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令和7年5月26日 市長定例記者会見

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ページID:186784

最終更新日:2025年6月5日

報告事項

  • 分別マナーアップ推進月間について
  • 戸籍への氏名のフリガナ記載通知について

会見動画

報告内容

分別マナーアップ推進月間について

(市長)

 それでは、皆様おはようございます。5月26日の定例記者会見を始めさせていただきます。

 本日は、まず、資源やごみの「分別マナーアップ推進月間」について、ご報告をいたします。

 来る6月は分別マナーアップ推進月間となっておりまして、資源やごみを排出いただく際に適正な分別、そして排出をお願いをいたします。

 本年3月から4月に、ごみの中に水銀使用製品が混入したことにより、焼却施設である富田工場が4月18日に稼働停止をいたしました。5月20日にごみ処理を再開をいたしましたが、炉の清掃に約1か月、そして費用が2,000万円かかったというところでございます。

 水銀の血圧計1台が混入してしまうだけでも、このように焼却施設が稼働停止をしてしまうという事態になってまいります。

 こちらが、左のほうが水銀の血圧計、これは古いタイプになりますが。この右のほうが水銀の体温計。これも最近はデジタルになってますのであまり見かけはしないんですが、特にあちらの血圧計のほうには多くの水銀が含まれているということでございまして。この富田工場に入っていたのは、あちらの血圧計のほうになります(正しくは、富田工場に搬入された水銀製品は特定されていない)。ですよね、いいですね。

 ということで、この水銀血圧計、そしてこの水銀体温計、こういった水銀が含まれているという製品を排出する場合には、ご家庭からであれば、ちょっとご面倒ではありますけど各区の環境事業所。区役所には残念ながら回収の場所がございませんので、環境事業所を探していただいて、各区にございますのでそれで持込みをお願いをいたしますということでございまして。

 既に先ほどの事故(正しくは、事案)を受けて、市民の方でも調べて環境事業所にもう持ち込んでいただいている、そういうことも聞いてはおります。

 事業所にあるこういう製品の場合は、産業廃棄物として許可業者へ収集を依頼をしていただきたいと思います。以上、水銀でございますけど。

 資源やごみにリチウムイオン電池等が混入をいたしますと、収集車や処理施設での火災につながるということでございまして。今からこちらでちょっと動画をご覧いただきたいと思います。

 実際に混入したときですね。これがスマホ(スマートフォン)ですよね。このように一定の力が。今のはスマホ(スマートフォン)ですのでリチウムイオンバッテリーだと思いますけど、そこに加わると発火をするという可能性がございますので、特にこの周りがプラスチック資源やプラスチックに覆われているやつは、プラスチックの資源ごみ(正しくは、プラスチック資源)として出されてしまうケースが結構あるんですね。

 ということで、ここでご注意いただきたい。例えば、こういうものですね。これ、よくある夏場に使う(ハンディ)ファン。ほぼ、こうやって見えるところはプラスチックなので、プラスチックごみ(正しくは、プラスチック資源)として、資源ごみ(正しくは、プラスチック資源)として出されてしまうケースがあるんですが、実はこの中には、これが単体で動くということは、電池式のやつは電池ですけど、結構最近はこのUSBで給電してそこで(ハンディ)ファンを回すというものが多いですので。こういう場合は、これをそのまま捨てられると今のように発火をする原因となりますので、お控えいただきたい。

 あとは、またこういうモバイルバッテリーですね。スマホ(スマートフォン)とかを充電する。これも中にしっかりと、ほぼこれなんかは中身はリチウムイオン電池ですので、こういうものもごみで捨ててしまわないようにお願いをしたいということでございます。

 こういう場合は、これ(ハンディファン)やこれ(モバイルバッテリー)はご家庭の場合では「小型家電」に当たります(正しくは、モバイルバッテリーは電池類)ので、総合スーパー、区役所、環境事業所などに設置してありますこの「小型家電回収ボックス」というものがございますので、そちらのほうに出していただければというふうに思います。事業所の場合は、許可業者へ収集を依頼をしていただきたいというふうに思います。

 ということで、正しい分別区分を確認をして排出するようにお願いをいたします。

 今回の分別マナーアップ推進月間を期に、資源やごみの分別について改めてご認識をいただけると幸いでございます。

 分別方法についてご不明な点は、資源・ごみ分別アプリ、スマホのアプリ「さんあ~る(3R)」3つのRのさんあ~る、こちらがございますので、そちらをご利用いただければというふうに思います。

戸籍への氏名のフリガナ記載通知について

 続きまして、「戸籍への氏名のフリガナ記載通知」について、ご報告いたします。

 本日、改正戸籍法が施行されました。それに伴い、戸籍に氏名のフリガナが新たに記載をされることとなります。まずは、こちらに法務省の案内動画、こちらをご覧いただければと思います。

ということでございます。

 こちらが、通知はがき。今動画に出ていました通知はがきでございます。こういうのがそのうち届くということでございますので、そちらをご確認いただいて、問題なければそのまま特に何もしていただかなくて結構でございます。

 もし、間違っていた場合は、その正しいフリガナというのを届出くださいと。届出くださいというのは、折り返し別にこれ(通知はがき)で出せるようになっているわけではない。じゃあ、これは区役所に行って届出してくださいということですか。

(当局)

 失礼いたします。届出はマイナポータルで届けていただくほか、郵送または区役所・支所の臨時窓口での届出になります。

(市長)

 はい。ということでございますので。通知したフリガナが来年の5月26日、それまでが訂正期間となりますので、それを過ぎますとそのまま戸籍へ記載をされるということになります。

 こちらに「名古屋(市)振り仮名コールセンター」とありますが、ご不明な点はこちらにお問合せをいただければと思います。

 なお、戸籍への氏名のフリガナ記載の届出に関して、手数料ですとか、届出しなかった場合の罰則というのはございませんので、往々にしてこういうのに対して詐欺が横行いたしますので、そういう金銭を要求するとか何かそういう動きがあっても、そういうのに乗らないようにぜひご注意をいただきたいというふうに思います。

 マスコミの皆様方にも、その辺りの注意喚起をしていただければというふうにお願いを申し上げます。

 私からは以上です。

質疑応答

アジア・アジアパラ競技大会のボランティア募集について

(記者)

 週末にありました上園市議のボランティア募集に関する問題について、市長の受け止めを伺えますでしょうか。

(市長)

 そうですね。全体で言うと非常によろしくはないですね。無断で個人情報が使われたということですので、よろしくないと。感想で言うとそういうとこです。

(記者)

 ありがとうございます。では、市政一般について、各社さん、お願いします。

(記者)

 今の受け止めに関連してなんですけれども。よろしくないということですけれども、市長としてどう考えるかというのを改めて。よろしくないというのはそれはそうなんですけれども、それ以上何か思われたことがあったら伺えたらと思います。

(市長)

 これは、思ったことと言いますと、それは昨日、一応私も(上園市議の)会見の内容をお聞きしまして。ただ、これはまだ100%しっかりと情報を把握していないもんですからなかなか申し上げられないこともあるんですが。それらを総合して言うと、やっぱりよろしくないなというところで。同意を得ずにその名前が記載された。しかも、結構な人数ですよね。やるべきではなかったことですし、よろしくはないでしょう。また、もう少しいろいろなことが分かってきましたら、その次の進展がまたあろうかと思いますけれども。

(記者)

 分かりました。今回、上園氏本人が昨日の会見の中で、会派で30人という目標があって、それに対しての焦りがあったという話をされていました。会派ですとか議連(名古屋市会アジア・アジアパラ競技大会推進議員連盟)の中でそういう目標設定されたことは、やっぱり市がなかなか集められてないというのに協力しようという考えがあってのことだとは思うんですけれども。それが、結果的にこうなってしまったことについては、どう考えられていますか。

(市長)

 そうですね。それがプレッシャーになったと言われるとそうなのかなという思いもありますが、やはりこれだけのビッグイベントですので、いろんなところで私もボランティアをお願いしますというふうに申し上げてまいりましたし。そんな中で、そういう目標設定というか、お一人当たりこれぐらいはというのは、それ自体が別に間違っているわけではございませんので。それに対して特に問題があったとは思ってはおりません。ただ、それをプレッシャーに感じて、よろしくないことに至ってしまったというのは極めて残念なことですね。

(記者)

 分かりました。これで、実際に1万二百何人(10,236人)集まってたけれども、実際こういうことが、少なくとも26人分あったということですけれども。それ以外もあったのかどうなのかというのは、今後例えば市で調査されたりですとか、仮に何件問合せが来ているのか、そういう同じような問合せが来てるのかですとか、もし把握されていることがあったらお願いします。

(市長)

 まず、今言われた我々の目標としていたところを上回る10,236人。こちらは、オンラインで応募があった方ですので、今回問題となった件は含んでいないということでございます。なので、これ以外にトータルで。いわゆる紙で手書きで出していただいたというのが2,808人分あったということで、この中に昨日のその件が入っていたということでございますので。スマホ(スマートフォン)等からオンラインで応募をいただいた方の10,236人は、その件は含まれていないということですので、まずそこは前提として。

 いろいろな内訳。ちょっとこれは、局からご説明いただいてもいいですか。

(当局)

 失礼いたします。自分が登録をしていないのではないかという問合せにつきましては、今回の事案以外にも組織委員会の事務局のほうにございます。登録してないんだけれどもどういうことかなと。それについては、組織委員会と県市で情報を共有しながら、私どものほうでこれは名簿に登載されている方だということを把握いたしますと、そこからすぐに確認作業をしております。これまでのケースでは、例えばある団体がみんなでボランティアに応募しようということで整理をして、それを名簿をまとめていただいた方にこのメンバーが参加をするよというようなケースで、団体の中で情報がうまくいってなかったというケースはございます。それは、一つ一つ確認をしながら、やっぱり自分はボランティアに応募するよというようなやり取りはございますけれども。今回のようなこういったトラブルについては、現時点では把握をしていない。そういう状況でございます。

(記者)

 その件数は、今のところはお伝えいただけないということになるのでしょうか。

(当局)

 お答え申し上げます。組織委員会のほうにそういったメールが届いて、身に覚えがないんだけれどもというお問合せにつきましては、現時点で私ども12件というふうに把握をしてございます。

(記者)

 分かりました。その方々への対応というのは、今後どうされるおつもりですか。

(当局)

 そのお話をいただいたすぐに、繰り返して恐縮ですが、組織委員会のほうからこういう名前の方から問合せがあります。その時点では、その方がどういう属性か分かりませんので、名古屋市のほうにも、こういう問合せがあるけど該当者がいますかというふうに聞きます。そこで確認をしまして名前でヒットをすると、その名簿を取りまとめていただいた方に、こういうお声がありますけれども確認をお願いしますということをして。実際、これまでもそれだったら自分、ボランティアに参加するよというやり取りもしてございます。

(記者)

 分かりました。そういう方は、基本的にはボランティア登録を一回無効にするとか、そういう一律の対応をしているわけではないということになるんですかね。

(当局)

 そうですね。そういったお問合せがあった時点で、すぐになるべく速やかに確認をしますので。我々としては、せっかくご応募いただいた方という認識で動いています。一方で、そういうご疑念のお声もいただいているものですから、まずは速やかに確認をしようということで、組織委員会事務局にお問合せがあったケースについてはそういう対応をしていまして、その対応件数が我々がやったのがトータルで12件という状況でございます。

(記者)

 分かりました。広沢さんに伺いたいんですけど。ということは、特にこれを受けて市として何か調査するですとか、何かそういうアクションに出るということは今のところはないと。

(市長)

 でも、やはり特にこの紙でお願いをしたそういう団体さんとかには、ご本人の意思かどうかを確認するようにお願いをしているということからやってまいります。

(記者)

 今の12件のところでもう少し具体的に伺いたいんですけれども、これはそもそもいつからいつまでの数字になるのでしょうか。

(市長)

 局から詳細をお願いします。

(当局)

 お答えいたします。まず、そもそも名簿を私どもがいただいたのが4月末ということになってございまして。実際の入力作業が5月12日(月曜日)から作業を始めているところでございます。その後、その週の中頃からそういったお問合せが来ているという状況ですので。現状、5月12日の週の中頃から幾つかいただいていると、そういう状況でございます。

(記者)

 (5月12日)から先週の金曜日23日とかまでになるんですか。

(当局)

 そうですね。おっしゃるとおりです。22日ですかね、我々22日の日までそのお話をいただいてまして。その後は、金曜日は新しくはないです。

(記者)

 12日から22日までで12件という認識でよろしいでしょうか。

(当局)

 12日から入力作業をしているので、今の私の理解だと14日の水曜日から22日木曜日にかけてという理解しております。

(記者)

 改めて市長に伺いたいんですけれども。やはり市民が勝手に個人情報を使われて、アジア大会のボランティアに登録されていたこの事態については、どう思われていますか。

(市長)

 本当にそれは繰り返しになりますけど、よろしくないことですね。あってはならないことだと思います。

(記者)

 ほかの市民からも、やはり自分が使われていたんじゃないかという不安の声などもありますが、その点はどうですか。

(市長)

 このたび、このご登録をいただいた方に対して、一斉にこれは全てメールがいってるという状況になっているということでいいですかね。

(当局)

 今回の名簿でいただいた方々につきましては、全て入力作業をしていますので。

(市長)

 オンラインで登録した人も、もう今登録のメールがいってる。

(当局)

 そうです。オンラインで登録が完了された方については、きちんと登録が完了しましたよというような手続が進んでございます。

(市長)

 ということですので、もしも万が一、身に覚えのないボランティアに関するお問合せがあった場合は、この組織委員会にまたお問合せをいただきたいというところでいいですかね。そういうメールが届いた場合は。

(当局)

 登録のメールをお届けする際にの窓口ということで、組織委員会のボランティア事務局というものを今開設をしてそこで行っていただいていますので、一義的にはそちらにお電話をいただいているのかなというような理解をしてございます。

(記者)

 市のほうにも身に覚えのない登録の問合せというのが14日から相次いであったと思うんですけれども。その中で、問題視みたいなことはされてなかったのでしょうか。

(市長)

 市のほうにというのは、名古屋市のほうにそういう問合せが。

(記者)

 大会組織委員会。

(市長)

 組織委員会のほうにですか。のほうに。

(記者)

 身に覚えのない登録の問合せが14日から22日で12件といったところで相次いであった中で、何かトラブルがあるんじゃないかとか、問題視するような声みたいな調査をするというようなことはされてなかったんですか。

(当局)

 組織委員会のほうにお問合せがあったのは12件でございまして。いただく度に対処をしてございました。その中で、やっぱりボランティアに参加をするよだとか、そういったやり取りをしましたので、そういった意味で私の理解としては、先週の段階ではこういったトラブルではない、大きなトラブル(ではない)という理解をしていまして、身に覚えがないというお申出があった方の中に、ボランティアに参加をするという方と、それだったら辞めておくわという方がいらっしゃいまして。それが先週の金曜日の段階までそういう認識でございましたので、これからも一つ一つ丁寧に確認をしていこうという理解をしていました。

(記者)

この12件の中で、上園市議以外のものもほかにあるんでしょうか。

(当局)

 12件の中で、そのうち7件については上園市議以外の案件でございまして。そちらについては、しっかりとボランティアで参加をいただくという方向で調整されているというふうに聞いてございます。

(記者)

 ある程度どういった方からの応募があったものかとか、目途は分かっているんですか、ある程度。その7件、上園市議以外ということで。

(市長)

 経路ですか。

(記者)

 経路は。

(当局)

 7件についてということですか。7件についても、固有名詞をいただいた上で確認していますので、名簿を集めていただいた方にこういう名前があるということをすぐに伝えます。その上で、所属される団体等に対して、こういったお声をいただいたということをお伝えをして、その中で改めて周知をしていただくと。もともと団体ごとにきちんとご理解いただいている前提で取りまとめていただいていますので、そこにちょっと漏れていただとか、ちょっと連絡が不十分だったということで再度確認していただいている。そういう流れになっていますので、当然、個々の事情については承知をしております。

(記者)

 市長に伺いたいんですけれども。今回、確認書類が不必要で登録できる特例枠が設けられていて、今回の事態がありましたけれども。これ、そもそもこの方法をどう思われていますか。

(市長)

 そもそもこの書類でご登録をいただいた背景には、やはりオンラインでの登録ができない方、スマホ(スマートフォン)を持っていらっしゃらないとか、パソコンを持っていらっしゃらないとか。あとは結構システムが煩雑になっておりまして、私もちょっと見たんですけど、結構何段階もへなければいけないと。なかなかスマホ(スマートフォン)をお持ちの方でも、特に高齢者の方とか、やっても途中で分かんなくなって辞めちゃうとかそういうお声もあったと聞いてますので。そういう観点から、うちの団体は特にそういう方が多いので紙でやれないかというふうに言われると、それはやる気はあっても単なる手続の問題でご応募いただけないというのは、これは非常にもったいない話ですので。紙でそれを補うというのは、これは合理性があるのではないのかなと。

 ただ、そこに確かに本人確認という意味で言うと、オンラインは全てオンラインで本人確認書類を送ってもらったりということもあることから考えると、そこに本人確認制の差があるのは、これは確かでございます。ただ、じゃあ、オンラインでやるのと紙でやるのは全くイコールではないんですよね。これからいわゆる改めてと。正確な説明は局からしてもらいます。

(当局)

 ボランティアとして応募いただいて、最終的に確認していただくためには、氏名ですとか、住所ですとか、今いただいた写真ですとか必要になります。これは、今回の名簿を通して申し込んだ方も全く同じでございまして。最終的に入力をすべき事項については、オンラインの方も、名簿の方も全く同じでございます。過程として、今回名簿でいただいた方に対しては、先に少し入力をしやすいような画面を提供したりしてますけども、最終的には本人確認もオンラインで申し込まれる方と全く同じ確認をしておるところでございます。

(記者)

 実際に、やはりオンラインではなかなか難しいというところも手続上あると、システムがというところもあると思うんですけれども。この特例枠というのは、市側の提案で始まったのか、どういった意図だったのか、いつから具体的に導入されたのか、どういった団体を対象にしていたのか、具体的に教えてください。

(当局)

 ボランティアにつきましては、組織委員会と県市が合同で募集している事業でございますので、今回の取扱いにつきましても組織委員会、また開催都市も共同でやっていますので、全体で一体となって整理をしているところでございます。具体的に始まった時期については、3月からこういった取扱いが動き出しているという理解をしてございます。趣旨につきましては、先ほど市長もお話されましたけども、オンライン等で入力が不安な方もいらっしゃってなかなか応募者数が増えないのだろうという思いの中でこういう取組をしたところでございます。お声かけする団体としては、そういった方を間に入っていただいてお声かけいただけるような方にお願いをしていると、そのような理解をしてございます。

(記者)

 具体的にどういった団体とかがあるんでしょうか、まとめて。

(当局)

 具体的な団体名については、その団体がボランティアとつながってしまうのでお控えしたい、いろんな各種団体にお声かけをしながら幅広くご応募いただいている。そこでご理解いただければと存じます。

(記者)

 すみません、度々。市長にまた伺いたいんですけれども。こういったノルマや目標を30人という存在自体はご存じだったんでしょうか。

(市長)

 ノルマという言葉が正しいかという問題がありまして。ノルマというのは、基本的にそれ必達目標でそれをやんないと何らかのペナルティーがある状態というのが、これが通常のノルマですよね。何か販売目標があって、これ、30部販売しないと。そしたら、25しか売れなかったら、残り5つは自分で自腹だみたいなね。そういうことからすれば、今回ノルマといっても別に何かペナルティーが、達成できなかった場合にペナルティーがあるということではありませんので。これはあくまで、1つの目安、目標、ここを目標にぜひやってくださいというあくまでお願いであったということでございまして。結構高い目標を掲げていて、残り1か月もないぐらいでまだ半分という、そんな状況でしたので。そういう中では、これぐらいを集めてくださいという、皆さんだったら、これ、できるんじゃないですかという。そんな別にむちゃなことはお願いをしてないと思いますので、これぐらいだったら、皆さんのこの団体であればできるんではないですかということで目安のお願いをしたということは、一定程度合理的だったんではないのかなとは思いますね。

 ただ、それが結果的としてこうなったということについてはどうかと言われれば、それは確かにそれがプレッシャーとなり、そしてそれでこういう行為に及ばざるを得なかったというふうになると、ちょっとどうだったかなというところはありますが。でも、やはり結果的としてそういうことが多くのボランティアの応募につながったという面もありますので。非常に今回の件はよろしくはないんですけど、多くの方にご参加をいただきたいという、こういうキャンペーンといいますか、これ自身が否定されるべきものではないというふうに考えています。

(記者)

 目安やお願い30人というのは、市長の耳には入っていたのでしょうか。

(市長)

 個別の、例えば今回の場合、個々の議員さんで何人というそういう目安があったと、そこまでは把握してはなかったです。

(記者)

 やはり目標設定があったといったことについては、どう思われるか改めて。

(市長)

 目標は、やはりどれぐらい集めればいいかというのも分からない面もあろうかと思いますので、これぐらいなんだなというふうに。実際に大半の方は、30人集めればいいのねということで声かけいただいて、それでそういう実際にご同意をいただいてその名簿を提出されたということですので。そうむちゃな、無理なことをお願いしたということはないのではないのかなと思います。

(記者)

 すみません、最後に1点。当局のほうに伺いたいんですけれども。先ほどの上園市議以外の7件分の関連でして。私の認識不足だったら申し訳ないので伺いたいんですけれども。これも無断登録の可能性はないというふうにお考えということですか。まだあるかもしれないという状況なのでしょうか。

(当局)

 今回、数字をいただいて速やかに確認をお願いをしまして、しっかりと応募するということで私は理解していますので、無断登録ではないという整理をしてございます。

(記者)

 ありがとうございます。

(記者)

 まず副議長に上園議員が就任されて数日でこの事態になっているということの受け止めを、まず改めてお願いいたします。

(市長)

 これも、繰り返しになりますけど、その行為自身は大変よろしくないとは思うものの、副議長であることとかいろんなお声があるのは承知をしておりますけど。これはあくまで議会のことですので、私があれこれ申し上げる立場にはないというふうに認識してます。

(記者)

 続いてなんですけれども、ほかの議員とかもこういう同様の行為をしている可能性とかがあったりするのかとか、そういうところはどのようにお考えになられてますか。

(市長)

 それはないと思いますけどね。

(記者)

 またさっきの話だと、詳しくこの件についてほかにもこういうことが起きてないのかどうかとかは、調査される予定はまだ現状はない。

(市長)

 いや、ありますね。それぞれ実際紙で出していただいた、それぞれカテゴリー別、団体別にご自身の意思であったかどうかを確認してくださいというふうにお願いをするつもりです。

(記者)

 それはいつ頃行われるご予定ですか。

(市長)

 近々です。

(記者)

 近々。

(市長)

 近々です。はい。

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。

(記者)

 先ほどの7件について、お伺いしたいんですけど。無断登録の可能性がないというのは、あくまで今お伺いしていると結果論。最終的にボランティアに参加されることにしたから無断登録ではないというニュアンスなのかなと思ったんですけれども。そもそもこの7件、担当局にお伺いすることになると思うんですが、そもそもこの7件は最初は自分がボランティアに応募する意思はなかったのに、メールが来たんですけどという問合せがあったという理解でよろしいでしょうか。

(当局)

 名簿を取りまとめていただいた方の立場に立ってお答えしたいと思います。説明が不十分でごめんなさい。名簿を取りまとめていただいた方としては、きちんと団体がみんなで応募しようということを当然信じてお申し込みいただいたと思ってますし、結果として、その団体の中で改めて確認をして応募するよということだったものですから。結果だけではなくて、取りまとめていただいている段階においても、無断での登録という意図はなかったという整理で申し上げたつもりでした。

(記者)

 メールが来るということ自体を知らなかったから、びっくりして問合せをしただけという。

(当局)

 そうですね。改めてですけども。例えば何かの団体が、仮にスポーツ団体だとします。そのスポーツ団体が、例えば5人でスポーツ団体をやっているとすると、5人みんなで応募しようねというやり取りがあったと仮定させてください。その5人を代表する方が名簿を取りまとめていただいている方に5人で応募するので名簿に載せますというお話があった場合には、当然名簿取りまとめ者としては5人全員がボランティアの意欲があるという前提で動いていると思っていますので。今回は、その5人の中のやり取りが若干漏れがあったのか、詳細なやり取りができてなくて、お一人には連絡がいってなかったというケースかと思っていますので。結果的には、皆さん、ご応募いただくということもありますし。名簿に取りまとめていただいた段階では、5人全員が申し込むという意図を持っていると思って記載いただいて、そういう理解をしているということです。

(記者)

 加えて、ノルマという言葉はふさわしくないのかもしれませんが、それについてお伺いします。市長としては、この30人ということ。あとは、市議がこういう目標を持ってるということになった経緯の主体というのはどういうところにあるというのを。

(市長)

 主体ですか。

(記者)

 そもそもの大本、こういうことになった。

(市長)

 やはり大本は、当初の目標というのがありますので、それをぜひ達成をしたい。しかも、その目標になかなか届かない、1回延長してもなかなか届かないと。こういう現状があり。そんな中で、やはり機械的にこの団体さんにこれぐらいお願いできないか、この団体さんにこれぐらいお願いできないかという中で、それがそれぞれ個別の構成員に下りていく中でそういうふうになったのかなと。恐らく、市議さんで30人となった中には、一般の方に1人30人集めてというのは多分ないと思うんですけど。政治家の方であれば、支援者の方がいらっしゃったり、結構お知り合いも多いでしょうから30人ぐらいと、そうなったんではないかなと推測はいたしますが。

(記者)

 そうなったのは、例えば市なのか、組織委員会なのか、それとも、トップの皆さんのお考えなのかというその発端のところについては。

(市長)

 これは当然、大本というのは組織委員会でやっておりますので、組織委員会の意思としてやはりこれだけ集めなければいけないという中で、我々は名古屋市内で九千何百人(9,780人)と、これもある意味割当てみたいなものなんですよね。名古屋市でこれだけ集めてほしい。じゃあ、それをどうするかと。通常は、普通にホームページ等でやっていたんですけど、ここしか集まらない。じゃあ、残り四、五千人これどうするってなったときに、そういうふうになっていったかなと。そんなことでいいですかね。

(記者)

 かつ、あくまで方式に問題がないというのは。

(市長)

 そうですね。これ、別に必達目標とか、これがなかったらペナルティーだとか課したわけではありませんので、これをぜひ目安にお願いをしますという。あくまで目安、お願いということでしたので、ご理解をいただければ。

(記者)

 ではあると承知、個人のモラルによるところが大きいと理解しつつ。ただ、本人にかかるプレッシャーとかというのは、あくまで結果論というか、要望自体に強制力がなかったとしても、環境要因においては強制力を持つといいますか。そういった背景もあるのかなと思うところもありますが、その点についても、そこを踏まえても問題がないと。

(市長)

 そうですね。いわゆる昨日の(上園市議の)会見の内容からすれば、そういうある意味の同調圧力というか。ある程度期数のいった議員さんであれば、これぐらいはやれて当然みたいなそういう風潮があって、そのプレッシャーからという、そういうような旨をお聞きしましたので。全体を通して、そういうことってどうなのというそういうご意見があるのも理解はできるんですが。

 ただ、一般論としては、確かに私も議員をやっておりましたけど、30人ぐらい集めてとか、これはよくパーティー券の販売とかもそうですけど、20人、30人というのはよくある依頼ですので。しかも、別に今回は何かを売りつけるという話ではありませんので。それぐらいが目標として設定されても、そう個人的にはあまり違和感を持つような数字ではないかなと思いますけど。

 現に、ほかの方は、大体普通に自分の支援者さんとかそういうあたりで登録をされていると思いますので。そういうことも考えると、総合的に考えると、特段別にそういうやり方、そしてその人数について特段大きな問題があったというふうには認識はしてないところです。

(記者)

 改めて、その30人という数字についても、議員の方の職業というか職務を考えると妥当な数字ではあるかなと。

(市長)

 そうですね。議員というのは私もやっておりましたけど、最終的には選挙を経るということで、いろんな方にお会いをして、いろいろな方と支持を広げていくという、これがそういう宿命にある職業でもありますので。当然、知り合いは多ければ多いほど、特に選挙区内において多ければ多いほうがいいということで、どんどん支持を広げている、そういう方が大半ですので。そういう中では、ある意味、そういう方にボランティアをお願いするということも一つの自らの政治活動としても、ある意味、ツールとして使っていただけるのではないのかなという気もいたしますし。特段、無理なことを組織委員会がお願いしているという感じはあまり、肌感覚で言うと、あまりしないですね。

(記者)

 すみません、まず担当課さんのほうに伺いたいんですけれども。さっきの12件のうち7件は上園市議以外というところで、これは上園市議のみならず、議員さん以外のものとして、議員さん以外の団体として7件あったと、そういう理解でいいでしょうか。

(当局)

 今回の件については、7件は名簿を取りまとめていただいたのは議員です。

(記者)

 7件も。

(当局)

 12件の中で7件が上園市議以外に名簿を取りまとめていただいてた方です。この方は議員だということです。

(記者)

 じゃあ、12件は全部まとめて言ってしまえば、市議さんの関連で集められた人からの問合せだった。

(当局)

 そうですね。登録していないんだけれどもという問合せということで言うと、12件については、ご指摘のとおりです。

(記者)

 ちなみに、どなたというのは。

(当局)

 それは、控えさせていただきたいと思います。

(記者)

 分かりました。7件はどなたというのはいいんですけど、例えば複数人にわたるのか、お一人なのか。議員さんが。

(当局)

 今回は、結果お1人の方が集めていただく中で、団体にしっかり確認をいただいて、先ほど整理ができたということです。

(記者)

 12件の問合せは、2人の市議さんの関連であったと、そういうことですね。

(当局)

 ご指摘のとおりです。

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。あと、もう1点。昨日の上園さんの会見だと、市のほうに問合せがあって発覚したということでお話しいただいているんですけど。市と組織委員会はどういうふうにすみ分けしたらいいのかなというところを教えてください。

(当局)

 はい。ボランティアの実務については、ボランティアの事務局というものが今ございまして。そこは組織委員会に置かれています。基本的には、お問い合わせいただく方は組織委員会の事務局にお問合せいただくことになります。ボランティアの事務局として、例えばAさんとおっしゃる方からお問合せが来た場合には、その原因を追及するためにAさんという属性を知っているところが、愛知県なのか、名古屋市なのか、はたまた組織委員会内部なのか整理をしまして、我々は組織委員会のほうからこのAさんという方からそういうお問合せがあるんだけれども調べてくださいという、組織委員会から名古屋市に対する問合せがありまして。それであれば、我々のほうから確認をするというような経緯がございます。

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。広沢さんに伺いたいんですけれども。今回、こういう事案がありましたと。上園さんの件を含めてありましたということで、実際嘘の情報が書かれていて、嘘の生年月日が書かれていて、無断で使われていて、今問合せがきている状態。市の業務も圧迫されている状態だと思うんですけど。これについて、どういうふうに対応を取るとかそういうことは考えていらっしゃいますか。

(市長)

 対応といいますのは、何かアクションを取るという。

(記者)

 はい。

(市長)

 これは、まだもう少し検討したいとは思いますね。まだ、ちょっと今発生したばかりの事案ですので、もう少しちょっと様子を見てどういう対応を取るべきかも含めて、そこは検討したいと思います。

(記者)

 対応を何かされるとなったときは、また改めて。

(市長)

 そうですね。

(記者)

 ありがとうございます。

(記者)

 まず、当局にお伺いしたいんですけど、今の質問の補足なんですけども。12件のうち5件が上園さんで、7件がどなたかお一人の議員さんのお話だと。その7件については、最終的には応募するという意志を固められたということですけれども。上園さんの場合は名刺交換した人を直接入力したということなんですが。7件の場合は、とある議員さんがどこかの団体にお願いしたとか、そこを経由してもらった名簿という理解でいいんでしょうか。

(当局)

 私の受け止めとしては、ある団体としてボランティアに参加をしたいなという思いを持っていただいている中で、そこをご紹介していただいたのかなというような受け止め方はしております。ただ、詳細は把握はしておりませんけど、今そういう理解はしています。

(記者)

 その団体としたとして、その団体の7件は1つの団体で7件のケースなのか。2つの団体で7件のケース、あるいは3つの団体で7件なのか。その辺はどういう整理ですか。

(当局)

 今の理解では、2件かなというふうに受け止めています。2つの団体。

(記者)

 2つの団体で7件分の話が。

(当局)

 はい。そういう理解をしています。

(記者)

 分かりました。これ市長さん、当局どちらでもいいんですけども。そもそもこの特例が始まった理由として、ウェブ入力が、オンライン入力が苦手な人のためだという部分があるとおっしゃってた。そこは理解できるんですけども、そしたら、応募したい個人が紙で申請する制度にすればそれでよかったのではないのかなと思うんですけど。そこに間に団体なり、議員さんが間に入ると。そういう仕組みをつくってしまったというのはちょっと個人がウェブが苦手だという話とはまた別の部分なんですよね。そこの点については、どういうふうにお考えですか。

(市長)

 どうでしょうね。それが決定した、その意思決定プロセスまではちょっと私は存じ上げないんですが。一般的には、個人で紙でというと、今度はどうやってそれを提出していただくとか、こういう問題も発生しますので。例えば、その紙をどこで手に入れるんだとか。ウェブが苦手ということが、ダウンロードして自分で印刷してと、そこでハードルが起きてしまうので。じゃあ、各区役所でとか、スポーツセンターで配付をして、またそこで回収して個人で持ってきていただくかと。これは、なかなか大変手間のかかるとこなので、それでやはりある程度まとめて、例えばスポーツ系の団体とかでしたらまとめて頂きやすいし、ボランティア、スポーツの親和性も考えればボランティア意欲も高いのではないかと。だから、そういうところを経由してお願いをする。それ以外にも、まとまった団体でそこのトップの方に中でまとめてくれませんかというのは、効率の観点からいうと非常にいいものですから。多分、そういうことでまずはそちらへとなったんではないかと思いますけど、それでいいですか。

(当局)

 はい。

(市長)

 はい。ということです。

(記者)

 まずは、効率の観点で団体なり、議員さんなりということですけども。一種、信頼性というか、その団体さんに対する信頼性とかもあると思うんですけど、その辺はどの団体だったら特例方式を使っていいとか、それは市のほうから、あるいは組織(委員会)のほうが指定したということなんですかね。

(市長)

 当然、お願いをする上は、ちゃんとしたここだったらちゃんとやっていただけるだろうという、そういう団体を選んで。向こうから申請で、うちの団体でやるという申請方式ではないでいいですかね。要は、何々会、何々会、スポーツ団体、そういうところに、これ、ぜひお願いできませんかと言ってお願いをしたと。そういうことです。そんなにべらぼうに多くないんですね、実際には。

(記者)

 個別の名称はともかくとして、じゃあ、市がお願いした信任した団体の数って幾つぐらいあるんですか。

(当局)

 議員に取りまとめていただいた以外の団体。名古屋市として名簿をお預かりしているのは2団体です。

(記者)

 市としては2団体と、あと市議さんは全員ということなんですか。

(当局)

 ちょっと今、承知していなくてごめんなさい。全員かどうかは今承知はしていないです。

(記者)

 全員かどうかは別として、市会議員の人というのは別に大丈夫ですよという、そういう取扱いをしている。2団体と市会議員さんがそういうふうにしていると。それは、その2つの団体を選んだ理由、その市会議員さんをオーケーにした理由を教えていただけますか。

(当局)

 市会議員のほうへの依頼については、私もどういう経緯だったのか、そこまで承知はしてないところがありますけど。ほかの2団体につきましては、いろいろとやり取りをする中で、先ほどの趣旨にかなうといいますか、団体として応募したいし、少しネットの関係もやり取りの中で、そうであればここにお願いをしたいという思いで整理していますので、趣旨としては同じであるというふうに理解をしています。

(記者)

 その2団体のほうでは、特に身に覚えがないメールが来たというトラブルは発生しているか、してないかはどちらですか。

(当局)

 現時点で発生していません。

(記者)

 発生してない。分かりました。そもそも今日の幹部会でもお話を市長、されたみたいですね。そもそも名古屋市では、最近個人情報の取扱いをめぐる問題が幾つかというか、細かいものを入れればほぼ日常的に発生している状況でして。個人情報の取扱いは、これ、より厳正に厳粛にやっていきましょうという呼びかけをしている中でのこうした案件で。結果的に、市がそういう誤った、架空のというか身に覚えのない人の情報を入力するという作業は担ったのは事実でして。意思があったわけじゃないかもしれませんけど、そういう仕組みがあるということ自体、個人情報を厳しくしなきゃいけないよという中で、この個人情報が安易に使われてしまうような仕組みがあったんで、その仕組みがあること自体、そういう観点ではどう思いますか。個人情報を厳しくしようと言っている最中でのこの仕組みがあるということについては。

(市長)

 当然、行政上の誤送付ですとか、誤配付ですとか、こういうものは徹底してとにかくなくしていく、そういう注意喚起をしていく。そして、綱紀を引き締めていく。これは当然のことなんですが。

 いわゆるスポーツイベントのこのボランティアの募集ということに関しては、本当にやろうと思えば本当に厳密に、例えば本人確認、ご本人にどっかに来ていただいて本人だということでご登録いただく。これがまず漏れがないとこですけど。それをやると、なかなかご応募いただけない。じゃあ、オンラインで本人確認を取ればというとこまではまず拡大をして。それでも、なかなかハードルが高いという中で、次に拡充したのが紙で。ただ、これ、先ほども申し上げましたとおり、その段階で本登録、いわゆる条件を全て満たしている状態ではないんですよね。仮登録と言っていいかどうかあれですけど、住所、氏名、生年月日、その辺を書いていただいて意思ありというふうに示していただいて。今度は、それに対して、その方にオンラインでやったのと同じような本人確認とか、それを取っていわゆる完了ということになりますので。紙の段階はまだ途中段階のような、そんな段階ですけど。

 やっぱりそうしたことの是非ということで言いますと、やはりあの段階、4月の段階では、結構差し迫ってボランティアの方をたくさん集めるという観点からして、しかも、またそこのボトルネックがオンラインのみだというところにあるという問題意識はありましたので。そこで紙で集めて、しかも、それにはオンラインと同じことを全部そこで求めるというと、結構膨大な紙を書いて、何か免許証かマイナンバーのコピーをつけてくださいと。そこまでやると、その時点でご応募いただけないであろうから、取りあえずはまず必須の要件だけ書いていただいて、その後、本人確認をすると。こういうふうな流れになったというのは、合理性はあるかなと思っておりまして。先の誤送付等の件と併せましても、やっぱりこの件自身のシステム上の何か問題があったということは、あまり個人的には感じてないところですね。

 ただ、結果としてこういうことが起きてしまうと、やはりそれはそれで市民の皆さんに自分の住所や氏名も使われてるんじゃないかとか、そういうご不安を与えてしまった。そういうことについて、大変に市長としても、また組織委員会の会長代行としても、そこは申し訳なかったと思います。

(記者)

 重ねてになるんですけども、今日のまさに幹部会で、(愛知県警察)名古屋市警察部さんからの報告にもあったように、名古屋市内では特殊詐欺が非常に3倍に増えているという状況にあるという中で、要するに身に覚えのないメールが来るという、この事実が非常に重いと思うんですよね。これをきっかけに、それを入口に詐欺につながるんじゃないかというふうに思う方もいらっしゃるかもしれないし、県警としても被害を防ごうと言っている最中でこういう仕組みをつくっていると。こういう観点ではいかがですか。

(市長)

 確かにそれはあると思います。確かに、これだけ実際社会問題化ある程度すると、またこれにつけ込んだ何か詐欺が起きないとも限らないんですね。例えば、あなたの名前がボランティアになってます。身に覚えのない場合は解除料が必要ですみたいな、そんな詐欺がまかれないとも限らない。そうしないと、あなたはボランティアに自動的に登録されますとかね。登録されたら絶対に休めませんみたいな、解除したかったら。そういう詐欺だってあり得なくはないので、そういう観点からすると、確かに今回のこと、起きたことは非常によろしくないですし、それに対して市民が不安を覚えるというのも分かりますし。そういうことからすると、道義的な責任を感じるところはあります。

(記者)

 ありがとうございます。

(記者)

 補足確認で恐縮です。まず、担当部局の方にお尋ねします。議員さんの取りまとめ分は、オンラインはないと言う理解でよいかです。紙のみ。

(当局)

 名簿のとりまとめということ自体がオンラインではないという立てつけになってますので、別のものだということでございます。

(記者)

 すなわち、紙のみで特別枠に当たるということでよろしいですかね。

(当局)

 はい。

(記者)

 これらの仕組みでいくと、個人をしっかり特定できないんじゃないかなというふうな考えも浮かぶんですが、それはこれからの段階として、写真の提出であったり、そういった本人確認は段階を踏むというのが市のお立場ということでよろしいでしょうか。

(当局)

 はい。ご指摘のとおりでして。少し重複しますが、ボランティアをしていただくには、住所、氏名と、また本人確認等々が必要になってまいりまして。それは、オンラインから登録いただいた方も、今回名簿ということで登録いただいた方も、最終的には全く同じですので。本人確認については、同じようにしっかりとしていくということでございます。

(記者)

 先ほど、直前のご指摘、詐欺のケース、あるいは悪意の第三者が入り込む可能性、今回の事例で言うと議員さんがもらった名刺に入り込んでということで、悪意の第三者が入り込むような可能性も指摘されるかと思うんですけど。それは、今おっしゃったような確認作業ではじけるということでよろしいでしょうか。

(当局)

 そもそも我々としては、応募する意思がある方をきちんと名簿に載せていただいているというふうに理解をしていますので、そこはきちんとプロセスは踏まれているのかなと思っています。あと、ボランティアに申込みをしたいと、今おっしゃっていただいたように、きちんと本人確認もしますので、ボランティアを申込みたいと言った方、名簿にお名前を載せてくださいと言った方がご本人かどうかということについては、きちんと今申し上げた本人確認で担保されるという理解をしています。

(記者)

 分かりました。この仕組みとしてというところを市長にお尋ねしたかったですが、今お答えになったので十分かなと思います。もう1点だけ。ごめんなさい。30人という数字についてお尋ねです。数字について認識はなかったと前半の質問でお答えになっていました。市としては、この30という数字はどこから出てきたものというふうにご認識されていますでしょうか。

(市長)

 どこからその議員さん1人当たり30という数字が出たかと。これはどうなんですかね。

(当局)

 私も30が目安ということは認識していましたけども、それが誰からということは、ごめんなさい。私は承知しないところもございますので。30という目安があるよという前提から、我々としては動き出しているという整理でございます。

(記者)

 分かりました。ごみ(の分別マナーアップ推進月間)についてもあるんですが。これが落ち着いてからにします。

(市長)

 はい。どうぞ。じゃあ、関連質問がございましたら。

(記者)

 市長にいずれも伺いたいんですけれども。市民の方からは、怒りの声ですとか、不安の声ですとか、たくさん寄せられていて。今回は上園氏、副議長の話ですけれども、名古屋市に対してのどうなんだという声も一部では寄せられています。それに関しては、市長としてはどうお考え。

(市長)

 これは、結果としてこういう混乱を招いた。そして、不安な思いを市民の方に抱かせたということについては、私、本当に道義的には申し訳ないと。これは市長としても、組織委員会の大会の会長代行としても、それはそう素直に思います。こういうことのないようにしていかなければいけないというふうには思いますし。やはり、この個人情報が絡むところに関しては、しっかりやっていかなければいけないという中での。ただ、言い訳がましく聞こえるかもしれないですけど、そういう観点もあって、この紙、先ほど2団体、そして(市会)議員さんということで、いずれも基本的には我々が信頼の置けるところというところに限って、こういう多少イレギュラーな募集方法を採用させていただいたということでございますので。無尽蔵にとにかく紙で募集して、そうするといたずらでいろんな人の名前を書く可能性があるかもしれない。そういう方法は採っておりませんので、こういうことが今後頻発するという可能性はまずないのではないかなと。その点はご安心をいただければと思います。

(記者)

 そのシステムですとか、市がそうやって少しでも集めたいという中で、市議の方々を信頼してされたことが結果的に悪用されたことになると思うんですけれども。それに関しては、いかがですか。

(市長)

 そうですね。これは、正直言いますと想定外でしたので。市議さんという公職にある方ですので、我々、当然、全幅の信頼を寄せてそういう前向きに、議会も、そしてこの役所も共にアジア大会・アジアパラ大会を成功させるという、そういう強い理念で結ばれていると。いろんな行政課題については意見の異なることはあるにせよ、こういうスポーツ大会は議決もいただいておりますし、議会も行政も一丸となって取り組むという中で起きたということは、本当に返す返すも非常に残念な思いです。

(記者)

 分かりました。その中で、先ほどの質問とかぶると思うんですけれども、市議会の代表たる副議長の立場の方がこういうことをされたということについては、市長として、政治家としてどうお考えですか。

(市長)

 これは残念だというしかないですね。

(記者)

 それ以上は、今のところは。

(市長)

 そうですね。これは、やっぱり議会と行政という立場を考えますと、私としてはそれぐらいまでしか言える立場にないというとこです。

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。

(市長)

 簡潔にいただければ。

(記者)

 簡潔かわからないんですけど、そもそもオンラインをやりにくい人のための手法ということだったんですけど、その後、追加の申込み、追加の記入が必要なのであれば、それはオンライン厳しいと記入していくのはなかなか難しいのではないかなと思ったんですけど。

(市長)

 その後のやり方というのも、それはオンラインじゃないですよね。

(当局)

 最終的な情報は、システム上といいますかオンラインに入れる必要がございます。先ほど申し上げたように、今回の名簿でお申し込みいただいた方につきましては、少し入口が入りやすいような、使っていただきやすいようなシステム的な入口をご案内していますので、ある意味、最終的には全ての情報を入れていただくことになりますけれども、いろんな同時並行で大会に向けていろんな準備などもしていただきながら、同時並行で最終的なデータを入れていただくことになっていますので、最初に全ての情報を入れないとエントリーができないという一般のオンラインの方と、今回まず入っていただきやすい入口をご提供して、データの最終的な入力と、大会に向けた様々な準備を同時にしていただけるということで言うと、名簿のほうがオンライン的にもハードルは少し低いのかなという思いを持って我々としては運用しているところでございます。

(市長)

 名簿の方は、その追加の情報を入れるのは、ご自身でオンラインでやっていかなきゃいけないのか。それとも、何か紙でやれるように。

(当局)

 最終的には、入口がオンラインの方も、名簿の方も、システム上全ての情報を入れる必要がございます。オンラインの方についても、名簿の方についても、我々としてもお問い合わせいただければ、いろいろと丁寧に対応させていただきたいと思ってますので、そこは両方同じなんですけれども。入力の画面として、名簿形式で入っていただいた方のほうが、最初に全ての情報を入れないと一切入れませんということではなくて、入りやすい入口というか、そこがありますので。我々としては、ウェブ等に慣れていらっしゃらない方も入りやすいかなという思いは持ってございます。

(市長)

 基本は、そこから先は自分でやってよという。そういうことになる。

(当局)

 当然、お手伝いとかそういうのはありますけど、全ての情報をシステム上入れる必要があるということは同じで、項目も同じでございます。

(市長)

 とのことです。

(記者)

 それでは、これで定例会見を終了します。

(市長)

 はい。

分別マナーアップ推進月間について

(当局)

 すみません。分別マナーアップの項目のところでございますけれども。富田工場に搬入された水銀製品なんですけれども。特定ができておらず、それぞれの3つの焼却炉に対して水銀血圧計であれば1台相当、水銀体温計であれば50本相当の水銀を使用した何らかの水銀製品が入ったというふうに考えております。

(市長)

 なるほど。ということで、すみません。私、これ(水銀血圧計)が入ったと言いましたけど、それは特定できてないと、そういうことですね。はい。

(記者)

 それでは、以上で市長定例会見を終了します。

(市長)

 はい。

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