起業家支援とか、人材交流に向けた共同声明ということですけど。今後、ある程度具体的にこういう動きをしていくという何か検討段階とか、決まっているようなことというのは、見えていることというのはあるのでしょうか。
(市長)
そうですね。具体的に言うと、我々のTech GALA(テック ガラ)というのを愛知県さんと一緒に共同でスタートアップイベントを年明けにやっていまして、また今度もやりますけど。あそこでまずはインドと連携したいなと。
私の意図としては、インドの特にベンガルールと名古屋がつながったというところで、名古屋の本気度をぜひ感じていただきたいなと。名古屋がスタートアップ支援に本当に本気だと。ベンガルールのようなインドのというより、アジア全体のシリコンバレーになりつつあるようなところと連携して、そのスタートアップを興していくんだと。なので、ベンガルールがインドのシリコンバレーなら、名古屋もこれから日本のシリコンバレーになるんだというような意気込みを示すという意味でも、今回のことは価値があったかなというふうに思っておりますし。やはり、直近のところで言うと、年明けのTech GALAでどうやってベンガルールとの連携をそこの中に織り込んでいけるかというところかなというところです。
何か経済局から補足があれば。
(当局)
今市長に触れていただいたように、Tech GALAにまずインドの企業に参加いただけるように、9月に今回訪問いたしましたベンガルール、またはデリー、あとはアーメダバードの3つの地域でTech GALAに関するプロモーションのイベントを行う予定をしております。
そういったところで、まずはこの地域に興味を持っていただいて、多くの企業であるとか、高度人材の方々にこの地域に来ていただきたいなというふうに考えております。
それ以外にも、この両地域間の企業のビジネスマッチングということで、この地域の多くの企業がベンガルールをはじめとしたインドにもう既に多く進出をしておりますので、そういったところとのビジネスの協業のような形で、先ほど冒頭市長から説明いただいたように、IoTの関係など、どんどん積極的に経済交流が図られて、インドの渡航前にもインド工業連盟であるとか様々なインドの団体、市長に対して表敬訪問いただいてますし。また、この後も9月、10月以降に、恐らく何らかインドの団体がまた名古屋市に表敬いただけるような可能性も今調整をしている最中ではございますので、引き続きそのような形で交流を深めてまいりたいというふうに考えております。以上です。
(記者)
ありがとうございます。
(市長)
インドというと、一番有名なのはやっぱり車でスズキさん。これがマルチ・スズキさんと現地との合弁会社ですけど、やっぱりマークはスズキですので、スズキの車が今でも4割近くスズキがシェアを取っていると。そこにトヨタを足すと、本当に2台に1台は、広域で言うと浜松からこの名古屋というこの東海エリアの車がインドのあの膨大な車大国になっている中でも、今でも2台に1台がこの地域から生まれているということになりまして。非常に名古屋から来た、この地区から来たというと、非常にもうトヨタとスズキさん、あのエリアから来たんだなというふうに捉えていただいていますし。
また、ベンガルールには、名古屋からですとブラザー工業さんも出て工作機械を作っていたり、非常にものづくりに強い地域だというのは非常に浸透しておりまして。そこと、繰り返しになりますけど、インドのこのITの力で、いわゆるIoTを実現させるのは本当にすごいことになるんじゃないかという熱意は先方も非常に持っていただいているので、こういうあたりを本当にうまく実現させていければ本当すごいことになるんだなというふうに実感しています。
(記者)
名古屋城の無料実証実験についてなんですけれども。具体の目標はないということでしたけども、そうすると改めて実証実験では増減収を見るのか、それとも市民の満足度を見るのか、どういったところの変化を見るのですか。
(市長)
これは両方見ます。まずは、どれだけ増収になるのか、減収になるのか、維持するのか。先ほど申しましたように、減収要素はたくさんあるんですよ。今まである意味、何て言いますかね、しょうがなく払っていた方が払わなくなるということなので、そこは減収。増収要素はといったら、取りあえず無料だから行ってみようといって行った方が、何となくやっぱり有料エリアに入りたくなっちゃったなという方が入る。いわゆる、フリーミアム的なモデルでどれぐらい入るかなという、差し引きどれぐらいあるのかなというところ、これを見たいというのが一つ。
例えば、減収になっても多少減収幅があっても、それを大いに上回るようなこの無料エリアの回遊の実態があったり、そしてまた、その方々が極めて高評価、非常に今まで500円払うからなかなか行く気になれなかったけど、無料だったら毎週でもいいから行きたいなと。例えば、高齢者の方だったら、敬老パスを使って名古屋城まで来て、こうやって周遊して帰るだけでも立派なレジャーになるというようなことで頻繁に来られたり。そういうような何か実態が出れば、市民の福祉向上にもつながるんじゃないか、そういう多面的な要素で見ていきたいというふうに思います。なので、本当にそれらを見極めるための実験だと捉えています。
(記者)
では、仮に減収になったとしても、名古屋市民の皆さんの満足度がとても高いなとなったら、無料でそのまま開放すると。
(市長)
それはそうしたいですね、私は。多少減収でも、減収分は別のことで補うと。例えば、まだ今回は実験なので特に何もしてませんけれども、これ、無料ということは無料で来られるエリアというのはイベントに非常に適するわけで。今までだと、なかなか有料のエリアだとそんなに手が挙がらなかったところでも、無料でとなると、じゃあ、ここでイベント、あそこでイベントということも可能になりますので。イベントである意味、稼ぐというか、元を取るということも可能になりますので、そういう観点もまた新たな道が開けてくるかなと思います。
(記者)
ちなみに、その満足度というのはどのようにして測ったり可視化するものでしょうか。
(市長)
満足度。これはアンケートですね。
(当局)
来場者アンケートを取ることも予定しておりまして、ウェブを通してアンケートを採りたいというふうに考えております。詳細については、これから詰めさせていただきたいと思います。
(記者)
よろしいでしょうか、各社さん。
(記者)
先日、観光プロモーションを担当していた元担当課長が逮捕された件で初公判がございましたが、裁判の中で、不適切な決裁の仕方であったりとか、本来公務員が禁止されている立替払いということも行われていたということが明らかになったんですけれども。改めて、再発防止策として市として取りまとめられる予定というのはございますか。
(市長)
そうですね。まだちょっと裁判のゆくえを見守ってからになると思いますけど。全て出そろった段階では、何らか総括をしなければいけないかなと思いますね。
あまり言ってしまってどうかですけど。やはり民間の方の感覚で公務員の仕事をすると、そういう立替払いとか、民間の方から何か便宜をいただいたりというのも。これも民民であると、ままあまり許されてはいけないんですけど、許されることも。これはやっぱり公務員というのは倫理上非常に高いものが要求されますので、それが許されないという。こういうあたりを、例えば何に活かすかといったら、例えば民間登用する方にはよっぽどしっかりその辺りをちゃんと理解をしてもらってから入っていただくと、そういうのも必要になるでしょうし。当然それはやってるんですけど、それをより念入りにやるとか、そういうことは必要になってこようかなと思います。
(記者)
制度面の問題というのは、今回の事案についてはあったというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
(市長)
制度面というより、やっぱりこれは個人における犯罪ですので、どうでしょうね。制度の問題かと言われると、ちょっとなかなか悩ましいところですね。個人の規律の問題のほうが大きいのかなと思います。
何か局で補足があれば。いいですか。はい。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
よろしいでしょうか。では、これで市長会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
(市長)
ありがとうございました。
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